失敗が怖くて挑戦しない発達グレーの子の不安を乗り越える力を育てるママの関わり方

「失敗するかも」という不安や恐怖で、挑戦することを諦めてしまう発達グレーさんに、もっと挑戦する力や、不安を乗り越える力をつけて欲しいと思うことはありませんか?
今回は、「失敗しても大丈夫」という思考を育て、不安を軽減するコツをお伝えします。

1.「できない」「やらない」が口癖の発達グレーの子

一度失敗したことは二度と挑戦しない、初めてのことで難しそうだなと思うと失敗が怖くなりやってみないというように、発達グレーの子が「できない」「やらない」と口癖のように言う様子はありませんか?
その言葉を聞いて、親としては
「挑戦したらいいのに、どうして挑戦してみないの?」
と思うこともあるのではないでしょうか。

「やってみたら楽しいかもよ?」
「意外とできるかもよ?」
と背中を押す声かけをしたけど、全く響かなかった…

どうやって挑戦する気持ちを育ててあげればいいのか方法が分からない…
とお悩みのママもいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ、発達グレーの子は失敗することが怖くなってしまうのでしょうか。

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2.失敗を怖がる原因は脳の特性にあった

ヒトの脳は、元々、失敗した体験やネガティブな感情が強く記憶されます。
それは、
身を守るための防御機能として、「以前行ったあの場所は危険な場所だから近づかないでおこう」のように失敗した経験が不安や恐怖の感情と共に記憶されることによるものです。

発達グレーの子は、失敗体験による防御反応が強く働くことによって、「失敗してはならない」という思考になりやすく、失敗が怖くなってしまうのです。

この「失敗してはならない」という思考によって、完璧主義思考の傾向も強くなっていってしまいます。

このように失敗が怖くなってしまいやすい発達グレーさんには、日常生活で「失敗しても大丈夫!」と言う気持ちを少しずつ育ててあげることがポイントです。

3.息子の「やりたくない」の言葉に「やってみればいいのに」とイライラ

我が家の息子が小1の頃、自転車の練習も「怖い」「できない」「無理」と挑戦する前から「やらない」を選択して、全く自転車に乗ることもできませんでした。

他にも、アスレチックへ行っても楽しそうだなと心のどこかで思っていても、いざ遊具を目の前にすると失敗するかもしれないと不安になり「やっぱりやらない」と諦めてしまうこともあり、「やってみれば楽しいかもしれないのに」と挑戦しない息子の姿にモヤモヤ

そんな姿が続くと私もつい「やってみればいいのに!」とイライラして息子にキツく言ってしまっていました。

子どもには、失敗をしても自分で乗り越える力をつけて欲しい、失敗しても経験することで学ぶことがあることを知って欲しいと思っていましたが、「楽しいかもしれないし一回やってみようよ」という言葉だけでは子どもの心を動かすことはできませんでした。

何度背中を押す声かけをしても変化がなかったので、「失敗したらダメ」と強く思う発達グレーの子の完璧主義思考をやわらげることは、とても難しいことだと思っていました。

でも、実は、日常での会話を通じて、少しずつ思考を変えていくことができるのです。
今すぐに試せる日常での関わり方についてお伝えしますね。

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4.「失敗したらダメ」と思っている発達グレーの子にはママの失敗談を伝えよう

完璧主義思考をやわらげる関わり方とは、子どもにとって身近な存在のママが

「失敗しても大丈夫だった!問題なかった!」
「失敗しても楽しかった!」
「失敗したら、こんな発見があって得した!」

などたくさんの失敗したエピソードを伝えることなんです。

失敗談の内容は「失敗したこと+失敗した後に対応したこと+結果大丈夫だった」の3点を伝えることがポイントです。
そして、その失敗談を楽しそうに笑顔でお話しすることが重要です!

「お母さん、道を間違えて、たくさん歩いたから大変だったけど、
美味しそうなパン屋さん見つけて買ってきちゃった〜。間違えてラッキーだった!

「今日、牛乳買い忘れちゃった!!あ、でも豆乳があったから豆乳で良いか!

「あぁぁ…お茶こぼしちゃった〜。まぁタオルで拭けば大丈夫大丈夫。

などのように、たくさん伝えてくださいね。

大人でも誰でも失敗することもたくさんあること、失敗した後に対応すれば大丈夫だったことを伝えていくことで、「失敗は怖くない」と学んでいくことができます。

 

最近の我が家では、知育菓子の水の分量を間違えて多く入れ過ぎてしまった際に、ゼリーが固まらなくなってしまう出来事がありました。
そんな失敗した時、以前の息子なら「失敗した!もうやらない」と途中で投げ出し泣いてしまっていました。
それが今では
「まぁ、水入れ過ぎちゃったけど大丈夫か。スプーンですくって食べよう」
と言って、失敗を「まぁ、いいか」の気持ちで受け止めることができ、さらに代替えの対応まで考える姿をみることができました。

いかがでしょうか?

なかなか完璧主義をやわらげることができずに悩んでいたことが、日常の会話で「失敗しても大丈夫!」と考えられるようにお子さんをサポートできるなんて驚きですよね。

私の最近の失敗談は
「メガネをかけたまま顔を洗ってしまってビックリした〜!でもメガネも一緒に洗えてピカピカにできたよ」です。

楽しくお子さんのマインドチェンジに挑戦してみてください!

執筆者:しろずみほ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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