不登校の無気力中学生の「暇だ」はチャンスです!動き出す第一歩の言葉を引き出すまでの非常識な方法

不登校は認めたけれど、家にいる時間が長くなると、復学?フリースクール?と、今後のことが気になりますよね。それなのに、何を提案しても子どもからは「何もやる気になれない」との返答。無気力な中学生から「暇だ」を引き出す方法をお伝えします!

1.お母さんの対応で無気力から脱出し「暇だ」を引き出す!

不登校になったあと、無気力が加速していませんか?

✔️合わない学校で疲れ果て、心がズタボロ…

✔️何もする気になれない…

✔️家ですることと言えば、ゲームオンリー

ゲームしかしないお子さんに不安を感じておられるお母さんも少なくないはずです。

そんなお子さんを見ていると将来が不安になるお気持ちもよくわかります。

しかし、まずは無気力になっている原因を理解してみましょう。

お母さんの考え方と対応を変えるだけで、何もやる気になれなかったお子さんから「暇だ」という無気力から抜け出す第一歩の言葉を引き出すことができますよ!

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2.何もやる気になれない無気力の裏事情!

不登校になると、学校に行っていない自分を責めるお子さんが多いです。

増えてきたと言っても、不登校は少数派。まだまだ、後ろ指を指されたりもします。

そんな環境で不登校のお子さんが、自分を責めてしまうのも、仕方がないかもしれません。

また、お部屋の中で同じ景色ばかりを見ていると、脳が働かず、怒られたり失敗経験などのネガティブな記憶をぐるぐると思い返してしまうことがあります。

すると、「どうせやっても意味がない」と考えたり、うつうつしてしまったりして、何かしようとしても手につかない状態に。

そのうえ、不登校のお子さんは運動量が落ちて脳が休憩モードになっています。動き出そうとしても、動き出すには大きなエネルギーが必要となります。

このような状態になると、

「やらないといけないことはわかってるけど、できない」

「どうしてもやろうという気持ちになれない」

「体が重くて、どうしようもない」

と、なってしまい、本人も、見ているお母さんも辛くなってしまいます。

しかし、そんな無気力状態になってしまったお子さんでも「暇だ(何かできることないかな)」と言うようになるステップがあります。

「暇だ」という言葉は、心の充電ができている証拠。

無気力状態から抜け出す第一歩の言葉が「暇だ」なのです。


3.対応を変えると「やる気出ない」から「暇だ」に変化した息子

中1の5月から不登校を選択した我が家の息子。

私がフリースクールや家での学習などを提案すると、

「やらないといけないことはわかってるけど、できないんだよ!」

と、泣きながら訴えたことがありました。

そこでやっと私は気づいたのです。

私がフリースクールを勧めたり、タブレット学習や学校の別室登校を提案したりすることは、まだ息子には合ってないアプローチだったということに。

その気づきから、不登校で無気力な子への対応方法を学びはじめ、実践すると、息子との会話が増え、私の提案にも乗ってくるようになりました。

そして、「暇だ」と言い始めました。

無気力なお子さんから「暇だ」という言葉を引き出すステップをご紹介します!



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4.まずは脳を呼び覚ます!

◆ステップ1 好きなことをトコトンやらせる!

不登校で無気力な子の好きなことを応援してください!

ゲームでもアニメでも推し活でも、好きなことをさせて脳を呼び覚ましましょう!

勉強や生活習慣などはその後です。

好きなことをするときは、ストッパーが外れる感覚でどんどんやりたくなります。

その動きを脳に覚えさせると、その他の日常生活なども「やろう!」という気持ちになりやすくなります。

また、好きなことを極めようとすると、今知っているだけの知識では通用しないことがわかってきます。好きなことをする中で、自分が苦手な部分を頑張って補おうとするのです。

例えば、私は息子にゲームを好きなだけやらせました。

制限など一切無くしました。

一時期、昼夜逆転していましたが、それに関しても何も口出しはしませんでした。

しかし、そのゲームで脳が動き始めました。

オンラインゲームで外国の方と一緒にプレイすることもあるようで、

「海外に行ってみたいな。」

「いつか留学してみたいな。」 と言うようになったのです。

勉強なんてもってのほか、「何もする気になれないんだよ!」と言っていた息子が!です。

信じられない変化を実感しました。


また、パステルジャンプスクールのあるママさんは、お子さんの推し活をトコトン応援したそうです。

すると、勉強は好きではなかったそうですが、推し活から興味を持った韓国語を勉強し始め、生活習慣も乱れていたそうですが、留学することを決意し、実際に留学を果たしたそうです。

このように、好きなことには計り知れないパワーを出せるんです。

◆ステップ2 関心を持って話を聞く

お子さんが好きなことをはじめたら、ぜひ色んなことを聞いてみてください。

「今日はどんなゲームをしたの?」

「次のコンサートの予定はあるの?」

「最近ハマってるアニメってどんなのなの?」

はじめはウザったく対応するかもしれませんが、めげずに関心を持って話をしていくうちに、お子さんから話す機会が増えていきます。

私たちも、自分の好きなことは、誰かに伝えたくなりますよね?

ポイントは否定しないこと!

「それ、意味あるの?」

「そんなのやめといた方がいいんじゃない?」

「何言ってるのか理解不能…」

と感じたとしても、

「そうなんだ!」

「楽しそうだね!」

「初めて知ったよ、それで、そのあとどうなるの?」

と、関心を持って話を聞きます。

肯定される経験を積み重ねると、「僕は僕のままでいいんだ!」と少しずつ自信が溜まり、やる気が出てきて、

「何か違うこともやってみようかな。」

という気持ちが芽生えます。

脳の活動量が落ちているお子様に「学校」や「学習」など苦手なことを提案しても、脳は動き出しません。

ぜひ、好きなことをトコトンやらせて、その話を関心を持って聞くことを続けてみてください。

お子さんの表情が変わり、「何もやる気になれない」から「暇だ(何かやれることないかな)」という無気力から抜け出す第一歩の言葉に変化していきますよ!

執筆者:沢木十和子
(発達科学コミュニケーション トレーナー)

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