指示を嫌う中学生男子が反抗期時期でも指示を聞くようになったママの心がけ

人から指示をされることが嫌いな子はいませんか。中学生になると男子は身長もぐーんと伸び、力強くなって、イライラを態度で表されたら大変です。反抗期でも、子どもが行動しやすいママの声かけと心がけで自分から行動するようになった体験談をお伝えします。

1.小さいときから指示されるのが嫌い

我が家には現在中学生、反抗期の男子がいます。息子は小さいときから人に注意されたから行動を変えるということをとても嫌がるのです。

例えば、「汚れ物、出してくれた?」と聞くと「目をつぶっていて」と言い、私が目をつぶっている間に片付けたり、「やろうと思っていたところ!」と言い、素直に「今から出すよ」と言いません。

幼稚園に入園した頃、幼稚園バスで帰ろうとしたとき「帽子を被りなさい」と先生から言われると、この言われたことが嫌だったようで「バスに乗らない」と動かなくなり、みんなを困らせました。

小学生の低学年ときは数字を下から書きたいようで、書き順を注意されても従いません。
反抗期の中学生になると、学校から電話がよくくるようになりました。

その電話の中で、先生に、こだわりが強い、プライドが高いと言われたことがあります。なぜなら、指示されることが嫌でイライラの感情を態度で表すことが増えてきたのです。

理科の実験で「ガスバーナーを強くしめるな。」と言われたことが嫌だったようで、さらにガスバーナーをしめるという行動をし先生を怒らせました。
息子は先生が思うほど、強くしめたつもりではないと思っているのかもしれません。

言葉で「強くしめていると思わなかった。」と伝えればいいのに、先に注意されたことに対してイライラし、怒りの感情を抑えることができなくなるのです。

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2.指示を聞きたがらないのはこだわりの強さ、プライドの高さ

プライドが高い子は、理想を高くもつ傾向があります。

理想よりできていない自分はだめだと思ってしまうのです。

また、プライドの高い子は完璧主義のところもあります。なんでも完璧でありたいという考えです。

「~しなさい。」と言われると“~してない自分はだめ”と思ってしまう。
「~は終わったの?」の問いも“終わってない自分はだめ”と思ってしまう。

このように、指示されるたびに傷つく経験を積み重ねていき、指示を聞くことを嫌がるようになってしまいます。

また、発達科学コミュニケーションのパステルジャンプ通信で、

あき子先生(パステルジャンプ主宰の清水畑亜希子:通称あき子先生)は「脳は言葉の中身より表情や声色を処理するスピードが早い」と言っています。

表情や声色からも傷ついたり不安になってしまうということなんです。

 

3.ママの心がけポイント

①指示するときは笑顔でゆっくり、優しい声で
指示するときのお母さんはあまり穏やかな表情ではないと思います。

急いでいるときは「まだ、やってないの!?」と心で思っていることが表情に出たり、注意するときは声も顔も笑ってないですよね。

息子は感情がすぐにヒートアップしてしまいます。
言われている内容を考えるよりも怒ったなどの相手の表情や声色を先に察知し、イライラしてしまうのです。

そこで、指示するときは、感情が落ち着くように、穏やかな表情、ゆっくり、優しい声で伝えました。

②子どもが行動しやすいママの事前準備が大事!

指示ではなく子ども自身が自分で考えて行動できるような声かけにしました。

そのために意識したのは「予告」と「選択」です。
完璧主義でプライドの高い子は自分でやることを決めたほうが行動することに気づきました。
 
塾の宿題の場合、「明後日、塾だよ」と予告します。

息子は見通しがもてないところがあるためです。
「塾の宿題、今日の夜にする?」「明日の夜にする?それとも塾の日の朝にする?」と選択させてあげる質問をして、選択してもらいます。

息子が「今日の夜にする」といえば、「OK~」と笑顔で答えます。
宿題をしていたら、「自分でやる時間を決めて宿題を終わらせているね。」と笑顔で認める声かけをし、宿題をしていなくても何も言わず、いつも通りに接しました。

③子どもにやってほしいことはI(アイ)メッセージで伝える

Iメッセージとは私(ママ)を主語にして「~してほしいな」と主張する方法です。

ママから子どもにやってほしいと思うことがある場合は、Iメッセージで伝えました。

例えば、汚れものをカバンの中から出してほしいときは息子が聞こえるくらいのところから、「かばんから、汚れたジャージ、給食セットを出してくれると助かるな~」とゆっくり、優しい声で伝えました。

出してくれないときもありますが、出してくれたときは「ありがとう!助かる」と笑顔で伝えます。

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4.反抗期中学生男子が指示を素直に受け止められるように!

寝る時間、お風呂に入る時間、ゲームを終わらせる時間など、予告し、自分で選択してもらうことを繰り返していると自然に自分から行動するようになりました。

私の表情も、いつも穏やかでいられます。

お家で指示するとき、このママの心がけと声かけをしていると反抗期男子の息子も感情が穏やかになり、指示を素直に受け止めるようになりました。

脳に伝えたいことが届くようになったのです。

学校で先生に注意されても、今までのように感情が爆発することはなくなりました。

自分でイライラの感情を抑えよう、という気持ちに変わってきたのです。
おうち時間は一番の療育

イライラしやすい反抗期の中学生男子でも、毎日の親子のコミュニケーションで変わります!
親子みんなで楽しく過ごせる時間が増えますよ。

執筆者名:佐々木優子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー) 

反抗期中学生男子が素直に指示を聞くようになる心がけポイントなど、
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