1.勉強嫌いな発達凸凹キッズが学校の勉強を嫌がり困っていませんか?
小学生になると学校の授業や宿題で勉強する機会がぐんと増え、勉強嫌いなお子さんに宿題をさせようとしても癇癪を起こして、手に負えないなど困っているママも多いのではないでしょうか。
子どもがいつまでも勉強しない姿をみると「ゲームばかりしてないで、宿題やりなさい!」と怒ってしまいますが、結局、勉強しない…という結果で効果がないなと思うこともあるのではないでしょうか。
そんなお子さんに対して、どんな関わり方をすればいいの?いつになったら勉強するようになるの?と不安が募ってしまいますよね。
今回は、勉強嫌いな小学生が「これならやってみようかな」と勉強に挑戦するようになる意外な方法をご紹介します。
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2.完璧主義がある子は難しい勉強をやらされると癇癪に
発達凸凹キッズが勉強嫌いになる理由の1つに、「間違えたくない」「わからない自分はダメだ」「教えられたくない」などの「完璧主義」思考のクセがあげられます。
勉強とは直接関係のない思考の部分で、苦手に対する行動にブレーキがかかってしまうのです。
さらに、この完璧主義思考によって、間違えることに不安になり、勉強がわからないことへの恐怖心などが生まれ、より勉強嫌いが強まってしまいます。
そして、できなかった体験の記憶から「どうせ分からないし」「できないし」とマイナス思考になり、勉強することが益々嫌になっていってしまうのです。
このような理由で勉強嫌いな気持ちが強くなってしまった小学生に、苦手な勉強をやらせようとしても癇癪を起こしてしまうだけ…という結果になりがちです。
まずは勉強させようとするのではなく、完璧主義をやわらげてあげるサポートをするところから始めてみませんか?
意外にも、勉強をサポートするよりも早くに、苦手なことに挑戦してみようと思えるようになり、勉強しようとする行動につながるかもしれません。
3.勉強が難しいと癇癪!ボイコット!していた小学生
幼稚園では字を書くくらいの勉強しかしてこなかった息子は、小学生になると「勉強嫌い」「学校行きたくない」と言うようになり、家では一切勉強する姿は見られませんでした。
苦手な英語や算数の授業では、教室で寝そべってボイコットをするなど、嫌なことはやらない!と態度で示して、先生を困らせているほどでした。
母親として、どうにかして息子に勉強をさせなくては…と焦る気持ちは日に日に大きくなっていました。
でも、勉強の何が分からないのか、どこを苦手と感じているのかも分からず、何をどうサポートしていいのかも見当がつきませんでした。
子どもに対して、「勉強で分からないところがあれば、お母さんが教えてあげるよ」と声をかけても「嫌だ」「やらない」「うるさい!」などと言って、最後には泣いて癇癪を起こしてしまうので、もう手助けすらできないなと思い、息子はこのまま勉強をしないんだろうなと諦めてしまっていました。
そんなとき、自分の子どもは勉強だけでなく生活面でも不安になったり、過去に失敗した経験があると行動しない様子があることに気づき、まずは子どもの完璧主義をやわらげることから取り組むことにしました。
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4.「嫌だ」の感情を伝えるチカラを育てて「勉強やってみる!」に変身できた!
勉強嫌いにつながる「間違えてはいけない」「分からない自分はダメなやつだ」と完璧を求める完璧主義さんの思考のクセをやわらげるには、「第三者の気持ち」を考える会話がおすすめです。
この方法は、自分の気持ちが分からない子が気持ちを伝えられるようにもなる、まさに一石二鳥の発達を促す方法です!
自分のこと(1人称)について考える時に使う脳は、脳の前側のエリア(前頭前野)にあるのですが、前頭前野は感情を司る場所でもあります。
そのため、イライラしている時は、前頭前野がヒートアップしてしまっているので、冷静に自分の気持ちを考えることが難しくなります。
一方、第三者(3人称)のことについて考える際に使う脳は、また別のエリアになるので、自分の感情と切り離して考えることができ、イライラせずに冷静に考えることができます。
また、完璧主義さんは、自分のことが話題となる話よりも、第三者についての話題の会話の方が素直に内容を受け入れやすく、「どんな気持ちかな?」と他者が想像する内容も受け入れやすくなるので、感情についても学ぶ機会となりやすいのです。
さらに、第三者についての話題で会話を重ねていくことで、完璧主義さんの「こうじゃなきゃいけない」という極端な思考もやわらげることができるのです。
「第三者の気持ち」を考える会話の具体的な方法は、テレビでアニメを見ながら登場人物の気持ちについて考えて話してみたり、外出先で見かけた人の表情や行動から気持ちを考えて会話してみるなどがあります。
我が家では、ドラえもんのアニメにハマった息子と一緒に映画を見ながら
「のび太くんはどう思っているかな?」
「ジャイアンは今どんな気持ちだろう?」
と想像を促す声かけをしました。
はじめは「う〜ん…分かんない」と言っていましたが、「お母さんはこう思うな〜」と伝えていくと、次第に「ドラえもんがいなくて不安なんだよ」「のび太と一緒に行くと楽しそうって思っているかも」と色々な感情を想像して言葉が出てくるようになりました。
他にも、散歩している際に見かけた子どもについて、“どんな気持ちかな?”と考える機会も増やしました。
「あの男の子、転んで痛くて、泣いちゃったね」
「あの女の子、お菓子欲しい!我慢できないよ〜って泣いているね」
「あの子はお母さんと一緒にお出かけできるって嬉しそうだね」
と息子に声をかけていきました。
すると、息子から「あの子、まだ遊びたいって泣いてるね」と言う第三者の気持ちを考える言葉が出てくるようになりました。
次第に、自分で第三者の気持ちが考えられるようになってくると、学校でボイコットをしていた苦手な算数の授業では、「教えられるの嫌いなんだよな」と自分の気持ちを先生に伝えられたことで、「タブレットで見てやってみるのはどう?」と他の方法を先生から提案してもらえるきっかけとなり、「それならできそう」と言って、勉強にチャレンジすることができました。
小学1年生のときは、宿題を一度もしたことがなかった勉強嫌いな息子が、小学2年生の今では、毎日宿題に取り組み、癇癪を起こさずに苦手な算数のプリントも最後まで終わらせるチカラがついてきました。
「うちの息子は、本当に勉強するようになるのでしょうか?」と発達科学コミュニケーションパステルジャンプのあき子先生に相談した1年前がウソのようです。
「大丈夫、絶対勉強するようになるから!」と言ってくださった力強いお言葉は、今でも忘れません。
1年前に想像できなかった姿をみることができ、脳を発達させることで、苦手なことにも挑戦してみようと動き出すんだ!と実感しています。
私のように勉強しない子どもの姿に悩んでいるママたちが「そんな時もあったね〜!」と笑える日が来ることを願っています。
おうちのコミュニケーションで、苦手に挑戦するチカラをぜひ育ててみてくださいね。
▼失敗が怖くて挑戦しない完璧主義さんの不安を乗り越えるチカラを育てよう!
▼勉強嫌いな子がやる気を出して勉強するようになるサポート方法とは?
執筆者:しろずみほ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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