今日から
不登校になって
勉強しなくなった子の
意欲を取り戻すステップ
についてお話をしていきます。
こんなご相談を
お寄せいただきました。
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学校を休むようになって
家では穏やかに過ごしていますが
長らく勉強をしていません。
勉強の話題を出すだけで
嫌がられて…
この先が心配です。
(中学1年生男の子
ASDグレーゾーンのお子さん
のお母様より)
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お子さんが
元々勉強に対しては
やりがいを感じている、
というタイプであれば
不登校中だからと言って
「勉強させてはいけない」
ということはありません。
取り組むことで
「お友達から遅れない」
という安心感や自信にも
繋がります。
なので「やる気がある」
お子さんにはトライさせて
あげてくださいね!
難しいのは
本人がやる気を
失っている場合です。
勉強などの「苦手なこと」に
向き合うチカラが
回復していないなら…
無理やり「読む」「書く」
の勉強をさせなくても
子どもの「やってみる!」
を引き出せるようになる
関わり方のステップがあります。
今、うちの子は、
どのステップのところに
いるのかしら?
を考えながら
順をおってトライして
みてほしいと思います^^
やり方の前に…
勉強の意欲が回復しない
ホントの理由
は知っておいてくださいね。
1)
勉強をやってはみたものの
「わからなかった」
「評価されなかった」など
過去のネガティブな記憶が
ブレーキになっている
2)
不登校で、脳の活動量が
落ちているので
エンジンがかからない
大きくこの2つです。
もちろん
発達グレーの特性も
影響しやすいのですが
それ以前に
この2つをクリアすること
が大切です。
では、いよいよ
4つのステップについて
お話をしていきます。
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苦手意識のある勉強に
取り組めるようになる
4ステップ
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◉STEP1
自信の回復のために!
肯定的なコミュニケーション
を増やそう!
一番のおすすめは
学校を休んでいても
ため息やお説教をせず
笑顔で、
お子さんがやっていることに
興味関心を示す!
これがおすすめです^^
◉STEP2
活動量をUPしよう!
おやすみモードになった
脳を元気にしてあげましょう!
その時の注意点。
苦手なことをやらせようとしても
嫌がって行動しなければ
意味がありません。
このステージで大切なのは
「今、勉強するか」
ではありません。
「脳を使う時間が増えるか」
です。
ここをお忘れなく^^
だから、苦手な勉強を
させようとして
何もやらないなら
ただの逆効果です。
好きなこと、できそうなことで、
上手に誘ったり、
ご褒美作戦を活用しながら、
行動できる「時間」「場面」を
増やしていきましょう。
◉STEP3
教科書やドリルを使わずに
好奇心を伸ばす!
お子さんの好きな科目、
興味が持てることがあれば、
それをどんどん調べさせたり
体験させてあげましょう!
「あなたは⚪⚪に詳しいね!」
「ママ知らなかった」
こんな声かけをしながら
いつもとちょっと違うことを
調べたりやったりできた・・・
という体験を積む。
これが脳のネットワークを
育てるのにとても効果的です。
◉STEP4
お子さんの好きなことと
関係性のある科目から
勉強プチトライ!
例えば!お子さんが歴史が好きなら
社会の“歴史”の部分だけでもいいので
スモールステップで
トライできるようにサポート!
「できるかどうか別として^^
ここだけやってみる?」など、
プレッシャーになり過ぎない
声掛けを駆使しながら
背中を押して
できた!の体験を作ってあげましょう。
今まで7000人以上のママが
学んできた
子どもの脳を育てる
親子のコミュニケーションなら
脳の回復と発達のステップが
わかっているので
子どもの変化成長を
引き出すことができます。
不登校の子たちは
学校生活、不登校生活で、
大きなダメージを受けています。
だから、焦らず、慌てず、
が最重要事項。
STEP1は
しっかり丁寧にやる
これはもう、大・大・大前提!
大前提でありながら…
目指すのは
子どもの変化成長を
引き出してあげること。
今日明日
怒って無理やり
宿題をやらせることよりも
もっと子どもの発達のために
本質的に必要なことを
このステップでは
語っています。
一人でも多くの方が
その本質に
気づいてくださると
嬉しいです。
明日からは
それぞれのステップや
お子さんの抱える
特性との関係性について
もう少し詳しくお話を
していきますね。