学校が合わない子の
進路・進学準備について
シリーズでお話ししてます!
今日は…
家では元気に過ごしている、
親子のコミュニケーションも
良好になってきたのに、
いつまでたっても
「学校や進路の話」は
したがらない!
こんなお悩みをお持ちの方へ
関わり方の変え方について
お話をします。
まずは「親子関係を良好にする」
課題が残っている方は
先にこちらをチェックしてください
↓
https://www.agentmail.jp/archive/mail/1638/5402/781031/
不登校キッズの回復ステップとして
一番最初に到達したいのは
「家が安心できる場所になること」
です。
この状態を作ってあげるには
子どもへの要求値を”一旦”下げて
ストレスを軽くしてあげることが
最優先です。
子どもの自尊心を傷つけずに
できていること、いいところに、
目を向けることで
子どもたちの傷ついた
自己肯定感は回復します。
(ここまでが
前回のお話の整理です)
そうなると、子どもにとっては
おウチが「快適」な居場所に
なるのですが
そうなると脳は
居心地のいい状態を好むので
その状態がずーっと
続いてしまうわけです。
よく、不登校サポートの
いろんなメソッドで
「見守りましょう」
「エネルギーの回復を待ちましょう」
と言われますが
それだけでは
うまくいかないのは、
もしくは
時間がかかるのは
次の一歩を踏み出すための
戦略的な関わり方が
ないからなんですね。
ではどうすればいいの?
次のステップは
「ストレスをかける」です。
えええ?
ストレスをかけていいんですか?
と思いますよね^^
これは、やり方を間違うと
うまくいかないので
注意が必要です。
じゃあどうすれば?
ポイントは
ストレスがかかっていると
本人に気づかせずに
しれっと脳に負荷をかけて
脳を鍛えていくこと、です。
朝起きられない子に
「早く起きなさい!」と
言うだけなら
誰でもできるし(笑)
子どもはその声かけを
聞くだけでイライラするから
「ストレスを感じさせて」
しまうし、結果、行動も起きない。
これを
「朝ごはんのデザート
りんごがいい?ヨーグルトがいい?」
こんなふうに
「好きなもの」を
「本人に選ばせて」あげれば
嫌なことを言われた、
命令された、強制された、
というネガティブな
受け取りにはならず
行動を引き出しやすく
なっていきます。
これが2つ目のステップとして
やってほしいことです。
家の中で
やりたいことだけを
やっている
毎日変わり映えしない
生活ルーティンしか
持っていない子は
脳が「楽な状態」から
抜け出せないので
心理的ハードルの高い
学校のことや進路のことを
考える、という
ストレスレベルの高い
行動はおこせないんですね〜。
学校や進路の話を
できるようになるためには
行動の量を
少しずつ増やしたり
バリエーションを変えてあげて
「行動することのストレス」
に強くしてあげること。
今までと違う行動をすることは
脳にストレスがかかるんです。
ですが、その一方で、
脳は、今のキャパをちょっと超える
くらいのストレスをかけることで
成長していきます。
脳を使う範囲や場所を
増やしてあげる・変えてあげると
ぐーっと発達も加速します^^
お子さんが、
学校のこと、進路のことを、
考えてもいいよー!
となるまでの
2つ目のステップは
「家の中での行動の量・
バリエーションを
増やしてあげること」
今日の話はここまでです。
次回はいよいよ、進路の話の
核心にすすんでいきます。