〇〇をきっかけにする!運動が苦手な子が運動に取り組めるようになる3つの声かけポイントとは?

運動が苦手な子に運動をさせたくてもどうしたらよいか分からない、とお困りではありませんか。運動が苦手な理由とその子に合った方法を踏まえた声かけで、やってみようという気持ちにさせることができます。そのときに大切な3つのポイントをお伝えします。

1. 練習してもうまくいかない…子どもが運動が苦手な理由とは?

運動が苦手だから子どもに運動をさせたい、そう思っても、嫌がられてしまったり、誘いになかなか乗ってくれなかったりする場合、どうしたらよいかお母さんも悩みますよね。

そのようなとき、まず運動が苦手な理由を考えてみましょう。

体育で早く走れなくて、ビリになってしまい恥ずかしかった
周りの子に、動きがおかしいとからかわれた
頑張ってやっているのに、周りの子のように上手にできない

など、運動が苦手だなと思うのは、お子さんが嫌な思いをした経験があるからかもしれません。

うまくなりたい、速く走りたい、と思って人より頑張ってもなかなか上手にならない、そのような場合、理由の一つに『発達性協調運動障害』(DCD)というものが隠れているかもしれません。

発達性協調運動障害』(DCD)とは
病気やけががないのに、運動や動作がぎこちなく、極端な不器用さが目立つという発達障害の一つです。

・小さい頃から不器用さがある
・周りの子との遊びのペースについていけない
疲れやすい体力が持続しない
といった困りごとがみられます。

本人の努力が足りないのではなく、原因は、体の部位を『協調』して動かす ことが困難であるためです。手と手、目と手、足と手など複数の身体部位を協力させて動かすことが難しいのです。

OCDの傾向がある子は、頑張ってもうまくできない、という経験があることで運動を苦手だと感じてしまうのです。

でも!おうちでの工夫次第で運動が好きになることができるんです。運動が苦手な子に運動の楽しさを知ってもらいたいというママは読み進めてみてくださいね。

最近うちの子いつも疲れてる気がする…
それ、“見えないストレス”かもしれません。
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2.「体操をやめたい」子どもの気持ちが分かっていなかった

我が家には自閉症スペクトラムでDCDもある息子がいます。

幼稚園のころから縄跳びなど、人の何倍も頑張りましたがなかなかできませんでした

運動する機会を増やすために習い事で体操教室に入りましたが、そこには運動好きな子が集まっていたこともあり、息子の運動の苦手さがさらに目立ってしまうことに。

進級のタイミングで、息子から「やめたい」と言われました。
練習を頑張っても友達のようにうまくできず、息子がつらい思いをしていたことに気づいていなかったことを反省し、退会することにしました。

「誰にでも得意、不得意はあるよ。
 君は運動はうまくできなくても、算数が得意だね」
と、気持ちを傷つけないように声かけをしてきた結果、運動を避けてきたように思います。

しかし、中学生になった今、体育の授業では走る距離も長くなり、様々な運動に取り組みます。体力を求められることも増え、運動をしてこなかったため疲れやすいことが課題となってきたのです。

体力をつけるためにもなんとか運動させたいけど、息子本人が苦手さを感じているため、 どうしたらよいか悩みました。

そんなとき、学校の冬休みの宿題で、ランニングチャレンジがありました。
毎日走った距離を記録し、合計距離をランキング形式で発表するというものです。

そこから息子が運動に取り組むことができるポイントを見つけることができたのです!
次は、その大切なポイントをお伝えします。

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3. これで自信がついた!運動が苦手でも取り組める3つの声かけポイント

 ◆その子に合った〇〇をきっかけにすることでモチベーションアップ

お子さんのやってみようという気持ちをアップさせるには『好きや得意』をきっかけにすることでモチベーションアップさせてあげましょう!

ただ運動にだけフォーカスしてしまうと、苦手意識がある子はどうしても避けたくなってしまいます。
でも好きなこと、得意なことが絡んでくると、やってみてもいいかも、と動きやすくなります。

息子は数字が好きなのでタイムや距離の記録をつけたり、コツコツ続ける努力が得意。そのため、このランニングチャレンジは取り組みやすいと思いました。
また、宿題であることもやるきっかけになりました。

「ランキングに入れたら すごいよね。きみはコツコツ頑張れるタイプだから、少しずつ頑張って走ってみる?」

背中を押す声かけをしてみました。するとやる気が出た様子で1㎞から走ることができました。

 ◆分かりやすい結果で達成感を感じさせる

少しでも運動に取り組むことができたら、分かりやすく結果を示します。すると達成感を感じ、やってよかった、という成功体験になります。

運動しているところを録画して一緒に見たり、上手にできたところを伝えてあげると、やってよかった、という達成感から次へのモチベーションになります。
そのとき、人と比べるのではなく『過去の本人』と 比べることが大切です。

息子の場合は、毎日記録表に数字を入れていくことや、

「今日は昨日のタイムよりよかったね」
「走るフォームがよくなってきたね」

「前よりよくなっているよ」「今日も頑張ったね」と伝えることで 達成感を感じることができました。

 ◆周りからの声をさりげなく伝える

しかし苦手なことを続けていると、どうしてもつらくなることがありますよね
そんなときに効果的なのは『第三者からの声』です。

息子のやる気がダウンしているときには

「先生が次の体力テストに期待しているよ、と言っていたね」

と先生からの言葉を 伝えると、期待している人がいることを思い出し、頑張ることができました。

この3つのポイントをおさえて声かけをしていった結果、息子はランニングチャレンジが終わっても、週に数回ランニングを続けることができ、少しずつ体力もついてきました。

いかがでしたか。

運動を避けていた息子でしたが、その様子を見ていて、運動が苦手でも嫌いではなかったのかもしれないと私自身が感じました。

DCDの子は、人と比べてうまくいかないことを感じてしまうことが多く、それが運動の苦手意識を生み出してしまう要因になります。

運動は、健康のためにも大人になってからも続けたい活動です。得意なことや好きなことを活かして、人と比べず行うことでやる気をアップさせ取り組んでみてくださいね。

執筆者:三吉あいこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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