1.中学生男子の友達トラブルは「注意しても改善しない」のはなぜ?
「相手の気持ちを考えて」
「一方的に話さないで」
そう伝えているのに、同じトラブルが繰り返されることはありませんか?
悪気なく言ったことで相手を怒らせてしまう。
相手の状況を考えずに一方的に話してしまう。

そんな中学生男子の友達トラブルは、
相手の気持ちを分かっていないから起きているとは限りません。
実は、分かろうとしてもそれが難しい状態で起きている可能性があります。
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2.友達トラブルの原因は「思いやり不足」ではない
中学生男子の友達トラブルは、相手の気持ちを考える思いやりの問題ではなく、
脳が不安を処理しきれず防衛モードに入ることで、状況を正しく捉えにくくなっている状態で起こることがあります。
友達とのトラブルが起きたとき、
「相手の気持ちを考えなさい」と伝えることは多いと思います。
けれどそれは、子どもがすでに状況を理解できている前提の声かけです。
もしその前の段階である、
・相手は今どんな状況なのか
・どんなタイミングなのか
・何をしている最中なのか
こうした情報をうまく捉えられていなければ、気持ちを考えるための材料が足りません。
情報を捉えられず見えていないものは、考えようがないのです。
この「状況を捉える力」は、まとめて「見る力」と呼ばれます。
見る力には、
・ぱっと見る
・じっと見る
・見ている人やものごとの状況を理解する
といった段階があります。
なかでも
「見ている人やものごとの状況を理解する力」につまずきがあると、
相手の様子や場の流れを踏まえた行動が難しくなり、
友達トラブルにつながりやすくなります。

さらに重要なのは、
この力はいつでも同じように使えるわけではないという点です。
学校のように
・不安
・緊張
・焦り
が重なる場面では、脳が防衛モードに入り、周りの状況に対して情報をうまく処理することが難しくなります。
その状態で
「相手の気持ちを考えて」と伝えてもうまくいかない場合が多いのです。
3.クラスを巻き込むトラブルを起こしていた息子が少しずつ居場所を感じられるように
我が家の中学生の息子は友達とのトラブルが続いていました。
中学一年生の校外学習の準備中、班長の友達に何度も質問を繰り返し、
「いい加減にして!」
と強く言われ、クラス全体を巻き込む出来事に発展しました。
それまで私は、
「相手の気持ちを考えて」
「状況を見て行動して」
と伝えてきたのに、起こってしまったトラブルにどうしたらよいのか、と頭を抱えました。
ですが、それは「何が起きているのか」状況を捉えて“見えている前提”で伝えてきたことでした。
しかし実際には、息子はその前の段階でつまずいていたのです。
相手の状況やタイミングが整理できていなければ、気持ちを考えることはできません。
だから、何度伝えても変わらなかったのだと納得することができました。
そんな気づきから、まず「相手の気持ちを考えて」と注意することをやめました。
そして日常の中でできる“状況を捉える力”を意識した関わりを少しだけ増やしました。
買い物に行ったときに
「このお店の人、今なにしているのかな?」
と一緒に見て予想してみたり
一緒にバラエティ番組を見ながら
「この人たち、どうしてこうなっちゃったの?」
と笑いながら質問してみたり
そんな日常の中で、見て状況を捉える会話をしていきました。
すると少しずつですが、周りの様子を見て発言できる場面が出てきました。

とはいえ、うまくいかない日もありますし、トラブルがゼロになったわけではありません。
今は中学三年生になりましたが、以前と比べると、笑顔で友達との関わりに前向きな様子が見られるようになり、クラスの中での居場所も少しずつできてきたように感じています。
「まったく見えていなかった状態」から
「少し意識が向く瞬間がある状態」に変わってきたことは、確かな変化だと感じています。
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4.子どもの行動を変えるよりもすぐにできること
見えていないものは、考えようがありません。
そして、緊張や不安のある学校のような場面ではそれ自体が難しくなることがあります。
だからこそ大切なのは、
できていない場面で何とかしようとすることではなく、落ち着いているときに経験を積むことです。
特別なことをする必要はありません。
日常の中のちょっとした会話で可能です。
「今この人は何をしているところかな?」
「どうしてこうしていると思う?」
そんな会話をするだけでもいいのです。
正しい答えを出すことよりも、状況を見て考える経験を重ねることが大切です。
この力は、一度で身につくものではありません。
だからこそ、会話が続かない日があっても大丈夫です。
うまく答えられないときがあっても問題ありません。
一瞬でも「考えるきっかけ」があれば、それが積み重なっていきます。

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いかがでしたか?
中学生男子の友達トラブルは「思いやり」の問題ではありません。
・見えていない
・状況を処理できていない
そんな状態の中で起きていることがあります。
「どうしてできないの?」と、結果に目が向いてしまうことがあるかもしれません。
けれど、そのとき子どもに何が見えていたのかを想像してみると、同じ出来事でも少し違った意味に見えてくることがあります。
うまくいかない場面があったとき、
「まだ見えていないのかもしれない」
そんな視点で見てみると、これまでとは少し違った関わり方が見えてくるかもしれません。
執筆者:三吉あいこ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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