人混みが苦手な感覚過敏の子は“快適な刺激”で集団ストレスをやわらげてあげよう

先日、読者さんから
こんなメッセージをいただきました。

ーーーーー
「外出したがらない」の
メルマガ読みました。

うちも似たような感じです。

日中
「あなたの好きな服をみに行こう」と
声をかけても

人混みを嫌がって
結局、家から出られません。

外に出られるように
してあげたい気持ちはあるのですが…

“どうしたらいいかわからない”
毎日が続いています。

ーーーーー

実はこのお悩み
とても多い状況なんです。

何度誘っても断ってくると

やる気がない…

わがままだ…

と感じるかもしれませんね。

ですが、
そこには、ちゃんとした
「出かけるのがしんどい理由」
があるのです。

その1つが今日のテーマ
「感覚過敏」です。

ショッピングモールざわざわ
人の多さ、さまざまな匂いや音、

私たちにとっては
「普通」に感じる環境も

過敏さのある子にとっては
情報が溢れすぎていて
しんどい場所、なのです。


ここであらためて
感覚過敏とは?を
おさらいしておきましょう。

音・光・におい・肌触りなど
周囲からの刺激を「強く感じやすい」
脳の特性です。

常にたくさんの情報を
受け取っているので

疲れやすく
ストレスを抱えやすいタイプ。

過敏さが高まると
不安も高まりやすいので

上手に過敏さを
落ち着かせてあげるのが
サポートの鍵です。

1つ注意しておきたいのは

お子さん自身は
その過敏さによる

しんどさを自分で認識したり、

言語化して人にSOSを
出すことができないことも多い
という点です。

うまく理解されずに
甘えわがままと勘違いを
されてしまうことが多いので

まずは、近くにいる大人が
知ってあげること
ファーストステップですね!

感覚過敏が落ち着いて
活躍できるようになった
Nicotto講座生のお子さんの
様子をご紹介します。

小学生になってまもなく
不登校になった息子さん。

集団に入って
大勢と関わるのが
苦手でした。

「人に見られるのが嫌だ」
と言っていた

過敏さや視線恐怖の
あるお子さんでした。

そんな息子さんは
小学校5年生になると
野球チームに参加したり

中学に進学すると
講堂でやる入学式に
参加できるようになったりと

急成長を遂げていきました。

(Nicoto講座生みしまさん)

みしまさんは
Nicotto講座での学びを
フル活用しながら

ご自身でも
いろいろ調べて

あらゆる角度から
お子さんの不安を解消する
サポートをされました。


この生徒さんのお子さんの
変化成長からもわかるとおり

過敏さや不安がある
お子さんでも

中学進学という環境の変化にも
対応できるほどの
チカラ
育てられるんです^^

感覚過敏といえば
サングラスをかける、
ちくちくしない服を選ぶ、
人が少ない場所を選んで出かける、

など「環境調整」の視点での
サポートが多いですが

それだけだと
やはり「現状維持」
なってしまいがちです。

できること
行ける範囲を
広げるためには

刺激をうけても
ストレスを抱えにくい
脳を育てることを忘れずに
やっていってください。

 

そのための1つの方法を
今日は紹介します。

それは
お子さんが
「気持ちいい」「心地いい」
と感じる刺激
たくさん脳にいいれてあげること。

だから、声かけは
お子さんが心地よいと感じる
声かけに変えるのはマストです。

が、それだけに
こだわらなくていいですよ。

例えば

ー 好きな触り心地のもの
・スクイーズ
・ヨギボー
・スライム
・クッキーの生地
などでもいいですし


ー 心地よい香り

・太陽に干されたシーツの匂い
・好きな果物の匂い
などでもいいですね。


不安やネガティブな情報で

いっぱいになっている脳

快適な刺激が入ることで

ストレス過多になって
バランスを崩した状態を

改善して、過敏さを
和らげることができます^^

<今日の1日1チャレンジ>

お子さんが「快適」に
感じる刺激を発見してみよう!

お子さんの様子を知る
”ママの観察力”を育てるのにも

とってもいいワークだと
思いますので、トライしてみてくださいね。

「うちの子の”快適”は●●でした」
とぜひメール返信で教えてくださいね!

 

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