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コミュニケーションが苦手

人前で緊張して話せない子が遊びで変わった?!「自己主張できない」を変えたおウチゲームのやり方

人前で緊張して話せない不登校の子は、性格ではなく“失敗への警戒”が強い状態かもしれません。自己主張が苦手だった息子が変わった意外なきっかけを紹介します。不登校だからといって焦らなくていい。楽しく話す力を伸ばせます!

1.人前で緊張する子に「もっと話して」は逆効果かもしれない

「うちの子、人前だと全然しゃべれないんです」

・発表になると固まる
・自分の意見を言えない
・わからなくても「わからない」が言えない
・友達の前だと無表情になる

そんな姿を見ると、

「このまま大人になって大丈夫?」
「自己主張できないと将来困るのでは?」

と不安になりますよね。

だから、

「もっと自信をつけさせなきゃ」
「人前に慣れさせなきゃ」

と思っていませんか?

でも実は、人前で緊張する子ほど、“話す練習”を頑張るほど固まってしまうことがあります。

実際に、自己主張が苦手で、人前で話すことができなかった10歳の男の子がいました。けれど変化のきっかけは、発表練習でも、コミュニケーション教室でもありませんでした。

家族で繰り返していた“カードゲーム”だったのです。

人前で緊張する子に必要なのは「会話の練習」ではありませんでした。
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「家では話せるのに、学校だと話せない…」
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2.緊張しやすい不登校の子は「話す力」が弱いわけではない

人前で緊張する子を見ると、

「もっと自信をつけさせなきゃ」
「場数を踏ませなきゃ」

と思ってしまいますよね。

でも実は、不登校や行き渋りを経験している子ほど、“人前で失敗すること”に強い警戒を持っていることがあります。

例えば、

・学校でうまく話せなかった
・答えられなかった
・友達とうまく関われなかった
・失敗して恥ずかしかった

そんな経験が積み重なると、脳は「また失敗するかもしれない」と予測するようになります。

すると、

・わからなくても聞けない
・間違えそうだと黙る
・無表情になる
・人前で固まる

という状態が起きやすくなるのです。

これは、やる気がないわけでも、性格が弱いわけでもありません。

むしろ、“失敗しないように頑張って防衛している状態”とも言えます。

だから、人前で緊張しやすい不登校の子ほど、

「ちゃんと話そう」
「正しく答えよう」

とする場では、さらに固まりやすくなることがあります。

先に必要なのは、話す練習ではなく、

「失敗しても大丈夫」「わからなくても関係が壊れない」という安心感なのです。

3.人前で話せなかった10歳息子がカードゲームで変わり始めた!

発達科学コミュニケーションNicottoProject講座生の青野さんは、息子さんの、

・自己主張ができない
・人前で話すのが苦手
・無口
・説明が苦手

という様子を心配していました。

さらに、保健室登校をしていて、
「勉強が追いつかないとクラスに戻れない」
という不安も抱えていました。

そんな息子さんのために、お父さんは、ゲームやYouTube以外の楽しみを増やしたいと思い、カードゲームをたくさん用意しました。

その中のひとつが、「はぁっていうゲーム」。
感情を込めて言葉を表現するゲームです。

最初、息子さんは恥ずかしがりながらも、自分の番をやっていました。

一方で、お母さん自身は、

「イメージ通りに声が出せない」
「感情を込めるのが難しい」

と感じたそうです。

ここで、お母さんは気づきます。

“練習が必要なのは、私の方だった”

と。

多くのママは、子どもの「できない」に注目します。

でも実際には、親自身も、感情表現や自己主張が苦手だったりする。

だからこそ、「できないを直す」ではなく、
“一緒に伸びる”
という空気に変わった時、息子さんも変わり始めました。

さらに、家族で文章のまね読みをしていた時のこと。

最初は棒読みだった息子さんが、お父さんお母さんの読み方を見て、少しずつまねをするようになりました。

そして、わからない漢字が出た時。

お母さんが、

「この漢字わからないや、お父さん教えて」

と自然に言ったことで、息子さんも、

「わからない時は、わからないって言っていいんだ!」

と思えるようになったのです。

すると少しずつ、

・恥ずかしがらずカードゲームができる
・おもしろく文章を読むまねをする
・わからない時に「わからない」と言える

という変化が出てきました。

「わからない」が言えた時、子どもは動き始めました
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「嫌われたくない」が強い子ほど、
“安心して話せる場所”が必要でした。
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4.人前で緊張する子に必要なのは「話す練習」より先に安心して失敗できる経験です!

今回の実践の面白いところは、

“コミュニケーションを教え込んでいない”

ことです。

代わりにやっていたのは、

・家族で笑う
・感情を出す
・まねする
・失敗する
・わからないと言う

という、安心して感情を使う経験でした。

人前で緊張する子を見ると、「どうやって話せるようにするか」を考えたくなります。

でも、先に必要なのは、“人といると安心できる”という経験なのかもしれません。

その土台ができた時、子どもは「話せる子」になるというより、
“自分を出しても大丈夫な子”へ変わっていきますよ。

“ちゃんと話せる子”を目指すほど、苦しくなる子がいます。
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「友達がいない」のではなく、
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人前で緊張する子におすすめのカードゲームはありますか?(Q&A)

Q.どんなカードゲームを選べばいいですか?

おすすめは、「正解を競いすぎないゲーム」です。勝ち負けが強すぎると、緊張しやすい子は防衛モードに入りやすくなります。

なので最初は、
・笑える
・まねできる
・短時間で終わる
・失敗がネタになる
・感情を使う
こういう要素があるゲームが向いています。

Q.具体的にはどんなゲームがありますか?

「はぁっていうゲーム」

同じ言葉でも、怒っている、驚いている、疲れている、うれしいなど、感情を変えて表現するゲームです。

「ちゃんと話す」ではなく、“演じる遊び”なので、人前で緊張しやすい子も入りやすいのが特徴です。

「ナンジャモンジャ」

瞬時に名前をつけて、呼ぶゲームです。「正解」がないので、発想が自由な子ほど楽しみやすいゲームです。

実際に今回の実践でも、息子さんは、「今回は自分の方が早かったね」と自己主張する場面が増えていきました。

Q.親が気をつけるポイントはありますか?

特に大事なのは、「成長させようとして遊ばない」ことです。

親が、
「コミュ力を伸ばさなきゃ」
「自己主張できるようにしなきゃ」
と思い始めると、子どもは“評価される場”だと感じやすくなります。すると、また緊張します。

だから先に必要なのは、
「楽しかったね」
「その言い方おもしろいね」
「一緒にやろう」
という、安心して感情を出せる空気です。

その結果として、あとから、
・自己主張
・表現力
・会話力
が育っていくことがあります。

人前で緊張する子ほど、“話す練習”より先に、「人といると楽しい」という経験が土台になるのかもしれません。

人が苦手、人見知りタイプのお子さんが安心して話せるようになるには?

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執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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