1.夏休みは疲れてイライラする負のスパイラルにはまりやすい
もうすぐ夏休みですね。
長期のお休みになると、ママ自身に負荷がかかって子どもの様子にいつも以上にイライラするときあると思います。
「子どもたちに怒ってばかりで疲れてしまう…」
私自身も以前は、長期のお休み中は子どもたちに怒ってばかりいました。
「ゲームばっかり!」「片付けなさい!」 「出かける準備できたの?」 「なんでそんな言い方するの!」 「よく考えなさいよ!」
などと、子どものやることなすことにガミガミイライラして、エネルギーのかけすぎで 疲れ果てていた時期がありました。
今思えば、悪循環。これこそ負のスパイラル!
家庭の中がギスギス、夫婦関係もギスギスして、いいことなかったですね。
今回は、夏休み中のお母さん自身が疲れている時の、お子さんへの対応のヒントをお伝えしますね。
2.お母さんが怒るポイントを整理
お子さんへの対応のヒントは! 子どもの行動を分けて対応する!
私たち親が怒ることって、いつも同じことや同じ場面ではないですか?
でも、同じことを怒っても変わらないんですよね。
その時のご自身の様子も考えてみてください。
仕事で帰宅して疲れているところに、子どもたちが~しない!とイライラする、怒っていることが多かったりしませんか?
そんな時にはだいたいイライラ声で「宿題やったの?」と聞いたりするので
「これからやろうと思ったのに!」
「だからやる気失せるんだよ」
なーんて言われて余計にイライラしますよね。
そもそも、お母さんの怒っていることって怒る必要のあることなのでしょうか?
一度一緒に整理してみましょう。
まず子どもの行動を3つに分けると下記のようになります。
①好ましい行動(やってほしい行動)
または当たり前だけどできている行動も含めて
例:食べた後の食器を片付けてくれた
②好ましくない行動(やめてほしい行動)
例:勉強もしないで、ゲームをし続ける
③倫理道徳に関係すること、許しがたい行動(人に迷惑をかける行動)
例:人を叩いたり、ものを投げたりするなど危険のある時
ここで、好ましくない行動や倫理道徳に関係して、危険があることなどはいろいろ書き出せると思います。
が、①好ましい行動などの当たり前のことをできていても、肯定もしていないようなことって褒め忘れていたり褒め逃していたりします。
お子さんには、①を肯定するのが一番大切な事なのです!!
3.お母さんが疲れているときの対処法
夏休みは、子どもと一緒に出掛けたり、3度の食事を作ったり、まずお母さん自身が疲れてしまう…
そんな時には、私たち親が怒ったり叱ったりする事は、先にお話した③の時だけ!
③倫理道徳に関係すること、許しがたい行動(人に迷惑をかける行動)
例:人を叩いたり、ものを投げたりするなど危険のある時
それ以外はスルーしてみてください。
その前にしっかりやっておくことは、お子さんの当たり前を褒めること!
それから、あまり細かいことや、お母さんの要求は一旦横に置いておきましょう。
あとお母さんにやってほしいことは、自分自身のできていることを認めて欲しいのです。
そして、イライラすると感じたら、自分から子どもと距離をとるなどして、子どもに危険がなければお母さん自身が子どもと別の部屋でクールダウンすることをおすすめします。
家事は無理なく、やらなくてよい家事は手放さないと、気にし出せば気にするほど 目について『やらなきゃ』となってしまいますね。
休めるときは休んで時には、お子さんやご主人、パートナーに協力を求めましょう。
難しいようなら、何を言われても無理せずこれはできたと、1つでもできたことに対してよし!としてあげて欲しいのです。
「朝、早く起きたからよし!」
「朝ごはん作ったからよし!」
など自分自身のできたところを褒める!
それができるようになると、お子さんに対しての要求値も、お子さんの目線で考えてあげることも、自然と気づきを得られるようになりますよ。
今までうまくいかず、いつまでもイライラガミガミしている子育ていつまで続けますか?
夏休み前、そろそろやり方を変えて家族で楽しく過ごしませんか?
執筆者:遠藤有里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)