勉強やスポーツ・習い事に無気力…そんなお子さんをやるときはやる!本番に強い子に育てる大人の声かけ

お子さんのやる気がなさそう、無気力な様子に「やればできるになぜやらないの?」と思う時ありませんか?そんな時お子さんの頭の中はネガティブな記憶でいっぱい…なのかもしれません。記憶の塗り替えをしてやるときはやる!本番に強い!子を育てましょう!

1.ネガティブな記憶が行動をジャマしている

お子さんが、勉強やスポーツ、習い事をしていて『やればできるのになぜやらないのだろう?』と思う場面ありませんか?

・やり始めれば調子よくできるけど、やり始めるまでがね…
・集中力も好きなことのときはものすごく集中できるのに、いやなことの時は全く…
・できる能力はあるはずなのになんでやらないんだろう?

もしお子さんの様子で上記のようなことが1つでも当てはまったら、お子さんの無気力モードにスイッチが入ってしまっているかもしれません。

何をするにも無気力に見える時は、脳でネガティブな記憶が行動の邪魔をしているかもしれませんね。

今回は、ネガティブな記憶を塗り替えるために、周りの大人ができることをお伝えしていきます。

2.ここぞというときに思い出してしまう

みなさんは、トラウマ的な感情抱いたこと、1度はあるのではないかと思います。

・あのママ友に前にあんなこと言われて、嫌だったから会いたくないな…
・仕事のプレゼンで失敗したから、人前で話すのがいやだな…

とか

嫌な記憶で、その後も嫌だな、やりたくないなって思うこと大人だってありますよね。

子どもならなおのこと、習い事やスポーツなどで本番に弱い!ここぞというときに力を発揮できない!

そんなことも多いのです。

これも全てネガティブな記憶がよぎるんですよね、ここぞというときに…

人は、ポジティブな出来事よりも、ネガティブな悪い出来事や情報の方に過剰に反応する傾向があります。

さらに、ネガティブの印象の方がより強く長く記憶に残るのです。

これによりできることもできなくなってしまうし、それでまた自信がなくなるんですね。

人は、悪い記憶ばかりでは行動できません。

特に発達凸凹キッズは、個性を周りから理解されず、勝手に決めつけられたり、レッテルを貼られて悪い記憶をたくさん抱えているため、なかなかデキル行動に結びつきません。

でもこれは、本人がこのネガティブな記憶を塗り替えない限り、新しくできるイメージを抱かせることって自分ではなかなかできないんです。

なので、私たち大人の声かけと接し方をして、このネガティブな記憶を成功体験の記憶に塗り変え本番に強い!子に変えていってあげることが大切なのです。

3.本番に強い子になる記憶の塗り替え

ネガティブな記憶を、塗り替えるためにできることには、たくさんありますよ。

今回はたくさんある中の1つ、お子さんの頭の中のネガティブな記憶をクリアにしていく方法をお伝えしますね。

それは、否定しないで肯定すること!

いつもできていることを伝えましょう。

例えば野球なら

「○○はいつもホームに帰ってくるからすごいと思うよ」

「声だしいつもできてるね」

など、野球のことだけでなく、日常の生活でも子どもを励ます言葉や行動させてあげるような声かけをしてあげてくださいね!

いいところだけを見て伝えてあげることで、いままでのネガティブな記憶がだんだんと薄れてきます。

だからこそ、お⼦さんにかける⾔葉をポジティブなものにしてくださいね。

お子さんが、勉強やスポーツ・習い事に意欲的になる、前向きに取り組む、そして本番に強い子になるのは適切な声かけなのです。

声かけを変えると確実に、お子さんのネガティブ記憶が塗り替わり、心に変化が出始めますよ。

執筆者:遠藤有里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

タイトルとURLをコピーしました