1.なんだかモチベーションがあがらないやる気がない
お子さんの様子を見ていて、いつもはできることなのに「なんだかやる気がなさそう」「いつもよりできてないな」と思う場面ありませんか?
特にお子さんはスポーツや勉強の場面で、そういったことがあるかもしれませんね。
例えば、野球だったら、「打たなくては」「守らなくては」「トレーニングしなきゃ」「練習しなきゃ」と考えているとき。
勉強の場合には、「明日テストだ勉強しなきゃ」「課題の締め切り日だからやらなきゃ」など…
思えば思うほど、モチベーションがあがらない、できない、やる気が出ないということあるんですよね。
そして大人でも、仕事や家事など、やらなくてはいけないのに「やる気が出ない」ということあると思います。
そんな時、「なにしてるの!」「もっとやる気を出しなさい!」といわれたら、やる気が出るどころかもっとやる気がなくなりますよね。
ではどうしたらやる気が出るのでしょうか。
今回は、大人にも子どもにも即効性のある『やる気スイッチ』ONする方法をお話していきますよ。
2.人はどうしたらやる気を出せるのか?
人のやる気のもとは「ドーパミン」という脳内物質です。
このドーパミンが、脳を刺激するとモチベーションがあがります。
それでは、子どものモチベーションを即効あげたいとき、ドーパミンを出させるにはどうするか?
実は、道具であげるのもあり!なんです。
道具や今あるものを工夫することで、一時的ではありますがやる気スイッチをONすることができます。
お母さんも新しいお洋服やモノを取り入れることで、ウキウキワクワクしてきませんか?
美容室に行ってきたら、気持ちがスッキリしたとか、明るくなってやる気が出たなど。
私は文房具がお気に入りのものだと、仕事や学びが楽しくなってはかどります。
このように、嬉しいとか、楽しいという気持ちが「ドーパミン」を放出させ、モチベーションアップにつながるのです。
これをお子さんに使わない手はありませんよね。
3.即効でやる気スイッチをオンできるもの
やる気スイッチをオンできる「ドーパミン」を出して、モチベーションアップできるのは大人も子どもも同じです。
そこで、子どもが嬉しいもの、喜ぶもの、楽しいなと思えるものを一緒に考えてみましょう。
例えば、わが子であれば、次男も野球をがんばっているので、お兄ちゃんのお下がりのグローブから、自分専用のグローブに新調する。
そのときに、大切な言葉かけ。
「自分が初めて使うグローブでやる気でちゃうね!」
というように、より一層やる気スイッチをONさせて、このグローブを見るたびに「これは自分のグローブ。嬉しいな」と思ってもらえるようにするのです。
バッドがあるのであれば、次にグリップをテンションの上がる色にしてみるのもいいですね。
また、できるかな?と自信がなくなってしまう場面では、ちょっとおまじない的にポケットにお守りのようなものを潜ませておいてギュッと触るといいよと声をかける。
イチロー選手のように、ルーティンを決めておくのもいいですよ。
何もアイテムだけではなくて、とにかくテンションやモチベーションを上げられる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
速攻性はあるので、役立ててみてくださいね。
執筆者:遠藤有里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)