子どもを急かさなくていい!工夫しだいで子どもが行動できるようになる子育てに必要な○○力とは

お子さんが時間通りや予定通りに動くことができなくて、急かしてしまうことはありませんか?発達科学コミュニケーショントレーナー自身の子どものころの育ちから子育てに必要な力とは何かを発見!子どもを急かさないで行動できるようにするのはこの力です。

1.お母さんの努力や愛情がお子さんに伝わっていますか?

子どもが外出する時間になっても、準備ができていなくて「早く!」と急かしてしまうことが多い。

または、何度言っても予定通りに動くことができなくて、急かすと怒り始めて手がつけられない、など。

発達に特性がある子どもや育てにくいな…と感じる子育ては、本を読んでもうまく行きませんし、気持ちで乗り越えることは難しいと感じていませんか?

生まれつきの脳の特性を持っているので、科学的に対応すればお母さんもお子さんも楽に、楽しくなれるのです。

しかし、過去の私は努力と根性でなんとかしようとして、エネルギーのかけすぎで体が参ってしまいました。

お母さんが倒れてしまったり、メンタルがボロボロになってしまっては、子育ては本末転倒です。

子どもの自己肯定感も上がるはずがありません。

真面目で勉強熱心なお母さんほど、こういった負のスパイラルに陥りがち。

お母さんの努力や愛情を成果に変えるために、新しいコミュニケーションを始めていきませんか。

今回は、私の子どものころの育ちから、子育てに必要な力とは何かについてお話したいと思います。

2.自分も凸凹あり⁉子どもの頃できなかったこと

子育てに必要な力とはこれではないか!と私、遠藤有里が発達科学コミュニケーション(発コミュ)で学び研究しアウトプットしてわかったことがあります。

それは、私自身が発達凸凹キッズで、今でこそ「遠藤さんだからできたんじゃないですか?」「すごいです」と言ってもらえたりしていますが、どう考えても凸凹な私がなぜ『折れない力』を持てているのか?

いろんなことを乗り越えてこられたのか?

ちょっと掘り下げてみて、わかったことがあります。

私の育ちは、少し複雑な環境で生後7ヶ月から父方の祖父母に育ててもらっていました。

自営業を営んでいた祖父母は、忙しくしていたので放置といえば放置でしたが、私がやったことは必ず褒めてくれていたのです。

私の特性は、空気が読めすぎて、人に迷惑をかけずなんとか自分でしちゃうタイプ。

ですので、できないことがあったら聞く人もいないですし、聞ける状況でもなかったので、わからない問題があれば答えを見てやり方を理解したり、遊びも一人遊びをしていました。

急かされる状況がなかった環境でもありました。

ゲームも小学校5年生くらいまでそんなにしてなかったですし、環境も今と全く違うといえば違いますが…

とにかく「急かされることがなかった!」

急かされず、自分のペースで学びや遊びをして、それを褒めてもらっていたことで、自然と主体性が育っていったのです。

このことが、一番私を成長させたのだと確信しています。

3.子育てに必要な力とは

子育て、特に発達の特性があるお子さんや育てにくいお子さんを育てているお母さんに大切なことをお伝えします。

それは、私たち大人が待つ力を持つこと!

とにかく待つ!ことなのです。

子どもは親や大人が待つことで、自分でできたという達成感と、自分を信じてくれたという信頼を手にすることができます。

では私たち親が待つためにどのような工夫が必要かを考えていきましょう。

例えば、予定があって9時には家を出なくてはいけないという場合、どのような工夫で行動させることができるでしょうか。

・事前に、「何日の9時に家を出発する」と伝えておく
・前日に「明日は9時に出発するよ」と伝える
・当日は、朝起きたところから実況中継する
「起きたね!」
「着替えたね!」
「一緒にご飯食べよう!」「食べ終わったね」
「あと、15分、10分、5分で出発」とカウントダウンしていく。

実況中継は、今している行為を認め肯定していることになります。

このように声をかけながら、子どもの行動を見守り、待ちます。

こうすることで子どもは、急かされていると感じることなく、自分で準備ができたと小さな成功体験を積んでいることになります。

実況中継は思春期でも有効ですので、ぜひ試してみてくださいね。

急かされることがなかった私が、自分の生い立ちを振り返り「待つ!」ことがいかに大切かに気づき、自分の子育てにも応用できるようになりました。

「子どもを見守って小さなことでも褒めるために待つ!」ということができたら子どももお母さん自身も成長すること間違いなしですよ。

執筆者:遠藤有里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

タイトルとURLをコピーしました