思春期男子の育て方のコツ!荒れる子どもの感情コントロールが上手になる対応とは【パステルジャンプ勉強会】

思春期男子の子育てに悩んでいませんか?話を聞いても、ちゃんと返してくれなかったり、「うるせー!」の暴言や暴力などで返ってきたり。体も声も大きくなる年頃の男子には、お母さんも恐怖を感じますよね。思春期でも暴力からさよならし、仲良し親子になる方法がありますよ!
 
 
 

こんにちは!パステルジャンプ編集部です。
上級講座生でオンライン勉強会を開催しました。今回は、不登校のお子さんを持つママたちが集まり、不登校キッズの成長記録を発表しました。その中から特に感動的だったエピソードをお伝えします。

子どもが思春期になって荒れてきたら⁉

小学高学年から中学生の思春期男子の子育てに疲れていませんか?

小さな頃は、色々なことをお母さんに話してくれたり、「お母さん、お母さん」と言ってきたのに、次第に何も話してくれなくなってしまった…

これから進路のことや、勉強のこと、相談したいことがたくさんあるのに、こちらが話しかけると、

「うるせー」
「きもい」
「だまれ!」

等の暴言や、時には手をあげてくることも…

反抗は自立の一歩と言われますが、その反抗が周りの人を傷つけるほどの暴言だったり、暴力だったりするとお母さんとしては深刻な問題となりますね。

10代の子どもは体も大人並に大きくなっていることもあり、大きな低い声や、強い力でされる暴言・暴力となると、お母さんは毎日怯えてしまうのではないでしょうか。

体は大きくても、思春期の子どもの脳はまだまだ未熟です。

感情をコントロールする「扁桃体」が未成熟で、過剰に活発になっているため、大人に否定されるとカッとなりやすいのです。

頭では、「乱暴な言葉はよくない。親に暴力を振るってはダメだ。」とわかっていても、衝動的な言動を抑制する前頭葉も発達途中で未完成な状態なため、子どもの力だけでコントロールすることができません。

ですから、

「親に向かってその言葉はやめなさい」
「ちゃんと真面目に話しなさい」

等と、正論を伝えても苛立つ感情を抑えられない子どもにとっては、意味がなく、余計にヒートアップしてしまうこともあります。

「もう思春期、手遅れなのかもしれない…」

と考えるお母さん!

そんなことはありません。思春期でもお母さんの対応次第で、子どもの暴言・暴力はピタリと終わりを告げる日がやってきます!

今回は、パステルジャンプ上級講座の中で、ふじくらさんが中学生の息子さんの暴力がやんだ方法を教えてくれました。

毎日、反抗期のお子さんに怯えながら悩んでいるお母さん、ぜひ読み進めてくださいね。


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思春期男子の兄弟喧嘩の暴言・暴力もしっかり解決できる!

ふじくらさんは、中学1年生と中学3年生の二人の息子さんのお母さんです。息子さん2人とも不登校を経験しています。

発達科学コミュニケーションを受講した当初から、激しい兄弟喧嘩に悩んでいましたが、中でもお兄ちゃんから弟さんへの暴言・暴力が一番辛い問題でした。

「母親への暴言・暴力だけなら自分が我慢すればなんとかなるけれど、弟が犠牲になってしまうのはとても辛かったんです。自分では守ることができないのか…と落ち込んでいました。」

と当初の気持ちを話してくれました。

息子さん2人とも、発達障害グレーゾーンで感情をコントロールするのが苦手でした。

暴言・暴力のひどかったお兄ちゃんは、学校でのストレスをためて当時先に不登校になっていた弟さんへ暴言を言ったり暴力を振るったりしてしまっていたそうです。

当時、お兄ちゃんは中学2年生。体は大きく男らしくなっていく時期です。暴言・暴力をやめさせようと言葉で伝えてもまったくおさまることはありませんでした。

ふじくらさんは、発達科学コミュニケーション(発コミュ)の基礎講座で習得した子育てテクニックをあきらめずにコツコツと実践し続けることで、お兄ちゃんの暴言・暴力をなくすことに成功したそうです。

子どもの暴言・暴力は、思春期にヒートアップするとお母さんにとっては恐怖も感じる辛い問題ですよね。叱ってはいけない、落ち着いて対処したい、と思ってもなかなかうまくいかない…と悩むことが多いのではないでしょうか。

思春期男子に素直になってほしいときはママが怒らない!

どんな理由があっても、暴力をふるうというのはいけないことですが、感情をうまくコントロールできない子どもに「暴力はいけないよ!」と言っても聞いてはくれません。

ふじくらさんは、お兄ちゃんの問題行動に目を向けるのではなく、できているところに目を向けて肯定してあげるようにしたそうです。

暴言・暴力で困っているときというのは、できているところなんて一つも見つからない!と思うお母さん達も多いと思います。

ふじくらさんが、意識したのは、

極力指示を出さない。
怒る場面を作らない。

この2つだったそうです。

たとえ、食事の時にスマホを見ていても叱らない
勉強していなくても「勉強しなさい」と指示を出さない
弟さんへの暴言・暴力が始まったらお兄ちゃんを叱らずに弟くんと逃げる

こんな風に、良くない行動にはスルーをし、指示出しをせずに、怒らない!ということをひたすら徹底しました。

弟くんへのちょっかいが原因で喧嘩になったときは、お兄ちゃんの暴力が落ち着いてから、
「弟が可愛くてかまいたかったんだよね」と。

学校で疲れて帰ってきたときは、
「頑張ってきたね〜疲れたよね」と。

お兄ちゃんの様子を否定的な視点で見ずに、肯定的な視点で見て、その様子を言葉に出して伝えるようにすることも大事なポイントだったそうです。


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子どもの感情が落ち着いて家族が平和に‼

不登校や学校が苦手な子どもと一緒に過ごすとき、一番に優先したいのは子どもが「落ち着いて穏やかに過ごせる」こと。お母さんの言葉がしっかり子どもの脳に届く状態にしてあげることが先決です。家族やお母さんへの暴言・暴力がなくなると、子どもはどのように成長していくのでしょうか。

発コミュの肯定を諦めずにコツコツと積み重ねていったふじくら家では、今ではお兄ちゃんからの暴力はまったくないそうです!

兄弟喧嘩も、ここ1年でほとんどみられなくなったということ。

更に、お兄ちゃんは、気持ちを言葉にして伝えてくれることが多くなりました。苦手なことを打ち明けてくれてお母さんが背中を押してあげることができるようになったり、今後の進路のことを一緒に話せるようになっているんです。

思春期男子の暴言・暴力は子どもの問題ととらえて「どうやって改善させたらいいか?」と子どもを変える方法を必死に考えてしまいがち。

ですが、一番の近道は、お母さんの対応を変えてコツコツ続けていくことです!

お母さんが接し方を変えて、子どもとの会話を積み課せねていけば、カッとなりやすくなっていた脳も落ち着いていくんです。

思春期の子どもは、うまくいかない壁にぶつかって気づかないうちに自分を否定してしまうことも多いもの。お母さんがおうちで、子どもの「ありのままを肯定」することで荒ぶった脳を落ち着かせてあげましょう。

パステルジャンプ勉強会では、発達科学コミュニケーションを受講したママ達が、更に我が子を伸ばす対応の研究を行って、毎月シェアしています!

今後も思春期男子の困りごと解決法を記事でシェアしていく予定です!

男の子の困りごとをお持ちのママはお楽しみに!

\こちらの記事でも子どもの暴言・暴力がおさまる上手な対応方法が学べます!/

執筆者:パステルジャンプ編集部

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