ガミガミ言わなかったら悪化した!?スマホ・動画・ゲームがやめられない子どもへの関わり方、ワンポイントアドバイス

スマホ・ゲーム・動画がなかなかやめられないお子さんの事で悩んでいませんか?ガミガミ言うのがよくないと聞いてやめたけれど、余計ひどくなった気がする…。今回は、こんなお悩みにワンポイントアドバイスでお答えさせていただきます。

1.スマホ・タブレット・ゲーム問題、ガミガミ言わなくていいの?

タブレット・スマホ・動画・ゲームをお子さんがやめられないという問題。悩まれる方がとても多いです。

子どもへの接し方で「ガミガミ言わないことが大切」とお伝えすると、グッと我慢して実践してくださる方も多いです。

しかし、「ガミガミ言わないこと」でまた新たなお悩みが…。

ガミガミをやめたら子どもがやるべきことをやらなくなったという声が聞かれるのです。

お母さんから見ると、言わないことで「ゆるくなった」「もっと言うことを聞かなくなった」と一瞬感じるのかもしれません。

今回は、実際にいただいたお悩みにアドバイスさせて頂きます!

2.ガミガミ言わなかったら、余計やめられない事態に!?

頂いたのは、こんなお悩みです。

小言を言うことがよくないとわかったのでタブレットを使う時間が長くなってもガミガミ言うのをやめました。

すると…だんだん時間が過ぎても知らん顔をするようになり、ごまかしたり嘘をついたりしながら以前よりダラダラとやるようになってきました。

どうしたらいいのでしょうか?

小学校5年生男の子のママより、このようなご相談をいただきました。

「できていないこと」をガミガミ言わないことがママにとっては「不安」「心配」なのもとってもよくわかります。

ですが、こう考えてみて欲しいのです。

お子さんにとっては、今はタブレットの世界が自分の居場所になっているということ。

なのでそれを厳しく叱ったり制限したりすることでお子さんが荒れていくことも多いのです。

じゃあ、ずっと大目にみてあげないといけないの?

ずっとこのままなのでは?とますます心配になりますよね。

いいえ!そのままにしないのがおウチで「できる」をふやす発達科学コミュニケーションの視点です。

具体的にどうすれば良いのか、次にご説明しますね!

3.コミュニケーションを変えると少しずつ変化が見られます!

ここで発動して欲しいコミュニケーションのスキルが、「肯定のスキル」です。

時間をオーバーしても、終わりにできた事実を言葉にして伝えてください

「終わりにできたね」とか
「寝る準備するんだね」など。

終わりにできたという「事実」を本人が認識することが大切です。

子どもの行動をママが言語化してあげて子どもの脳にインプットしてあげるから、子どもの脳がしっかり記憶して定着してくるんです。

最初は、時間通りに、指示通りに、終わりにできなくてもだんだん短い時間で終わりにできるようになり、少ない声かけの回数で切り替えられるようになり、と変化が出てきますのでその変化を見逃さないでくださいね!

そしてもう1つ大切に持っていて欲しい肯定の視点が、お子さんが動画を見ていたりゲームをやっていたりしたらそれについてもたくさん話を聞いてあげてください。

「今、何が流行ってるの?」
「その人、有名なの?」
「どんなところが人気の理由なの?」
という感じです。

お子さんが「話す」時は、しっかり脳を使います。

ゲームのことだろうが動画のことだろうがたくさん話させてあげる方が発達しやすい!ということです。

お子さんにとっては、自分の居場所=大切なことについて興味を持ってもらえることは嬉しいものです。

お子さんがハマっているものについてぜひ話をする機会を増やしてみてくださいね!

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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