1.「反抗期」にネガティブなイメージありませんか?
思春期の子どもから反抗されると、お母さんも嫌な気持ちになりますよね。
子どもの態度にイラッとくるし、ショックを受けることもあると思います。
これからお子さんが思春期・反抗期を迎えるお母さんは、もしかしたら「反抗期がきたらいやだなー」と感じていらっしゃるかもしれませんね。
でも、子どもが親に反抗してこないというのは、はたして本当に良いことなのでしょうか?
今回の記事は、「反抗がなければ安心?」をテーマにお届けします!
2.「自分らしさ」を確立するために必要なこと
思春期には、心身の急激な成長や周囲の環境の変化で今までの自分らしさが揺らぐ経験をします。
それがイライラや暴言になってあらわれてくる子もいますが
この「揺らぐ」経験が成長のための大切なステップなのです!
それと合わせてもう1つ
何か打ち込めるもの(=自分らしさを探るきっかけ)を持ち合わせているかどうかも大切と言われています。
打ち込めるものは、大人基準で良し悪しを決めなくてもいいと思います。
大人の考えに、疑問や反骨心を抱くのが思春期なので、大人の考える「打ち込めるもの」でなくてもいいんです!
部活でもよし、
ファッションでもよし、
音楽でもよし、
アニメでもよし、
ゲームでもよし、
友達づきあいでもよし。
なんでもいいと思います!
何かに打ち込むことで、自分の新たな価値観や自分らしさを知るきっかけになるからです。
大人からしたら、反抗的に見えたりムダなことをしてるなと感じたりすることもあるかもしれないですが
成長のステップとしては必要な過程だよ、ということをぜひ知っておいてもらえるといいかな〜と思います。
一方で、思春期を迎えても特に迷うことなく親の示す目標を素直に受け入れそれに打ちこんでいる子は、大人からしたら「いい子」に見えるかもしれませんね。
そのまま穏やかに成長していくお子さんもいますが、人生の途中で葛藤を感じてつまづくこともあります。
なぜなら、発達のステップとしては
「いい子」
(大人の価値観を受け入れている)
↓
「迷い、悩み、葛藤する」
(反抗的な様子を見せる子もいます)
↓
「あらたな自分らしさを手にする」
こんなふうに移行すると言われているからです。
自分らしさを確立していくためには、揺らぐ時期というのも必要なのです。
3.思春期はお母さんの常識もアップデートしていこう!
お友達のお家のお子さんが「いい子」で手がかからないように見えても比べて、焦らなくて、大丈夫です。
逆に「うちの子はいま成長のステップを進むための充電期間を過ごしているんだ」と思ってあげてください。
反抗的な様子を見せる子もいれば穏やかに思春期をすり抜けていく子もいると思いますが
大切なのは自分の進路を選択・決断するなどの人生初の体験をしたり、新しい環境や人間関係で迷ってしまった時に、私たち親が子どもにとって頼れる存在でありよきアドバイザーであることです。
一番避けたいのは「とにかく、親の言う通りにやっていればいいんだよ!」と押しつけになってしまうこと。
親を、必死に疑う(笑)これが思春期の子たちのオシゴトでもありますので…
お母さんとは全然違う価値観でモノを言ったとしても無下に否定することなく
「うちの子は面白い発想してるな〜」
「今は、それにハマっているんだな〜」
と受け止め、お子さんに語らせたりしながらお母さんの常識をアップデートしていきましょう!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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