1.3学期の登校しぶりは自信を育み直すチャンスです!
冬休み明け、お子さんの登校しぶりに悩んでいませんか?
3学期とよばれるこの時期は進級・進学後の生活に向けて整え準備をする「0(ゼロ)学期」と呼んでも過言ではありません。
4月からのスタートダッシュはこの「0学期」の過ごし方で大きく変わります。
冬休み明け、急な登校しぶりに慌ててなんとか学校に行かせようと場当たり的に対応すると、子どものエネルギーはさらに低下してしまいかねません。
この時期はしっかり子どもの自信を育み直してあげることが大切。春までの3ヶ月でお子さんの成長をサポートしてあげてくださいね!
2.発達障害グレーゾーンの子どもが不安定になりやすい時期
進級進学を控えた今、発達障害グレーゾーンの子ども達は不安定になりやすい時期です。
今の時期、学校の先生やママからつい出てしまうセリフ…
それは
「もうすぐ●年生になるんだから!」
「もっとしっかりしなさい!」
こんなフレーズ。
無意識に使っていませんか?
このセリフが不安が強く、変化に弱い自閉症スペクトラム(ASD)タイプのお子さんの学校への苦手意識を強めてしまっているかもしれません。
新しい学年になってやっと慣れてきた今のクラス。落ち着ける…と思ったらもう進級の話?!
今の先生やお友達となんとか折り合いをつけながら頑張ってきたのに…
苦手な学校にもやっと慣れてきたのに…
もっと頑張らなくちゃいけない、さらに進級を迎えるとなるとお子さんも不安定になりやすいんです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんはワル目立ちをしやすいので怒られる経験をずっと積んできた1年になったかもしれません。
そうなると、もう、やる気なし、集中力なし学校に行っても意味がない…
飽きてしまって学校嫌いモードになりやすい時期です。
学習障害のあるお子さんにとっては学校での型にはまった学習の「こうあるべき」にもうヘトヘトになっています。
そこにきて進級するんだから、勉強の遅れをなんとか3ヶ月で取り戻しましょう…というのが実は一番NGなんです。
3.新年度に集団でガンバル力は家庭で育まれる
この3学期という時期は、進級進学に向けて自信を育み直してあげる大切な助走期間です。
いまだに根強い「学校はいくべき」という世の中の”常識”がお子さんとママを焦らせてしまうかもしれませんが、発達障害グレーゾーンの子ども達の「苦手」は一人一人違います。
100人いれば100通りの成長のステップやサポートがあって本当はいいんです。
この子のペースで大丈夫!と思えるママに共通しているのは発コミュを通じて、我が子の成長を目の当たりにして自分の子育ての軸ができることです。
発達障害グレーゾーン、登校しぶり・不登校の子どもの子育ては、ずっと不安と背中合わせです。
ですが「これで大丈夫!」と自信を持てるようになればその不安を手放して子どもの「今」に集中できるようになります。
今、できていることをしっかり言葉にして肯定してあげること。
できていないことを注意したり指示を出すより、まず肯定を続けることで、自信が育まれ子どもが自分で動けるようになってきます。
おウチにいる時間に自信を育み直してあげて、新年度に学校や集団でもがんばれるチカラを授けてあげましょう!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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