1.不登校で無気力な状態だと脳が育ちにくい
子どもに主体性を持って過ごして欲しいと思いますよね。
『主体性』とは、自分の意志や判断で責任を持って行動することです。
不登校キッズにとっても「主体性」は大切です。
いろんなつまづきがあって学校を辛く感じている子でも自分に合った環境で主体的に過ごすことができれば、発達しやすいからです。
主体的にものごとに取り組めない不登校キッズは、過去のネガティブな体験から自信を失っていることが多いです。
そうなると
・無気力になる
・興味の幅が広がらない
・自分で考えない、決められない
・人のせいにする
・いつもイライラしている
などの様子が多く見られ、脳が育ちにくい状態を引きずることになります。
考えるチカラにも行動するチカラにもブレーキがかかるので鬱々としやすいし、発達しにくく不登校を長引かせやすいんです。
下手をすると、進級したら今度こそ学校に行こうと話をしても
「私じゃなくてママが決めた!」
「私はいきたくなかった」
「学校に行けない私はダメな子」
とさらにこじらせ、自信を失ってしまうことがあります。
だから一方的に「ああしろ」「こうしろ」と言うのはかえってNG対応。
今回は、不登校だったお子さんの主体性を上手に育て、学校復帰をサポートしたママの体験談をご紹介します!
2.五月雨登校をしていた子にやる気が出て積極的な子に大変身!
Kさんの娘さんは、現在小学4年生です。3年生になった時にさみだれ登校を繰り返していました。
以下はKさんからの言葉です。
3学期になると休みたがる日が増えて、私が付き添い登校しないと学校に行けなくなっていました。
以前は、学校の先生にも不登校を理解してもらえず私も「どうして学校に行かないの?」と娘を追い詰めてしまうこともありました。
ですが、発コミュで学んだ娘の自己肯定感を育む関わり方に変えたことで娘は癇癪やイライラを起こすことが減りました。
そして新しいチャレンジをしたがらない子でしたが、習い事で昇段試験に挑戦したり苦手意識があった縄跳びにとりくむなど、やる気が出て来て積極的になりました。
ある日、弟の看病が必要で私が付き添い登校ができないので「今日は休んでいいよ」と伝えたところ「自分で行ける」といって一人で登校していきました。
春休みも、子どもが成長する親子時間を作ることに集中し、活動的に過ごすプランを考えたり一緒に取り組んだりしました。
すると…
春休み明けは、寝坊することもなく元気に出かけていきクラス委員にも立候補するまでに積極的な子に大変身しました!
3.子どもが主体的になる親子時間の過ごし方
不登校キッズは、「学校」へ戻る子も「学校ではない場所」でがんばると決める子もどちらもいると思います。
大切なのは「学校にもどるか」「戻らないか」を決めることではなく、どちらの選択をしても子どもが主体的に過ごせる子になる毎日のサポートをしっかりするということです!
実は不登校キッズの進級準備で一番やってほしいのは、親子の会話を通じて、子どもが自分の気持ちを整理したり考えたり相談すること。
こんな関わりができれば子どもの脳を発達させ主体性を育てるチャンスにもなります!
今いる環境はお子さんが主体的に過ごせる環境ですか?不登校のお子さんのやる気をどうやって育んであげますか?
脳が育つには3ヶ月かかります。準備は早いに越したことはありません。
今から進級準備をはじめましょう!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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