発達障害・グレーっ子が中学校生活につまづいた!?ぜひ知ってほしい不安を解消する進路の選択肢!

中学生になって発達障害・グレーゾーンの特性により学校生活につまづきを感じた時、将来を考えると不安になりますよね。お母さんは、そんなときの対応や進路の選択肢を知って、不安を解消し、焦らずお子さんの脳を伸ばすことを全力で考えましょう!

1.発達障害グレーっ子が中学生になって学校がしんどくなったらやってはいけないこと

発達障害グレーゾーンのお子さんが中学生になって学校に行くのがつらそう、または登校しぶりがあったら、お母さんは不安でいっぱいになるのではないでしょうか?

学校との相性が悪い発達障害グレーゾーンの子どもたちの子育てに向き合っていると将来を不安に感じるのはもちろんです。

この先の進路を考えたら登校日数の不足も勉強の遅れも心配だし。

・学校にいつでも戻れるように勉強だけはしておかないと!
・がっこうにいっていないのだからせめて家で勉強くらいはしてほしい
・勉強をしていないと将来困るのではないか

などの、焦りや不安は、お母さんのイライラとなって、発達の特性がある子どもとの誤ったコミュニケ―ションにつながりやすい。

お子さんの未来を考えるとそんな対応になってしまう気持ちもよくわかります。

ですが、焦りを感じてイライラした対応となってしまう…これだけは避けてほしいのです。

2.進路の不安を解消!中学校よりも先の進路の選択肢を知ろう

もしお子さんが、学校に行けなくなってもそうなった時の選択肢を知っていれば、さらにそうなった時の対応を知っていれば、お母さんが不安になる必要はなくなります。

高校は、普通科全日制で毎日通うところが当たり前と思っている人がほとんどかもしれませんが…

例えば!
こんな進路情報を知ったら不安は和らぎませんか?

・不登校になっても一定の条件を満たせば登校扱いをしてもらえる
 (※対応は学校に一任されています。)
・学び直しの環境を整えてくれている高校
・登校がしんどい子のために自宅で学べる環境を整えている高校
・自分にあうペースで学びながら大学進学をサポートしてくれる高校
・大学の指定校推薦の枠をもっている通信制高校
・卒業後の就職のサポートが強い高校

こんな学校が本当に実在します!しかもたくさんあるんです!

通信制高校
定時制高校
サポート校
高等専修学校
チャレンジスクール
エンカレッジスクール

等など。

中学生の子どもたちが学びやすい環境を選びなおし、もう一度がんばり出せる“環境”がたくさんあります。
高校以降は選択肢が一気に広がるんですね。

私は、このような選択肢があることを知って、不安が解消し焦らなくなりました。

3.勉強よりも脳が楽しいことをする

もし学校に行けない期間があったら、一番やって欲しいのは脳の活動量を下げないことです。

脳は楽しいことが大好き。

だから得意なこと・好きなことから着手すると脳がよく働きます。

一方で、勉強が苦手な子に「勉強しなさい!」と無理強いしようとしても苦手だからそもそも取り組みたくない(=考えたくない)ので、脳の活動量はなかなか上がりにくいのです。

苦手なことばかりやらせようとして、脳が働くチャンスを逃すくらいなら、好きなことで、しっかり脳を使ってあげる方がおすすめです。

脳を使うことは脳の発達に直結します。

発達障害グレーゾーンの息子が中2で不登校になった時、我が家がやったのは、

・映画観賞
・DVD観賞
・スポーツジムに行く
・おつかいに行く
(自分のおやつを買っていいよ)

こんなことからです。

初期は勉強については一切ふれませんでした。

とにかく、息子が興味のあることや“やってもいいよ”と思えることに取り組ませるところからスタートしたのです。

このように得意なこと・好きなことで脳の活動量をあげないと、いつまでもうつうつした状態になったり、暴言が続いたりしやすいので、脳をとにかく働かせてあげることに一番チカラをいれます。

それが整ったら次のステップです。

息子はその後、少しずつ家庭教師の先生とおしゃべりをする時間を増やしたり、1日10分でいいので勉強する時間を作ったりしながら彼のペースでできることからやりはじめました。

こうして順を追ってできることを増やしたり、少しずつ苦手なことにチャレンジするステージにあげていきます。

そんなおやすみ期間を過ごしたのち息子は、好きな陸上の大会にもう一度チャレンジしたいと言って学校に行くようになりました。

元々勉強が苦手だった上に学校に行かない期間があったので、当然勉強の遅れもでました。

ですが、しっかりエネルギーを回復した後の息子は不登校になる前より授業を聞くようになり、中3になる頃には提出物を出すようになり、通知表に1と2しかなかった息子が国語と英語と数学の試験を受けて自力で高校に合格したのです。

高校生活でも、時々発達の特性が全開になって珍騒動を巻き起こしてはいますが、それでも学校生活を楽しんでいます。

このようにお母さんが、学校がつらくなった時の対応とその先の進路の選択肢を「知る」

「知る」ことでお母さんの不安を軽くして、ぜひお子さんの脳を伸ばす接し方に全集中してほしいと思っています!

執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

学校に行けない期間は親子のコミュニケーションで脳の活動量をあげましょう!
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