「自室にこもりがち」「会話が成り立たない」思春期や不登校の子と会話が増える!『やめる』べき1つのこと

お子さんが思春期になり不登校が長引くと「自室にこもりがち」「会話が成り立たない」などのお悩みありませんか?こんな状況を解消するためにはたった1つのことをやめるだけでいいのです。ママも子どもも会話が増える方法をお伝えします。

1.思春期、不登校の子どもたち、なぜ自室にこもりがちなのか?

お子さんの年齢が上がったり、不登校が長引いたりすると

「我が子が自室にこもりがち」
「会話が成り立たない」

こんなお悩み相談が多いのですが…

なぜ自室にこもりがちになるのでしょうか?

・学校にいけない後ろめたさ
・友達と違うことへの不安
・自分の居場所のなさ
・親への反発心

など子どもたちも悩んでいます。

だから人の目を気にして外出を嫌がるようにもなるし、自分の居場所を探してゲームの世界に没頭するのです。

この状況を打破するためにママもどうしたらいいか迷ってしまいますよね…

ではどうしたらよいのでしょうか?

2.大人の正しいことは封印しましょう!

似たようなお悩みを抱えているならぜひ置き換えてみてくださいね。

やることはたった1つ。

「正しいこと」を言うのをやめるただそれだけなのです。

正しいこと”は時として子どもを追い詰めます。

”正しいこと”は子どもの警戒心”をONにします。

子どもの警戒心が高い状態だとコミュニケーションが成り立たないのです。

だから「正しいこと」を一時的に封印します。

お子さんの不登校に悩むおウチでも同じようなことが起きやすいです。

例えば、ママの思う正しいことってどんなことがあると思いますか?

正しいこと=学校に行ってほしい
正しいこと=学校に行けなくても勉強だけはやってほしい
正しいこと=ゲームや動画ばかりの生活はやめてほしい
正しいこと=とにかく外出してほしい

これらは「正しい」のですが子どものエネルギーが回復していない時は子どもの警戒心を高める役割しかないのです!

発達のサポートにも不登校のサポートにも順番が大切

その入り口として子どもの脳が警戒モードになっている状態を解除する。それができれば、ステップをふんで正しいことを考えられるステージにステップアップしていきます。

3.発コミュ発動!私の姪っ子ちゃんのエピソード

私には、かわいい姪っ子ちゃんが2人います。

この2人は私の兄の愛娘ですが、奥さんが病で他界し、私の両親が子育て(孫育て)をし、兄は仕事に追われる日々を送っています。

実家に帰省したとき、私は姪っ子ちゃんたちに発達科学コミュニケーション(以下発コミュ)を全力で発動しました。

特に気がかりだったのは中2のお姉ちゃん

普段の様子は…

・口数が少なく、食事の時間以外はほとんど自室で過ごしている
・困ったことがあってもなかなか相談できない

ジィジもバァバも「何を考えているか全然わからない…」と困惑していました。

私が、姪っ子(お姉ちゃん)に気をつけたことをご紹介します。

「パパを助けてあげてね」(ママが他界したので)
「お姉ちゃんだから妹の面倒をみてあげてね」

このフレーズを使うことを絶対にしなかったのです。

その代わりに、ただただ我が家の息子とのユカイなできごとを話したり…一緒にゲームをやったり…絵を描いているところをのぞかせてもらったり…

そんなリラックスできる空間を作ってあげたのです。

これが「安心していいよ」のメッセージです。

4.『ガミガミZERO作戦』で子どもとの会話が増える!

次に「ガミガミZERO作戦」が効果的です。

そのミッションの中身は「今、出している指示をいったん全部やめる!」です。

なぜなら、お母さんの指示がお子さんにとって全て「否定的な声かけ」になってしまっているからです。

・早く寝なさい
・いつまでゲームやってるの
・変な時間にお風呂に入らないで
・ご飯はしっかり食べなさい
・部屋にこもってばかりいないで
・病院の時間を守りなさい

こんな声かけはお子さんにとっては「つらい」声かけになってしまいます。

その代わり、何時でもいいから部屋から出てきた時は「指示」ではなく「会話」をします。

「今日は何のゲームやっているの?」
「昨日のご飯、おいしかった?」
「今日は何時ごろお風呂に入る?」

何時に寝ても起きてもいいから「おやすみ」「おはよう」の声かけをします。

私の姪っ子も口数が少なく、食事の時間以外は自室で過ごしていることがほとんどでしたが、私が発コミュを全力で発動すると…

食事が終わってもリビングに残って学校の宿題やら、プリントやらを広げてたくさん話をしてくれました。

夏休みに勉強合宿があることを知り、「えー行きたくないんだけど。私の夏休みが・・・」と言ったり、「いま授業でこんなプレゼンの練習してるんだ」などの話をしてくれました。

いつも両親の頭を悩ませていた姪っ子ちゃんの変化に両親も目をまんまるにして驚きまくっていました。

こんな「ガミガミZERO作戦」の会話にシフトすることでそれまで居場所が「自分の部屋」にしかなかった子のもう一つの「居場所」がリビングにできました。

一人で部屋にこもるのとリビングでお母さんと会話をするのではやはり脳の活動量が違います。

お母さんが思う通りの時間で最初は動いてくれないことももちろんあります。

だからと言ってガミガミいってしまうのは脳にネガティブなメッセージが蓄積していくので一番発達しにくいのです。

行動量が一番増えないパターンになってしまいます。

ぜひ、「ママの聴くチカラ」「安心できる会話」を活用しながらお子さんの行動を上手に増やしていきましょう。

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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