1.算数ができない…うちの子学習障害かも?
うちの子は勉強が苦手だなと心配しているお母さんは多いと思いますが、今回は勉強せずに勉強できるようになった子どもの話をお伝えします。
我が家の中学2年生の息子が不登校になる前の話です。
息子は小学4年生で不登校になったのですが、3年生頃から勉強を過度に嫌がるようになりました。
特に算数は、宿題として問題がびっしり書かれたものが毎日でていたので、毎日イライラして体を掻きむしりながらやっていました。
わからないときは頭が混乱していて、親の私が説明しても「もう嫌だ−‼」と半べそをかき、毎日毎日宿題をやる時間が親子共にストレスとなっていました。
テストの点数もだんだん下がっていき、通知表の結果も喜べないような状態に…
覚えたはずの九九がすぐに思い出せない。
3年生になっても足し算、引き算に指をつかう。
繰り上がりや繰り下がりの計算ははちゃめちゃになる。
字が汚くて自分で書いた数字も読めず筆算も一苦労。
小さな頃から集団が苦手で病院でグレーゾーンと言われていた息子の様子に、「やっぱり発達障害?しかも学習障害?」と不安になる日々。
担任の先生に相談しても、「苦手な感じはあるかなと思いますが、いつも一生懸命やっていてすごく遅れているというわけではないですよ。」と言われました。
学校では200%くらいの力を出していたため、先生からはそんなに息子が苦しんでいるとはわからなかったようです。
低学年の頃は勉強はできていると思っていたのにできなくなってきたことで、次第に息子はどんどん自信をなくし、不登校となってからは一切勉強をしなくなってしまいました。
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2.算数障害でも体験型の学習で子どもは伸びる!
全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力のうちのどれかまたはいくつかが、極端に苦手なことを学習障害といいます。LD(Learning Disability)と呼ばれることもあります。
学習障害の中でも、数を数えたり、計算をしたり、文章問題を解いたりすることが困難なことを算数障害(計算障害)といいます。
我が家の息子も、「聞く」「話す」には問題は見られなかったものの、高学年になっていくうちに「読む」「書く」「計算」の苦手さが目立つようになりました。
算数障害のある子どもは、計算や推論する役割を担う脳の場所が生まれつき発達がゆっくりです。知能が比較的高い子でもみられます。そのため、自分の中でできることとできないことの差を強く感じると自信を失いやすいです。
算数障害かもしれないと気づいたときに、
ドリルをたくさん買ってきて苦手を克服させようとしたり、
指を使って計算するのをやめさせようとしたり、
お母さんが無理な方法で勉強させるのはNG行為です!余計にどんどん勉強嫌いになってしまいます。
けれど、どうしたらよいのでしょうか?
子どもは遊びが大好き!机に座って、苦手な算数の授業を受けるのは苦痛でも、体験型の学習は好きだという子どもは多いです。
子どもが新しいことを習得するには、「楽しさ」が大事!
苦手なことも得意なことと結びつくことで、できなかったこともできるようになっていくんです。
3.計算力が身につくオススメの遊び
息子が不登校になってから発達科学コミュニケーションを受講し始めた私は、勉強させずに子どもの脳を伸ばす方法について学びました。
それでは、我が家の息子が不登校中に遊んで算数を学んだ結果、計算能力が上がった遊び方をご紹介しますね!
◆カードゲームで親子で対戦!
小学生の頃に息子が大好きだったのが、カードゲームです。
ポケモンカード、バトルスピリッツ、デュエルマスターズ、遊戯王などなど。
これらのカードゲームは対戦中に得点が増えたり減ったりを繰り返します。また、カードには色々な特性があって、得点が何倍になることもあるんです。
そのため、足し算、引き算、かけ算をゲームをしながら練習することができますよ。
それぞれのゲームで、得点を換算する補助グッズもあるので楽しく得点を数えている間に計算力も養われます。
ポケモンカードゲームでは、ダメカンと呼ばれる小さなコインのようなもので得点を増やしていきますが、最初は「10、20、30…」と数えて得点を出してもOK。慣れてきたら「50が3個あるね、得点いくつ?」というように計算で得点を出していくこともできるようになります。
◆ボードゲームで遊ぶ!
カードゲームは1対1で対戦するものですが、家族や友達とわいわいできるボードゲームもおすすめです。
定番の人生ゲームや、経済感覚が身につくモノポリーは、おもちゃの紙幣を使って勝負をしていきます。
そのため、計算力だけではなく「お母さんは2万ドル持っているよ。〇〇くんは2万5千ドルだからお母さんの方が負けてるね。」というように、大きな数の数量感覚を身につけることができます。
「今6万4千ドルだね。あともう少しでロボットクリエイターになれるよ。あと何ドルあればなれるかな?」と、計算練習することもできます。
最初は電卓を使って計算してみる、次にお母さんが計算を書いてあげて答えてもらう、そのうち少しずつ暗算していく。というように子どもの様子を見ながらスモールステップで計算の力を身につけられます。
また、そばにホワイトボードなどを置いておいて、参加者全員の得点を書きながらゲームをするのもいいですよ。
ゲームの中で計算を自分でできたら、「計算早いね!」「よくチャレンジしたね」と褒め言葉も忘れずに伝えてあげましょう。
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4.勉強しなくても計算できるようになった!
このように、我が家の息子は小学校の不登校の間は、あえて勉強せずに遊ぶ時間をとても大事にして過ごしました。
その結果…中学生になり本人が「勉強する!」と言い出した時には、
あんなに嫌がっていた筆算がちょっとの復習でしっかりできるようになったり、
指を使わないとできなかった計算が指を使わなくても暗算でできるようになっていたのです!
「あんなに苦労したのに、勉強しなくても頭の中って成長するんだね。」と親子でびっくりしたものです。
学校のカリキュラム通りの勉強に遅れがみられてきたら焦ってしまいがちですが、苦手なことをどんどんやれと言われると凸凹キッズはますますやる気を失ってしまいます。
苦手なことでも楽しいことと結びつくと、脳の働きはぐんっと引き上がっていきます。
うちの子計算が苦手だな…と思ったら、「今日はドリル1ページやるよ!」をやめて「みんなでゲームしよう!」に変えてみてください。楽に計算力がアップしていきますよ。
執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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