新学期の登校しぶりする子どもの心が落ち着く!おうち時間を発達時間に変える「休ませ方」のポイント

もうすぐGWですね。新学期が始まり、順調に学校に通い始めたのもつかの間、「学校に行きたくない」「学校がつまらない」など、お子さんの登校しぶりの対応に悩んでいませんか?そんなお子さんの心が落ち着く大切なおうち時間の過ごし方についてお伝えします。

1.4月に頑張り過ぎた子は、GW明けに息切れしやすい! 

なんとか無事に新学期のスタート切ったものの早くも登校しぶりが始まった、「行きたくない」と言い出した。

そんなお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

あと少しでGWにさしかかります。

このGWの過ごし方も大切な「休ませ方」の1つです。

新学期のスタートをがんばってきた子はヘトヘトの状態でGWに突入する子も多いです。

だから、GWをどう過ごすかはお子さんのコンディションのアップダウンに直結します。

そしてその過ごし方がGW明けの登校しぶり学校生活での活躍にまで影響します。

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2.新学期の登校しぶりどうしてなるの!?

登校しぶりや不登校の対応にはオススメの時期がある!のです。

進級・進学して不安いっぱいの中、4月を乗り切ってきた子が息切れをする…

今年こそは!と頑張ったけど、友達とうまくいかなかった、先生に怒られちゃった、と“失敗体験”を積んでしまう…

子どもが「学校に行きたくない!」と訴えてきたら即対応が大切です!

お母さんにとっては「学校に行きたくない!」と聞くのが初めてだとしても、お子さんのなかでは「もう無理!」というアピールなんです。

「様子をみよう!」
「まだ、なんとかなるだろう」
「このまま休み癖がついたらどうしよう」

なんて言っているうちに、あれよあれよとこじらせていく子も多いんです。

そんなときどう対応したらいいでしょうか?

登校しぶりが始まったら早めに休ませた方がいいとはネット情報で見かけるけれど

「休みぐせがついたらどうしよう」
「勉強が遅れたらどうしよう」

そんな心配が拭えないママも多いと思います。

また、体調が悪いというから休ませてみたものの家では元気に過ごしているから

「ズル休みなんじゃないか?」

と迷ってしまうママもいるかもしれません。

だから、初期の対応を見誤ってしまう方が多いのです。

学校が辛いということは学校生活でつまずきを感じているサインです。そして、そのつまずきには発達の特性が影響していることが多いのです。

その発達の課題をそのままに登校させることだけに必死になってもお子さんが感じている学校イヤだ!の状況は改善されていきません。

ですが、本当は、初期のエネルギーが残っている間に適切に対応をしてあげれば回復も、発達も、加速しやすいのです。

3.我が家のぎりぎりまで頑張らせてしまったストーリー

我が家は、実際、ぎりぎりまで頑張らせてこじらせてしまいました。

中学2年の夏休み前にはじまった登校しぶり。

初期のころは、「頭が痛いー」という息子に、薬を飲ませたり「保健室行ってもいいよ」と言ったりしながらだましだまし登校させる毎日でした。

だけどある日息子は涙目で私に訴えてきたのです。

「先生から『保健室に行っちゃダメだ』って言われた」と。

保健室に行っても熱があるわけではない。元気なら教室に戻りなさい。

そんな担任の先生の指導で息子の心は折れてしまったのです。

その当時はなんとかして学校に行かせなければ…と思っていた私。

学校に掛け合って保健室登校や、別室登校について、交渉を進めてみましたが、その間にも息子のコンディションはどんどん悪くなっていってしまいました。

イタズラも怒られることもいっぱいしていた息子だけど、いつも笑顔でニコニコ過ごしていた元気印の息子の姿はいつの間にかなくなり、魂が抜けたように、毎日ただベッドの上で寝るだけの生活になってしまったのです。

そこからの回復には時間もかかりました。

知識も必要でした。

必死に声かけでなんとかしようと思ってもその「声」すら届かない。

だから初期の対応をしっかりしてあげた方がママもお子さんもラクなのです。

先日、個別相談に参加してくださったお母さんがこうお話くださいました。

行政病院学校に相談しても話はきいてくれるけど…

発達の検査はしてくれるけど…

家の中のこと(具体的な関わり方)までアドバイスしてくれる人は今までいなかった」と。

そうなんです。

「おウチの中」が置き去りになってしまっているからママたちが迷ってしまうのです!!

不登校になったとき『どうやって学校に行かせるか?』を考える専門家は多いけど、お子さんが休んだときに何をしたらいいのか、どう関わったらいいのか、そんな『休ませ方』を教えてくれる人はいないのです。

では、次に上手な休ませ方をお伝えします。

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4.お子さんを上手に休ませて「おうち時間」を「発達時間」にするには?

学校をお休みしてもいいんです。

学校の話や勉強の話は封印して、

ゲームが好きなお子さんなら
「今日はなんのゲームして遊ぶ?」

買い物が好きなお子さんなら
「お母さんと買い物行かない?」

作ることが好きなお子さんなら
「このお菓子つくってみない?」

などと声をかけてみてください。

休んだ時の「おうち時間」「発達時間」に変えてあげたいのです。

脳科学に基づいた親子のコミュニケーションがあればわが子の不安や怒りが落ち着く聞く力がのびる、行動力が育つ、身の回りのできることが増えるそんな戦略的な休ませ方がわかります。

パステルジャンプの生徒さんのご家庭では、こんな成長を見せてくれた子達がいます!

・学校を休んで留守番している時間に大好きなパラパラ炒飯を作ることを極めて自信をつけた子

・お母さんと癒やしアイテムを見つけていつでも気持ちと体をリセットできる強さを手にした子

・毎日の朝ご飯を自分で決めることでなんでも自分で選べる決断力を身に着け、長期不登校を卒業し楽しく学校に行けるようになった子

上手に休ませてあげればお子さんは動き出しますよ。

ぜひ、うちの子の好きなもので、どんな成長があるかな?とワクワクした気持ちで考えてみてくださいね。

ゴールデンウィークにおウチでやってほしいさまざまな声かけ、発達サポートのポイントをパステルジャンプの記事でも多数紹介しています。

ぜひチェックしてみてください。

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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