「眠れない!」発達障害で不登校のお子さんが安心して快適に眠れるようになるサポート術!

発達障害で不登校のお子さんの不眠問題で、お困りの親御さんはいらっしゃいませんか?そんなお子さんの様子に心配になるお母さんは多いと思います。今回は、お子さんの不眠問題をお母さんの声かけで解決するサポート術をお伝えします。
 
 
 

1.発達障害で不登校のお子さんが不眠になる原因

発達障害で不登校のお子さんの不眠問題で悩まれているお母さんは多いのではないでしょうか。


寝つきが悪い、ベッドに行きたがらない、途中で目が覚めてしまう、朝起きられない…など困り事はたくさんありますね。お子さんが不眠になってしまう代表的な3つの原因を見ていましょう。

1つ目の原因は、感覚過敏があるから。感覚過敏があると音や光を受け取る脳のエリアが未熟なため上手く刺激を処理できないことから生活音や家電の光に敏感になってしまい、覚醒しやすくなります。

2つ目の原因は、入眠の切り替えが苦手だから。発達障害のお子さんは、見通しを立て、行動の切り替えや気持ちの切り替えをするのが苦手な傾向にあります。それと同様に入眠の切り替えにも困難さが生じてしまうのです。

3つ目の原因は、お母さんがお子さんに「早く寝なさい」「何で寝ないの」と言うから。お子さんのできないことに注目した声かけは、眠れないお子さんを余計に不安にさせてしまいます。 

では、発達障害で不登校の息子が、不眠に悩んだ当時のエピソードをご紹介します。

2.不眠に悩まされた息子のエピソード

息子は小学5年の2学期から不登校になり、中学は、最初の3ヵ月ほど登校しましたが、その後また不登校になってしまいました。

息子が、不登校になると不眠に悩まされるようになりました。

「音や光が気になり眠れない」
「ベッドに行くことを嫌がる」
「なかなか寝付けない」
「途中で目がさめてしまう」

など様々な問題が起こるようになり、睡眠不足の日々が続くようになりました。

その中でも最も大変だったことは、「ベッドに行くことを嫌がる」ということでした。当時の私は、どのように対応していいのかわからず「早く、ベッドに行って」「いい加減にして」と怒ってばかりで、不眠で辛かった息子の気持ちに寄り添ってあげることができませんでした。

その結果、息子はますます、眠ることへの苦手意識が強くなってしまいました。

そんな不眠で悩んでいた息子に対して、私の声かけえを変えたことで、不眠問題を解消することができました。

では、どんな声かけを息子にかけていったのかお伝えしますね。

3.発達凸凹のお子さんの不眠問題を解消!

ここからは、不眠が解消する声かけサポートをご紹介します!

♦否定的な言葉を封印する!

まずは、息子が悩んでいる睡眠に注目した声かけをやめました。

息子にイライラモード全開でガミガミいうと息子の自己肯定感が下がり、ますます息子は自信を失ってしまうと考えたからです。

「早く寝て!」
「なんで寝ないの?」

というような、ついついお母さんが言ってしまいがちな言葉は封印しましょう。

♦感覚過敏への配慮を行う

感覚の過敏は、息子がコントロールできるもではありません。

息子が、

「空気清浄機の音がうるさい」
「ゲーミングPCの電源ボタンのブルーライトの光が眩しい」

と言ってきたら、

「そうだね。空気清浄機の音がうるさいね、ゲーミングPCのブルーライトの光がまぶしいね」

と認めてあげる声かけをし、息子がまぶしいと感じる家電には、全て布をかぶせました。

また、息子は、家電の作動音に対しても「うるさい」と感じることが多かったので、眠る前には作動音が気になる家電の電源は、全てきってしまいました。

♦入眠の切り替えをスムーズにする方法

眠るときに何か楽しみになるものがあると、寝付きやすくなります。

そこで、私は、息子に寝る前に何か楽しく慣れるものを聞くようにしました。

「しりとりする?それともマッサージする?」と聞くと息子は、「マッサージがいい」と言うので、手やふくらはぎをマッサージしてあげることにしました。

すると、息子は、すんなり安心して、眠りにつくことができるようになり、夜中に目が覚めることも減っていき、質の高い睡眠ができるようになったのです。

お母さんは、お子さんの不眠の原因を把握し、お子さんをサポートしてあげましょう。

お母さんの声かけを変え、お子さんの心のケアや環境調整も行えば、お子さんの不眠問題は必ず改善していきます!

お母さんもお子さんも、ぐっすり眠ることができるようになりますよ!

執筆者:小川 薫
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)

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