1. 不登校で引きこもりがちな子も外出しやすいのが、夏休み
不登校になると、周りの目が気になって外出しなくなり引きこもりがちになってしまうので、心配になる親御さんが多いと思います。どうしてもゲーム、You Tubeなどが中心の生活になりがちなので、ますます心配になりますよね。
平日昼間は、友だちが学校に行っている時間だから、知っている人に会ってしまったら困る…朝は登校していく友だちに会ってしまう…夜は塾帰りの友だちに見つかる…と思うと、外出するタイミングはとても難しいですよね。
そんなお子さんでも、夏休みは、周りの友だちもお休みしている期間。少し気持ちが緩んで、外出してもいいかな、と思ってくれる時期だと思います。少し遠出して、周りの目を気にせずに思いっきり楽しく過ごして、心もからだも、ぐんと成長させてあげたいですよね。
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2. 普段は、いくら声をかけても、タイミングを考えても、外出させるのは難しい…
我が家にも不登校歴1年を過ぎた中学生の息子がいます。小学校時代はずっと運動をしていたのに、不登校になってから一切せず、引きこもった生活になり、体力、筋力ともにすっかりなくなってしまいました。
外に出て活動することは、体力向上や脳の成長にも効果があるため是非すぐに取り入れたい活動でした。
でも、早朝に河原を散歩しよう、と誘っても早朝に朝練に出かける同級生に会ってしまうのがいやで出かけられず、また、夜遅めに出ようとしても同級生のご両親の帰宅時間は避けたいし、人がたくさんいる場所には行きたくないなど、誘う時間、場所を選択するのも難しい状態でした。
安心して、居心地良くいられる家の中でゲームをすることの方が、よほど魅力的で本人にとって、外出するメリットは感じられず、いくら誘ってもなかなかついてはこないし、一人で出かけるのはさらにハードルが高い。カフェスイーツや、大好きなアニメの映画をだしに誘い出すのがせいぜいだったため、次のお休みには○○に行って、□□をしよう!と計画をするようになりました。
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3. 親子旅行の計画を立てる際のポイント3つ
ポイントは、3つ。
1つ目は、本人が安心して活動できること。
大事にしたいのは、
・本人にとって安心安全な「家」を出て活動するメリットが本人にあること
・安心して活動できる時間、場所、方法
を考えることです。
まずは、本人が行きたいところにいく。
うちの息子の場合は、できるだけ早朝、車で出かけることで納得しました。また、出かける前にグダグダしないよう、起きる時間、出る時間を設定して何度か声かけもしました。
2つ目は、本人主体で計画すること。
計画する際は、子ども本人にも参加してもらうことをオススメします。
一緒に計画すると、参加意識も高まり、活動の見通しも立てられるようになります。
我が家では、まず、息子がどんなことだったら旅行して楽しめそうか、聞いていきました。
・どこか行きたいところはある?
・遠くまで行くとしたら、何をやりたい?
・遊園地?山がいい?海がいい?
そのうちに、
「ディズニーに行きたい」
「USJに行きたい」
「釣りがしたい」
「ハイキングがしたい」
など、やりたいことが出てきました。
そして、ディズニリゾートへ行こう、と決めたら、事前に、どちらのランドに行きたいか、どの乗り物に乗るか、パレードやお土産はどうするか、など話し合いました。専用アプリをダウンロードして、当日も、子どもたちに混雑状況を確認してもらいながら、回る順番を決めたり、食事の場所も決めてもらいました。
そして、3つ目は、余裕をもった計画にすること
せっかく旅行に行くのだから、あれも、これもとスケジュールを目一杯詰め込んでしまいたくなるかもしれませんが、発達凸凹さんたちは、切り替えが苦手だったり、時間の感覚が弱かったりするので、予定よりも余裕をもった計画にしておくのがベターです。
出来れば、万一予定通りにいかなかった場合の代替案も含めて準備ができるとよいですね。
昨年夏に、堤防からの釣り体験をしに行った時は、その他の細かい予定は入れずに、その時の気分や状況で延長しても、早く切り上げてもいいように時間を組みました。
屋外でのアクティビティは、天候によっても左右されてしまうので、「もし、出来なそうだったらこっちをやってみようよ」と他の案も伝えておくと、いざという時にお互いイライラせずにすみます。
そして、せっかくの親子旅行を、いい思い出にして活動の幅を広げる経験にしてあげたいですよね。
そのためにぜひやって欲しいことを最後にお伝えします。
4. 失敗があっても、「楽しかった」「よかった」で終わらせること!
しっかり計画をして、楽しく過ごしているはずの旅行でも、うまくいかないことや突然のアクシデントがあったり、疲れてしまってグダグダになったり、ということはあると思います。
ですが、最後は「楽しかった」で終わらせましょう!
発達凸凹のある子は、ネガティブな記憶を残しやすい性質があります。
うまくいかなかったり、失敗したり、叱られたりしてしまうと、せっかく楽しい経験をたくさんしても嫌な記憶として残ってしまいます。
車で泊まりに出かけた際、帰りに渋滞にはまってしまったことがあります。長い時間車内にいると飽きるし、気持ちも悪くなるしでイライラ。運転している夫もそんな様子をみてさらにイライラが倍増しました。
そこで、しりとりや言葉遊びゲームなどをやって気を紛らわし、家の近所の一番好きなファミレスに寄って夕食を食べることにしました。ファミレスでは気分もすっかり回復したので、家族で旅の振り返りをして、「次行った時は、こんなことをしようよ。」「あっちにも寄ってみたいね。」などと話して“楽しい旅の記憶”として残しました。
うちも早速親子旅行の計画を立てよう!と思っていただけましたか?
我が家もまだまだやってみたいこと、行ってみたい場所があるので、今年の夏も楽しい旅の企画を立てたいと思っています。
皆さんも、ぜひたくさんの楽しい経験をして、エネルギーチャージしてくださいね!
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)
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