自己否定の強いママが自分を責めることから卒業!ありのままの自分を認めて子育てを楽にする魔法の言葉

子育てがうまくいかずにママが自分を責めることは子どもにも悪影響です。まずは、ママが自分に自信をもつことが大切。でも、自信をつけるために自己肯定感を無理に高めるのはちょっと待って!ありのままの自分を認めて子育てが楽になる方法がありますよ。

1. 子育てがうまくいかず自分を責めることはありませんか?

発達に凸凹がある子の子育ては大変ですよね。いろいろなノウハウを調べては実践する毎日。それでも思ったように効果が上がらずに、

「子育てが上手くいかないのは自分のせいだ」
「自分の対応が悪いからうまくいかないんだ」

自分を責めることしていませんか?

ママが自分を責めたままでは、どんなに有効な子育て方法も効果が薄くなってしまいます。

まずは、ママが自分に自信をもつことが大切です。

でも、自信をつけるために、毎日『自分の良いところ10個』『今日のできたこと10個』など、焦って自己肯定感をあげるワークに取り組むのはちょっと待った!

もしかしたら、続けることができずに余計に自分を責め、つらくなってしまうかもしれません。

自己否定の強いママは、これから紹介する魔法の言葉を、ママ自身にささやきかけることからはじめてみてください。

きっと、心が軽くなって自分を責める子育てから卒業することができますよ!

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2.自己肯定感を高める前にやるべきことがあります

なぜ自己否定の強いママが、突然自己肯定感を高めるためのワークを行うとうまくいかないのでしょうか?

実は自分に自信をつけるには順番があるんです!

例えば、いつも「すぐに落ち込む自分は良くない、ダメだな」と思って自分を責めることが多い人にとって、今日から急に

「落ち込むことはこんなに素晴らしいぞ!」
「こんないいところもあるぞ!」

と考えられると思いますか?とても難しそうですよね。

人が自己肯定感を育むためには、まず、自分のありのままを受け入れる、『自己受容』を行う必要があるのです。

『自己受容』は『自己肯定』ではありません。

すぐに落ち込む自分を否定も肯定もせず、「自分はすぐ落ち込んでしまうんだよな」とそのまま受け入れることです。

そして『自己受容』は『自分のことが好き』でもありません。

「自分を好きになれない」
「自分をキライだ」

という事実もそのまま、

「自分は自分のことをなかなか好きになれないよな」
「自分のことをキライだと思ってしまうんだよな」

と受け入れることです。

『自己受容』は自分がどんな状態でもそのままを受け入れることです。

していること・やったこと、またその結果得られたことレベルで自分を肯定することではありません。

例えば、何かやってみてできたとか、資格があるとか、外見が美しいとか。仕事の業績や財産、名声、肩書もここにはいります。

『自己受容』は、自分の存在そのものを受け入れること、つまり、自分の感じていることを受け入れることです。

人は『自己受容』ができてはじめて、自己肯定感が育まれるのです。

『自分の良いところ10個』『今日のできたこと10個』などのワークは、していること・やったことレベルでの肯定になります。

そのため、今まで自己否定してきたママが一番にやるのはオススメできないのです。

また、『自己受容』と『他者受容』は正比例します。

つまり、ママが自分の『自己受容』育むことで、子どものことも責めることなく、そのまま受け入れられるようになっていきます。

結果、子育てが楽になるのです。

3.思うようにいかない子育てに自分を責める日々を送っていた過去

わが家には発達凸凹グレーで繊細気質の3人の子どもがいます。

上二人は現在不登校で、末っ子も不登園を経験しています。

発達科学コミュニケーションを学び、子育ての仕方は理解できたものの、継続して実践できないことにわたしは焦っていました。

『発達凸凹の子は対応しだいで良くなる』と言われると、

「でもそれって、逆を返せば『対応しだいで悪くなる』ということだよね…」

プレッシャーを感じてしまい、

「このひと言で子どもがダメになったらどうしよう
「子どもが落ち込んでいるのは、自分が声かけを間違えたからじゃないか」

などと考え、だんだん失敗を恐れるようになりました。

声かけをした後も

「本当にこれで良かったのだろうか?」
「自分は間違っていなかっただろうか?」

不安になる日々を送っていました。

結果、子どもに声かけをすること自体が怖くなってしまいました。

そんな中、子どもの自信が育っていくはずもなく…

自分の自己肯定感を高めなければ、子どもの自己肯定感を高められないと思い、自己肯定感を高めるワークや、認知行動療法などに取り組もうとしました。

しかし、なぜかすればするほどしんどくなっていくのです。

頭では理解できるのに、心が拒否する感じがし、ワーク中にも自分を責める思考が浮かんでつらくなってしまいました。

「なんで自分はこんなこともできないんだろう?」
「ワークひとつ継続することができないなんて、ダメな人間だ」

わたしは、ワークをうまくできず、しんどくなって続かない自分をまた責めることをし、悪循環に陥っていました。

そんな時に知った自分に自信をつける順番

わたしはまず、自己肯定感を高めるのではなく、『自己受容』をするために、ある言葉を自分自身にささやきかけてみることにしました。

すると、あれだけ自分を責めることから抜け出せずに苦しんでいたのが嘘のように、心が楽になるのを感じられたのです。

次にそのある言葉、『魔法の言葉』をお教えしますね。

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4.自分の感じていることに対して『魔法の言葉』をささやきかけてみよう!

『魔法の言葉』とは、それでいいんだよという言葉です。

つまり、自分の心が波立つ瞬間に、意識して自分の感情に対して「それでいいんだよ」とささやくことを頭の中で行なったのです。

「がっかりしたんだね。がっかりしたっていいんだよ。
「悲しかったんだね。悲しくなったっていいんだよ。
「つらかったんだね。つらいって思っていいんだよ。
「イライラしたんだね。イライラしたっていいんだよ。
「腹がたったんだね。腹がたったっていいんだよ。

といった具合です。

わたしは実際に以下のようにして自分の感じたことを受けとめていきました。

・子どもがいつまでも起きてこないと「昼夜逆転になってしまうんじゃ」と不安になる時。
⇒「いつまでも起きないと、心配だし不安だよね。不安になっていいんだよ。

・きょうだいゲンカで聞くに堪えない暴言にイライラする時。
⇒「イライラするよね。こんな言葉を自分の子どもに言ってほしくないよね。つらくなるよね。つらくてイライラしたっていいんだよ。

・子どもが学校に行けるかもと思って、行けなかったことにがっかりしてしまった時。
⇒「一歩進めるかもって期待したんだよね。行けなくてがっかりしたよね。がっかりしたっていいんだよ。

・つい子どもを叱ってしまって後悔。自分を責めてしまう時。
⇒「子育てがうまくいかないと自分を責めてしまうよね。責めてしまってもいいんだよ。

自分が感じたことをただ受け入れ「そう思ってもいいんだよ」「それでいいんだよ」のひと言を加えることで、自分の感情が受け入れられたように思え、心の波立ちがおさまるのが感じられたのです。

すると、今までグルグル思考でどんどん自分を責めてつらくなっていたのが激減しました。

さらに、自分を責めることが減ったことで、子どもたちのことを自然体で受け止められる機会が増えました。

子どもの自己否定的な発言にも、自分にささやいてきたように、

「そう思うんだね。そう思ったっていいんだよ。」
「どんなあなたでも、そのままでいいんだよ。」

と、無理なく心から言える自分がでてきたのです。

いかがですか?

子どもの自信を育てたいなら、まずはママがありのままの自分を認めてあげましょう。

今日から『魔法の言葉』をささやいて、自分を責める子育てから卒業です!

「そんなこと難しい!できない!」って思ったそこのママ。そんなときこそ『魔法の言葉』をささやいてみてください。

「難しい!できない!って思ったっていいんだよ。」

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執筆者:小林ほなみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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