発達に凸凹のある子どもにしっかり届き、行動力がUPする叱り方とは?お母さんができるポイント2選!

発達に凸凹のある子どもを叱っていて無視されたり、「うるせえ!」「黙れ!」と言われたら、その叱り方は間違っているかもしれません。子どもの脳に言葉をしっかり伝える「叱り方」とは?2つのポイントをマスターして理解力行動力をUPさせちゃいましょう!
 

1.叱られてばかりいる脳の状態はこんなことに!

発達凸凹の子どもに言い聞かせたくて叱っているのに、肝心のお子さんはスルー(無視)や逆ギレなんてこと、よくありますよね!

良かれと思って叱っているつもりでも、そのやり方が“効かない”理由とは何だと思いますか?

<叱られてばかりいる脳はこんな状態>

①大人の求めるものとのズレ(できない、やらない)

②叱られる・注意されてばかり=感情の脳がいつも荒ぶっている状態

③感情の脳が興奮状態の時は、理論の脳がうまく働かない
 =伝えたいメッセージがいつまでたっても伝わらない

④行動が変わらない

これがただ叱っても効かない理由なのです!

これを知るまでは、私もうっかり間違えた叱り方をしていました。

2.発達障害グレーゾーン・凸凹キッズの息子に「うるせえな」と言われる

小さい頃から、育てにくくて、学校との相性の悪かった息子。

とにかくみんなと同じことをできるようにさせたくて、苦手なこと、できないことを、何とかやらせようとする子育てスタイルになっていました。

ですが、そう簡単にはいきません。

発達凸凹のの特性のあった息子は、うまくできないことも多い、気がつけばトラブルを起こす、そんな毎日だったので

「言っても言ってもできないのはナゼ?!」
「また謝りに行かないといけない」
「もっとちゃんと子育てをしなくちゃ!」

焦った私は厳しく叱り、罰を与え、諭す子育てを追求しました。

しかし、困りごとは何も改善しませんでした。

それどころか、高学年を迎える頃には親子関係が急速に悪化し、私の声は息子には届かなくなっていました。

「うるせえな」
「黙れ」
「クソババア」

こんな暴言がでるまでになったのです。

3.お母さんがマスターできる「叱り方」とは!?(とっておきのポイント2選!)

ところが、私が発達科学コミュニケーション(発コミュ)で、私の対応を変えたら息子はこんなに変わりました!

・穏やかな親子の会話が復活
・不登校から学校へ復活
・「こんな学校あるけどどう?」「僕はこの学校は合わないと思う」と進路について話し合える関係に
・1日10分しか宿題をしなかった子が高校受験前は1日4〜6時間勉強するように
・忘れ物が減って授業を聞くように
・提出物を出すようになって先生との関係性も改善
・友達とのトラブルが激減し、いらっとしても我慢できるように
・「俺が悪かったと思う」と自分の非を認めたり、謝れるようになった
・人との約束、社会のルールを守った行動ができるように

などなど。

こんな変化を生みだすために必要な「叱り方ポイント」は2つあります!

◆叱り方ポイント<その1>

叱る場面、叱らない場面を科学的に整理して使い分ける。

いつも叱られてばかりでは感情の脳が荒ぶっている状態です。それを回避するのがコツ。

発コミュ的に叱る場面はこの2つにフォーカスしちゃいます!

①自身や周囲の人を危険にさらす行動
②倫理・法律・道徳に反する行動

それ以外は叱るのではなく、親子の会話の中で気づきを与えて変えていくのが大切です!

◆叱り方ポイント<その2>

もし叱る場面に遭遇したら「伝え方」に気をつけること。

感情的な言い方、長くて一方的な伝え方、これは発達凸凹の子どもたちの脳に、最も届きにくいコミュニケーションのスタイルです。

何度も同じ失敗を繰り返したり言っても聞かなかったりするので、こちらも理解させようとしてつい長くなったり、くどくど言ってしまったりすることがありますが…

これが効かない叱り方なのです!

こんなふうに発達凸凹の子どもたちの脳が、何が得意で何が苦手か、わかってくると対応も変えやすいですよね。

叱らざるを得ない場面でも感情的にならず、短く、会話のキャチボールをしながら伝えていく。

これを意識して欲しいと思います!

きちんと「届く」接し方をすれば子どもの理解力や行動力もUPします。

親子のコミュニケーションを整えることで、発達凸凹の子どもたちが伸びるのにはこんな理由があるからなのです!

今までのやり方をガラッと変えるので最初は戸惑うお母さんも多いです。

ですが、しっかり学びおウチで実践していく中でお子さんの変化を見て、子どものこれからの成長をもっと見守って応援したいという感想をいただく方が続出です。

もし今までのやり方ではうまくいかない…と感じていた方は、やり方を変えるチャンスかもしれません!

ぜひトライしてみてくださいね!

執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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