中学生の不登校の子、話しかけても返事がない…思春期だしこのまま様子を見てあげたほうがいいのかな?でもほおっておいて本当に大丈夫?そんな心配をしていたママが声かけを工夫し子どもの世界に近づくことで会話を増やし成長したエピソードです!
1.学校を休んでいる子が一日中ゲームとスマホ…このままほおっておいていいの?
不登校の子どもとの会話がほとんどない…
子どもは、毎日部屋にこもってばかり
一日中ゲームかスマホを見るだけの生活。
家の中でも外でもずっとスマホを持ってて目を離す隙がない。
声をかけても生返事で聞いているのかわからない…
こんな状況だと大事なこれからの事も話し合えないし、どうしたいのかもわからない、と困っていませんか?

周りに相談すると
「もう思春期だしあまりガミガミ言うのはよくないよ」
「見守ってあげればそのうち動き出すよ」
そんな風に言われることもあるかもしれません。
『けれど、それで本当に大丈夫なの?』
という心配や不安が出てくるのは、ちゃんとお子さんの成長を考えている証拠です。
実は、思春期の不登校の子は、ただ、「ほおっておいて」成長していくということはありません。
学校で疲れてしまった不登校の子が再び動き出す力は、休んでいる間にちゃんと育ててあげたいのです。
▼「学校を休めば元気になると思っていたのに…」
まだ動き出せないのは、まだ脳がストレスから
回復途中だからかもしれません

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2.どうして親と会話してくれなくなっちゃうの?
不登校になると自信を喪失してエネルギーがなくなってしまいます。
自分の意志や感情を出す力も弱くなってしまうのです。
不登校にまでなっていなくても、思春期は学校でいろんなことがストレスになりやすい。
親と話すことを避け、ゲームやスマホに没頭してしまうのは、現実のストレスからの逃避や親から干渉されない安心感を求めているからです。
自分の世界にのめりこんで親との距離がある場合は、まだ自信がなく親が自分を認めてくれるのか不安…と顔色をうかがっている状態なんです。

3.自分の好きなことの世界しか見えていない息子
我が家の中3の息子は繊細な面もある、ADHDタイプ(注意欠陥多動性障害)の子です。
不登校になる少し前から暴言が始まり、ゲーム、スマホ三昧になりました。
発達科学コミュニケーションで得た知識で関わりを変えると、不登校になってしばらくして暴言は収まりました。
しかしゲーム、スマホだけはやめられず、一日中画面を見てほとんど家族とコミュニケーションを取りませんでした。
自分が話したい用件だけ話すとすぐに自分の世界に戻ってしまう、そんな状況が長く続いていました。
テレビがついていても興味なし。
家族と世の中の話題も話さない。
家族の事にも興味なし。
面白い話をしても「ふーん」と言われて一方通行。
日常の連絡もちゃんと聞いているのか不安。
そろそろ進路の話もしたいけどできない。
しつこく話しかけると、「わかった!わかった!」と怒る。
親としては、不登校も受け入れて子どもを肯定しながら過ごしてきたのに、どうしてまだ自分の世界に閉じこもっているのだろうと悲しい思いでした。
そこでもう一度、関わりを見直してみようと思い、否定的な注目や子どものへの制限よりも肯定的な関わりがしっかりできているかを振り返りました。
さらに、子どもの好きなことにとことん付き合って会話を増やすよう努力しました。
すると、少しずつ息子が変わってきました。

面白いと思ったこと、良かったことなどを自分から話すようになり、ゲームをしていてもこちらの話を聞いていて、会話に入ってくるようになりました。
名前を呼ぶとすぐに返事するようになって、〇〇したらいいんじゃない?と言われた時「確かに~」「はーい」と素直な返事が増えました。
見向きもしなかったテレビをちらっと見て「このニュース知ってる!」など話すようになりました。
不登校になって以降、初めてクイズ番組を一緒に観ることができました時は感動でした。
以前なら自分の言い間違いを笑われたら怒っていたのに、一緒に笑えるようになったんです。
いつでも表情が柔和になって、脳が穏やかになってきたように思います。
私が具体的にどんなことをしたか、次に紹介します。
「2学期は行くと」って言ってたのに動けない…
▼それはストレスからの回復力がまだ育ってないだけ

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4.わたしがコミュニケーションを変えたら素直になって、たくさん話してくれるようになった!
◆声かけにひと工夫
思春期には感謝や、喜ぶことが肯定の声掛けとして効果的なので、いつも「ありがとう~」「助かった~」と声かけするのですが、毎回同じになっていたのが悩みでした。
同じ言葉ばかりだと脳が慣れてしまうので、言葉のバリエーションが必要でした。
「重いもの持ってくれたね」
「早くしてくれて助かった」
「お小遣い貯まってきたね」(お小遣い=お手伝いで貯めたもの)
「前より〇〇できるようになってるね」
「そんなとこまでやってくれたの!?」
「ナイス~」
グッジョブサイン
などを意識して足していくようにしました。
◆子どもの好きなことを共有する
子どもの好きなことを子どもと同じように知識を持って会話し、その世界を一緒に楽しむことも大切でした。
しかし子どもの知識量についていけず、話を聞くことはできるけれど聞くのみになってしまうというパターンになりがちですよね。
分からないことは教えてもらうスタンスで、私は息子が好きなミュージカル作品や、俳優さん、役名を覚え、たくさんの質問をしました。
「どの俳優さんがすき?」
「どうして?」「かっこいい?歌がうまい?ダンスが上手?」
「この作品のどういうところが好き?」
「どんなストーリー?」
「どのシーンが好き?」
「あれって、どういう意味だったんだろうね?」
好きなことなので、全部考えて答えてくれました。
アウトプットすることで脳は発達します。
一番嬉しかったのは、「お母さんはどの曲が好き?」と質問してくれたことです。
作品の感想を言い合い、たくさん会話ができました。
他にも一緒に歌ったり、セリフを真似たり、動画を見たりしました。
好きなことを共有してもらえる!
興味を持ってもらえる
感謝されたり、
喜ばれたり!
そんな経験をすると、「自分の存在が肯定された!」と感じ、心が落ち着きやすくなります。

これが 自己肯定感 や 安心感 の土台になるのです。
いかがでしたか?
子どもとなかなか会話ができない、心を開いてくれない…
このまま様子を見てほおっておくのがいいの?と悩んでいる方は、やってみてほしいなと思います。
▼苦手・嫌なことは“やらない”ではなく“動けない…”
不登校の子に合う、次の一歩の育て方があります。

▼学校復帰のタイミングは?と悩んだときに心がけたいことは?
▼ゲームやYouTube時間を親子で減らせる会話があります!
よくある質問(Q&A)
Q1.不登校の中学生がゲームやスマホばかりでも、しばらく見守っていれば大丈夫ですか?
A.ただ見守るだけではなく、子どもが安心して親と関われるようなコミュニケーションを増やしていくことが大切です。。ゲームやスマホに没頭しているときも、無理にやめさせることから始めるのではなく、肯定的な声かけや好きなことを共有する関わりを増やしていきましょう。
Q2.話しかけても返事がない子には、どう声をかけたらいいですか?
A.「ありがとう」「助かった」だけでなく、できていることを具体的に言葉にして伝えてみましょう。「重いもの持ってくれたね」「早くしてくれて助かった」「前より〇〇できるようになってるね」など、肯定の言葉にバリエーションを持たせます。感謝されたり喜ばれたりする経験が、子どもの安心感や自己肯定感の土台になります。
Q3.子どもとの会話を増やすにはどうしたらいいですか?
A.子どもの好きなことに興味を持ち、その世界を一緒に楽しんでみましょう。詳しく分からなくても、「どこが好き?」「どんなストーリー?」「この場面はどういう意味?」と教えてもらう質問が有効です。好きなことについて考えて話す経験が増えることで、親子の会話も少しずつ広がっていきます。
執筆者:寺田ゆみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
不登校子育ての悩みを解決するヒントを発信しています!




