不登校生活の中、子どもゲームやスマホばかりで話をする機会がない。もっと親子の会話をしたいと思っている方はいませんか。制限することをやめて、子どもの世界に近づくことで、子どもが素直になって会話できるようになる関わり方をお伝えします。
1.一日中ゲームとスマホの不登校生活…会話がないことに困っていませんか?
子どもが不登校になって、一日中ゲームかスマホを見るだけの生活。家族との会話が無くなって、困っていませんか?
家の中でも外でもスマホから目が離せない
声をかけても生返事で聞いているのかわからない
家族と会話をしようとしない
こんな状況だと大事な事も話し合えないし、何よりもっと雑談をして楽しく過ごしたいと思いますよね。
こちらでは、親子で会話ができるようになったコミュニケーションの工夫をお伝えします。
最近うちの子いつも疲れてる気がする…
それ、“見えないストレス”かもしれません。
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2.どうしてそんなに自分の世界に没頭しているの?
不登校になると自信を喪失して自分の意志や感情を出す力が弱くなります。
ゲームやスマホに没頭してしまうのは、現実のストレスからの逃避や親から干渉されない安心感を得られるからです。
そんな状態のときに、
「スマホの見すぎは目に良くないよ」
「そろそろ寝た方が身体のためよ」
「好き嫌いなく食べようね」
「進路どうする?」
など、干渉したり、コントロールしたりしようとすると、
やっぱり自分はちゃんと出来ないダメな奴なんだとますます自信を無くして、自分の世界に入り込んでしまいます。
自分の世界に没頭して親との距離がある場合は、まだ自信がなく親が自分を認めてくれるのか不安…と顔色をうかがっている状態なんです。
3.自分の好きなことの世界しか見えていない息子
我が家の中3の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンです。
不登校になる少し前から暴言が始まり、ゲーム、スマホ三昧になりました。
発達科学コミュニケーションで得た知識で関わりを変えると、不登校になってしばらくして暴言は収まりました。
しかしゲーム、スマホだけはやめられず、一日中画面を見てほとんど家族とコミュニケーションを取りませんでした。
自分が話したい用件だけ話すとすぐに自分の世界に戻ってしまう、そんな状況が長く続いていました。
テレビがついていても興味なし。
家族と世の中の話題も話さない。
家族の事にも興味なし。
面白い話をしても「ふーん」と言われて一方通行。
日常の連絡もちゃんと聞いているのか不安。
そろそろ進路の話もしたいけどできない。
しつこく話しかけると、「わかった!わかった!」と怒る。
親としては、不登校も受け入れて子どもを肯定しながら過ごしてきたのに、どうしてまだ自分の世界に閉じこもっているのだろうと悲しい思いでした。
そこでもう一度、関わりを見直してみようと思い、否定的な注目や子どものへの制限よりも肯定的な関わりがしっかりできているかを振り返りました。
さらに、子どもの好きなことにとことん付き合って会話を増やすよう努力しました。
具体的にどんなことをしたか、次に紹介します。
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4.素直になって、たくさん話してくれるようになった!
◆声かけにひと工夫
思春期には感謝や、喜ぶことが肯定の声掛けとして効果的なので、いつも「ありがとう~」「助かった~」と声かけするのですが、毎回同じになってしまいます。
同じ言葉ばかりだと脳が慣れてしまうので、言葉のバリエーションが必要です。
「重いの持ってくれたね」
「早くしてくれて助かった」
「お小遣い貯まってきたね」(お小遣い=お手伝いで貯めたもの)
「前より〇〇できるようになってるね」
「そんなとこまでやってくれたの!?」
「ナイス~」
グッジョブサイン
などを付け加えました。
◆子どもの好きなことを共有する
子どもの好きなことを子どもと同じように知識を持って会話し、その世界を一緒に楽しみましょう。
しかし子どもの知識量についていけず、話を聞くことはできるけれど聞くのみになってしまうというパターンになりがちです。
分からないことは教えてもらうスタンスで、私は息子が好きなミュージカル作品や、俳優さん、役名を覚え、たくさんの質問をしました。
「どの俳優さんがすき?」
「どうして?」「かっこいい?歌がうまい?ダンスが上手?」
「この作品のどういうところが好き?」
「どんなストーリー?」
「どのシーンが好き?」
「あれって、どういう意味だったんだろうね?」
好きなことなので、全部考えて答えてくれました。
アウトプットすることで脳は発達します。
一番嬉しかったのは、「お母さんはどの曲が好き?」と質問してくれたことです。
作品の感想を言い合い、たくさん会話ができました。
他にも一緒に歌ったり、セリフを真似たり、動画を見たりしました。
好きなことを共有してもらえる、興味を持ってもらえる、感謝されたり、喜ばれたりするといった経験をすると、「自分の存在が肯定された」と感じ、心が落ち着きやすくなります。これが 自己肯定感 や 安心感 の土台になるのです。
このような関わりを続けているうちに少しずつ息子が変わってきました。
面白いと思ったこと、良かったことなどを自分から話すようになりました!
ゲームをしていてもこちらの話を聞いていて、会話に入ってくるようになり、名前を呼ぶとすぐに返事するようになりました。
〇〇したらいいんじゃない?と言われた時「確かに~」「はーい」と素直な返事が増えました。
ゲームの時間が減りました!
見向きもしなかったテレビをちらっと見て「このニュース知ってる!」など話すようになりました。
不登校になって以降、初めてクイズ番組を一緒に観ることができました!
以前なら自分の言い間違いを笑われたら怒っていたのに、今は一緒に笑えるようになりました!
表情が柔和になって、脳が穏やかになってきたように思います。
いかがでしたか?
子どもとなかなか会話ができない、心を開いてくれないと思っている方は、ぜひやってみてください!


執筆者:寺田ゆみ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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