不登校キッズの対応で
ママが一番頭を悩ませるのは
「朝の時間帯」かもしれません。
起こしても起きない、
声をかけてもご飯を食べない、
そんな、朝の時間の過ごし方に
疲れ切っているママへ。
実は、多くのママが見落としている
「時間の落とし穴」があります。
その「落とし穴」と
「注目すべき時間帯」がわかれば
不登校キッズの行動スイッチを
入れる毎日の関わり方のコツが
わかるようになります。

一見、体は起きているように見えても
脳がぼーっとしちている
「低覚醒」という状態があります。
不登校キッズにとっては
朝は特に脳のエンジンがかかりにくい
時間帯です。
不安やストレス感情が
一番高まりやすいからです。
その時間帯に
「せめて起きなさい」
「せめてご飯は食べなさい」
「せめて生活リズムを整えなさい」
と言っても、苦手意識が先行して
行動は起きないのです。
これは、声かけの良し悪し以前に
行動をさせようとする
時間帯が悪いだけなのです。
わが家の息子も
朝は、脳が目覚めるまでに
時間がかかるタイプでした。
それは、不登校になる前から
傾向として出ていました。
朝起きて着替えをしていても
片足をズボンに突っ込んだまま
ぼーっとしている、
ご飯を早く食べてねと言っても
だらだら時間がかかる、
サッカーの試合があっても
エンジンがかるのに
2−3時間かかるので
コーチからは
「試合の日は、2−3時間
早く起こしておいてください」
とまで言われたほどです。
つまり、息子にとって
朝は”苦手な時間帯”だったのです。
ここで重要になるのは
朝動かすことだけに
こだわりすぎない、ということ。
その代わりに、動ける時間帯に
行動する体験を積ませること、です。
脳が活動しやすい時間帯に
・声が届く
・それを聞いて
・動く
この経験を積み重ねることで
「聞いて→動く」という
脳のネットワークが育っていきます。
それが積み重なって
苦手な時間帯も
しだいに動けるようになります。

私の息子の不登校期間は
日中の活動量をあげることから
スタートしました。
体を動かすこと、
楽しいことなら、
昼間は元気に活動できるのが
わかっていたので
映画に行ったり、
卓球をしたり、
ボーリングをしたり、
ランチを食べに行ったり、
とにかく
日中の行動と会話を
増やすことに没頭しました。
中2の夏休み前に
不登校になった息子ですが
中2の2学期の終わりには
朝、時間を守って、
学校に行くことができるように
なっていました。
ーーー
講座受講生の大下さんは
娘さんの
「夕方の時間帯」に
注目してくれました。
夜のママの散歩に
「一緒に付き合って欲しい」
と誘い出し
ご褒美として
帰りに必要なおやつを
1つ買える、そんな作戦で
お散歩の時間を伸ばしたり
ルートを変えたりしながら
行動量を増やしていきました。
さみだれ登校になって
自信を失っている時は
日中の外出を
嫌がるお子さんも多いのです。
だから、負担にならない時間帯から
行動を増やして、元気にして
少しずつ時間帯を
ずらしたり
広げたりすることで
不安が強い朝の時間帯も
準備をすすめて
登校する準備をすすめることが
できるようになっていきました^^

今日のまとめです!
不登校キッズの
「朝動かない」問題は
実は朝ばかりに注目しすぎず
「動きやすい時間帯」を
発見して行動を増やしてあげましょう。
<今日の1日1チャレンジ>
お子さんが一番動ける時間帯を
発見してみてください^^
朝、昼、夕方、夜
いつでしょうか?
そして、その時間帯に
どんな「行動」なら
はじめの一歩を踏み出しやすいですか?
不登校キッズの行動力アップは
時間帯のずれを
発見することから
スタートしてみてくださいね。


