登校しぶりする発達障害の子の進級進学シーズン!子どもを前向きにさせるママの雰囲気の作り方

進級や進学を前に、登校しぶりや暴言が頻繁にある発達障害のお子さんをもつお母さん、ひとりで悩んでいませんか?お母さんが接し方を変えただけで、お子さんにやる気が出て自信がつき、登校しぶりがなくなったという体験談をご紹介します。

1.進級進学を考える時期、登校しぶりのあるお子さんとお母さんでは温度差がある!

毎年この時期、春からの進級進学に向けてお母さん達の心がざわざわし始めます。

「来年度こそはもっと頑張らせたい」
「来年度こそはスタートダッシュを切らせたい」
「今年度は受験だから頑張らせないと!」など、

新年度に向けて力が入るのは、お子さんよりもお母さんかもしれませんね。

一方、この時期に登校しぶりがある発達障害のお子さんは、新小学6年生や新中学3年生だと

「来年の今頃はちょうど受験だ、このままじゃどうしよう…」

と極度に不安になっていたり、

「またクラスのお友達が変わるのか…」

と変化することにおびえていたりとネガティブな出来事と捉えていて

「やる気」を出すきっかけを見つけられず、自分とどう向き合っていいのか迷っている…

それが、3学期という時期なのです。

お母さんとお子さんのこの温度差は、親子のトラブルの原因にもなります。最近のお子さんの様子はいかがですか?

「荒れてきた」「登校しぶりが出てきた」「無気力な様子が増えてきた」こんな様子がみられるときは、無意識にプレッシャーをかけ過ぎていないか振り返ってみましょう。

そして、お子さんのささくれ立った感情を落ち着かせてあげる接し方を心がけてくださいね。

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2.発コミュ受講開始から3か月で発達障害のお子さんが大成長!

発達科学コミュニケーションを実践して、発達障害のお子さんの行動が前向きに変化したという嬉しい声を頂きました。小学4年生のお子さんのお母さん、Tさんから頂いた声をご紹介します。

◆Tさんの体験談

学校で先生に叱られることが多く、友人関係も消極的で、「学校へ行きたくない!」と行き渋りがでてきた発達障害のある息子さん。暴言や切り替えの苦手さもあり、Tさんも対応に困っていました。

本やインターネットで色々調べてやってきたつもりでしたが、息子さんの困りごとが減らず、Tさん自身も不安でいっぱいでした。

「早くなんとかしなければ」と焦っていたので、ついイライラして接することが多く、表情が険しくなることも多かったそうです。息子さんへの要求も多過ぎた、と振り返っています。

そんなTさんでしたが、発達科学コミュニケーション講座を受講して息子さんとの関わり方を変えたら、息子さんがポジティブに行動するようになり、登校しぶりもなくなったのです。

<発達科学コミュニケーション受講から1カ月後の様子>

行動の切り替えができるようになりました。

・親子のやりとりがガミガミから穏やかに変化し、Tさんの声かけが通りやすくなりました。

・いつも険しい顔をしていた息子さんが、穏やかな表情で過ごすことが増えました。

<発達科学コミュニケーション受講から2カ月後の様子>

・「うるせー」「絶対やらない!」などの反抗や暴言がほとんどなくなりました。

・以前は思い通りにならないことがあると、ご飯を食べない、お風呂も入らない、学校も行かないなどの困りごとがあったのですが、もう感情的に暴れることはなくなり、気持ちをコントロールできるようになりました。

<発達科学コミュニケーション受講から3カ月後の様子>

・息子に自信がついて行動が積極的に!

・Tさんが声をかけなくても、宿題や習い事の練習をするようになりました。

・学校では勇気を出して手を挙げたり、今まで自信がなかったかけっこ教室への参加にチャレンジしたりするなど、頑張り男子になりました!

・嫌なこともあるはずですが、気持ちを切り替えて学校にも通っています。

・進級に向けの心配がなくなりこれからの成長が楽しみになりました。

そして、Tさんが発達科学コミュニケーション講座を卒業されるときには、こんな感想をいただきました。

「ポジティブなコミュニケーションのコツをつかんで、子どものできていないことをスルーできるようになりました。

表情や声色などもだいぶ変わったと思います。焦ってイライラしなくなったことは、自分の大きな変化です。

今では、どんな場面でどう接していけばイイのか、自分で考えることができるようになりました。」

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3.言葉を変える前に!子どもに届きやすい空間づくりができる賢いママになろう

Tさんが対応を変えたことで、お子さんは大きく成長されました。

不安が強いお子さんは、お母さんの「空気」を敏感に受け取ります

知識を手に入れ過ぎてあれもこれもやろうと焦ってしまうと、お母さんの必死感がお子さんに伝わって、よけい不安にさせてしまうこともあります。

そして何より、知識としてテクニックを使うだけでは、発達障害のお子さんの不安を取り除くのが難しい場合もあるのです。

Tさんの変化で大きかったのは、「表情」や「声色」などが変わったこと。表情を明るく、声色もソフトにすることで、お子さんにお母さんの言葉が届きやすくなります。

子どもたちの脳は、言葉の処理よりも非言語情報の処理が得意です。

だから、言葉よりも先に安心感を持たせることが大前提。

・お母さんが笑顔で過ごす・明るい声で話している

・お母さんが鼻歌を歌ったりして楽しそうに過ごしている

・何か楽しそうに新しいことチャレンジしている

Tさんの発する肯定的な空気が、息子さんの不安の表れだった登校しぶりや暴言をなくし、頑張り男子に大変身させたんです。

お母さんが醸し出すポジティブな空気は、お子さんの不安を取り除き、「楽しく過ごすってイイな」「何かチャレンジしてみようかな」と前向きにさせるチカラをもっています!!

それほど、お母さんの力ってすごいんです!お母さんの肯定、お母さんの笑顔は、お子さんにとって最強のエネルギーなんです。

進級・進学前にお子さんの困りごとをなんとかしようと思って、つい表情が険しくなっていませんか?

「あー、最近、笑ってないわ」と思った方は、まずは鏡をのぞいてニッコリ笑顔を作ってみてくださいね。

お子さんはきっとお母さんの笑顔を待ち望んでいますよ。

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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