1.やる気が出ない中学生に対してお母さんのガミガミは逆効果!
発達障害グレーゾーンのお子さんの中には、その発達の特性から勉強が苦手な子、集団生活が苦手な子、いろいろな「苦手」を持ったお子さんがいます。
そんなお子さんたちは、残念ながら学校生活の中では評価されにくいもの。
面談に行ったり通知表を見るたびに、お母さんはお子さんの将来に不安を感じているのではないでしょうか?
そして、その不安や焦りはお子さんへのガミガミ・イライラに繋がってしまいがちです。
我が子の将来を心配するあまりに「勉強しなさい!」「テストがんばりなさい!」と言いすぎてしまっていませんか?
進路といえば「偏差値」「内申点」が頭をよぎるのでお母さんは焦りますよね。だからついついガミガミ言ってしまうその気持ちもわかります。
でも、そのガミガミ…逆効果なんです!
どんな受験対策をしても、どんな高価な教材を買っても、子どものやる気が出ないのには理由があります。
では、どうすれば子どものやる気を引き出すことができるでしょうか?
2.発達障害グレーゾーンの子の進路を考えるときに「学力」よりも大事なものがある!
中学生になった発達障害グレーゾーンの子どもたちの受験を考えるとき、「学力」よりも大事なものってなんだと思いますか?
過去には、こんなお子さんがいました。
●集中力を発揮して、苦手だった勉強に取り組めるようになった子
●勉強習慣がついて、志望校をワンランク上にして無事合格できた子
●勉強は苦手だけど、得意なスポーツを頑張り続けるチカラをつけた子
実は、こんなふうに子どもが頑張れるようになるには、お母さんが今までのやり方を変えるのが一番の近道!
思春期の発達障害・グレーゾーンの子のやる気を引き出すために、お母さんにやってもらいたいのはたった2つのことです。
1つ目は
●子どもの「苦手」に注目するママの子育て習慣を手放すこと
2つ目は
●子どもの得意を認め自信をつけさせてあげること
発達障害・グレーゾーンの子どもたちの進路を考えるとき、一番大切なものは子どものやる気と自信です。
だって、試験を受けるのも入学後学校へ通うのも子どもですよね。
学校を決めたとして、進路実現のための努力を子どもにどうやってさせますか?
子どもは、自信がない状態で進路という大きな壁に向き合うことはできません。
子どもが「チャレンジしてみよう」と思える状態になっていることが、実は一番大事なんです。
3.子どもの「良いところ探し」をはじめよう!
とはいえ、自信を失った子に努力をさせるのは至難の技です。
だからこそ!発達障害グレーゾーンの我が子に合ったやり方を、お母さんがしっかり学んで子ども達に自信をつけてあげてほしいと思います!
実は、子どもがもう一度自信とやる気を取り戻すには、何よりも親子の良好なコミュニケーションが大切です。
親子のコミュニケーションを見直して、子どもの「良さ」を伸ばし、頑張るチカラを呼び戻すこと。
それこそが、発達支援ではとても重要です。
そうやって自信を手にした子は行動力も思考力も高まっていきます。つまり、発達も加速するのです!
逆に自信が無い子は、行動を起こさずに発達のチャンスをどんどん失っていくことになります。
進路の情報をたくさん持っていることも、もちろん大切なことです。
でも、もっと大切なのは子どもたちが頑張るための自信を授けてあげることなのです。
お子さんの良いところ、伸ばしてあげたいポイントは、学校の先生よりもお母さんの方が断然たくさん知っているはず!
だから、そんなお母さんにはガミガミをやめて子どもの「良いところ伸ばし」に注力してほしいのです。
もしも親子関係がこじれているとしたら、中学生になってからの関係改善は少し時間がかかるかもしれません。
それでも!お母さんが変われば必ず我が子も変わります!
できないことをガミガミ言い続ける子育てスタイルから、子どもの良さを伸ばす子育てスタイルに変えて、お母さんが我が子の一番の応援団になりませんか?
進路が決まることがゴールではありません。そこからがスタートです。
進路のことや将来のことを考えて行動に移すには自信が必要です!
偏差値や評判ばかりに振り回されるのではなく、子どもの自信を取り戻して、進路を前向きに考えるチカラをお母さんの手で授けていきましょう!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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