嫌な記憶が残りやすい「もうできない!」という子どもにもう一度チャレンジさせるときのサポート法

嫌な記憶がなかなか忘れられない経験は大人でもあるもの。実は、子どものほうが次に嫌なことがあった時に対応できるように嫌な記憶が残りやすいのです。わが家の次女の苦い体験談をもとに、嫌な記憶を良い記憶に塗り替えるサポートポイントをお伝えします!

1.子どものトラウマのほうがより記憶に残りやすい

誰しもが、1度や2度忘れられないほどの嫌な想いをして、その後もその出来事を繰り返し思い出し「もうできない」ということありますよね。

お子さんに、トラウマになりそうな出来事があったとき、どのように対応したらいいのか悩みませんか?

・お友達と話していたときに、そんなつもりで言ったわけではないのに嫌な想いをしたから、
 その友達には会いたくないと思ってしまう
・人前で恥ずかしい思いをしたことがあるから、人前での発表はやりたくない

など、大人でもありますよね。

みなさんはふとした瞬間にその光景や嫌な記憶、気持ちが蘇ってくるといったような、トラウマありますか?

そんなとき、どんな気持ちになりますか?メンタル面はどうですか?

人は、このトラウマ(今回は強いショックによってこころに傷を負ったこと)は、次に身の危険を感じた時に対応できるように、脳に忘れないように記憶されます。

嫌な出来事は子どものほうがより、感じやすく、記憶にも残りやすいのです。

そこで、今回は嫌な記憶を『良い記憶』に書き換えるにはどうしたらいいか、ちょうど先日体験したわが子の成長の記録とともにサポートポイントをお伝えしますね。

2.ターザンロープの嫌な記憶が忘れられない

公園にアスレチックのターザンというロープにぶら下がってターザンのようにロープを滑らせていく乗り物ありますよね。

わが家の次女6歳は、ちょうど2年前そのターザンにやっと乗ってみようと思ったのに、突き当たりでガチャんと金具が当たった拍子にロープから手が離れて落ちてしまったのです。

そして、顔から胸から太ももまで擦りむいてしまう大変な経験をしたことがありました。

その経験以降、それがトラウマで、ターザンに乗れなくなりました。

この2年間、いろんな公園に行ってターザンがあると見て見ぬ振り。

昨年の夏くらいから次男が手伝ってくれて一緒に滑ったり、次男が「ここは緩やかだから大丈夫」と言って、安心させてくれて少しずつ乗れるようになったんです。

違う公園の緩やかなターザンから少しずつ、2年かけてやってみようかな、どうかな?やめようかな?と葛藤もしながらできるようになったんです。

ただ、久しぶりに以前落ちたターザンのある公園に行ったら、やはり頑なに『怖い!』『できない!』とやってみたいけど、怖くてできない的なアピールをしていました。

そうしたら、ちょうど近くにいた小学生のお兄ちゃんたちが楽しそうにターザンやってるんですよね。

その様子を見てすっと動き出し『かーして♪』とターザンに並んでいる次女がいたんです!

私は目を丸くして、大丈夫かな?と思いましたが口を出さず見守りました。

こちらのほうが、ガチャんとなる瞬間が怖くて目をつぶりそう、でも

”リベンジ成功!”

一人でトラウマだった公園のターザンに乗れたのです!

2年越しのトラウマ克服!!!

とても嬉しそうに楽しそうにロープを引いて戻ってきました。

近くにいたお兄さんたちとお友達にもなれて、大喜び。

私も、2年間のトラウマが克服する瞬間を目の当たりにして感激しました。

これはトラウマ克服だけではなく、次女の大きな自信につながったと思います。

嫌な記憶を『良い記憶』に書き換えることができたのです!

3.良い記憶に書き換えるサポートポイント

嫌な記憶を良い記憶に書き換えてあげる時のポイントがあります。

まずは、トラウマとなっている嫌なできごとを抱えている子に寄り添うことです。

お母さんにも嫌な記憶はありますか?と第一章で思い出してみていただきましたね。

そのときに、お母さんは周りの人にどうしてほしかったでしょうか。

これがポイントですよ!

●無理強いしない
●心配しすぎてやらないように仕向けるような口出しはしない
●やってみたいけど怖い気持ちを理解して見守る
●兄弟や周りのお友達の力を借りて見守る
●不安そうにしていたら気持ちを共感してあげる
●できたときにできたことを伝える

できないをできないで終わらせず、またやりたい気持ちを無視せず見守って待つことでトラウマも解消できる!ということを次女の体験から改めて感じました。

もし、お子さんが嫌な記憶(トラウマ)があったら気持ちを受け止めつつ、やりたい気持ちを引き出させるような声かけや無理せず見守って待つことで、少しずつデキル!に近づいている可能性があります。

お子さんの嫌な記憶を塗り替えができるタイミングまで

「見守って、待つ」

これができるといいですね。

執筆者:遠藤有里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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