1.アスリートキッズにこのような様子はありませんか?
未来のアスリートキッズを育てているお母さん、最近お子さんのこのような様子が気になることはありませんか?
☑やる気がなさそうに見える
☑失敗したらどんどん落ち込んでいく
☑メンタルが弱い
☑気持ちの切り替えが難しい
☑マイペースで周りがイライラする
本当は、たくさんの能力を持っている子どもたち。
指導者や親御さん、周りの一言で、やる気が落ちたり、自信をなくしたり、スランプに陥ることもありますよね。
お子さん自身も、もっと強くなりたい、頑張りたいと思っているけれど、なかなかうまくいかない…
そんなお子さんのお母さんはぜひ知っていただきたいことがあるのです。
今回は、リアル野球の試合現場の様子からアスリートキッズへの「気づかせる声かけ」についてお伝えしたいと思います。
2.リアルな試合現場での子どものこころ
リアル試合現場の失敗しちゃった子どものこころの様子は、きっとこのような感じです。
やる気がないわけではないのだけど、本人なりに一生懸命頑張ったけど、失敗しちゃうってことあるんですよね。
例えば、野球でいうとフライが上がってきた、自分が捕ろうと構えたけど先輩のお兄ちゃんも声出して駆け寄ってきている。
ぶつかったら危ないし、あ〜自分が捕れるかな…と不安にもなる=(イコール)集中できていない!!
お互い迷いが出て、結局そんなに難しくないフライが落ちてしまう。
進塁される、点が入る、せっかくのアウトカウントが取れるところだったのに…と試合観戦していた周りからの残念そうな雰囲気、精神的圧力。
こんなことはスポーツをしていたらよくあることなので、一回一回親まで口を挟んでいては、子どもの心にはどんどんストレスがかかってしまいます。
さらには、選手交代されてしまうと、「あ〜俺ってダメだ…」って感じに一層自信がなくなってしまいます。
「今のままじゃやっぱり無理なんだ…」
「うまくいかなかった…」
「失敗ばかりしている…」
「また怒られた…」
「自分ができないから交代させられた。」
などと、ネガティブな記憶ばかりが蓄積している状況だから、うまくいくものもこのネガティブな記憶に引っ張られて集中できない脳の状態になってしまうんです。
未来のアスリートを目指すならば、ここでの声かけが大切になってきます。
3.未来のアスリートを育てる声かけ
では、どのように声かけしたらいいのでしょうか?
そんな時には、できていることを褒めて(肯定して)ネガティブな記憶を上書きしてあげるのです!
しかし、いざ現実に子どもにそのような声かけができているかというと、なかなかできないお母さんもいると思います。
お母さんも失敗してもいいのです。ぜひやってみてください。
ではその声かけの一例をお伝えしますね。
例えば、今回の流れで少年野球の話でお伝えすると、失敗したプレイの前でも後でも、バッティングでいい仕事をしたなら
「フライは落としちゃったけど、バッティングがよかったよ!」
など、よかったところを伝えてあげてください。
その現場で伝えられるタイミングがあればベストですが、もしその時伝えられなくても帰りの車の中、帰宅後のリラックスした時間に伝えるものいいですね。
ですが、もしいいところがなかったら…
「今日のプレイは自分的に何点だった?」など、子ども自身が自分のプレイを振り返れるような声かけをしてみるのもいいと思います。
この子どもの話を聞くお母さんの姿+気づかせる声かけで、次から、ネガティブな記憶を成功体験に書き換えて行動を変えていく脳の状態にリードすることができるんですよ!
このように、やる気がなさそうにみえるお子さんを、気づかせ動かす未来のアスリートをお母さんの声かけで育てましょう!
執筆者:遠藤有里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)