朝のお支度でなかなか動かず癇癪に…ADHDキッズのお着替えがスッと進む声かけのコツ

ADHDグレーキッズに何度言っても動かない、注意すると癇癪を起こす…と毎日悩んでいませんか?実は声かけの順番を変えるだけで、子どもはスッと動けるようになるんです。そんな実体験をもとに具体的な方法をお伝えします。

ADHDグレーキッズが動かない・癇癪を起こす朝

「何回言ったらやるの?」
「早くしてって言ってるでしょ!」

ADHD(注意欠陥多動性障害)タイプの子どもがなかなか動かず、何度も声をかけているうちに癇癪を起こしてしまう。

そんな経験、ありませんか?

わが家の息子もそうでした。

朝の準備で「着替えてね」と伝えても動かない。

もう一度言う。
さらに言う。

すると突然怒り出す

私は「なんでこんなに言ってるのに動かないの?」とイライラし、つい強い口調になってしまう

そして息子は怒り出す。

毎朝のように繰り返されるこの流れに、正直ヘトヘトでした。

「私は普通に伝えているだけなのに」
「どうしてこんなにすぐ癇癪になるの?」

だけど、あるとき気づいたんです。

動けなかったのは、やる気がないからではなかった、ということに。

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なぜADHDタイプの子は一度の声かけでは動かないのか?

ADHDタイプの子どもは、衝動性が強く、気持ちの切り替えが苦手です。

さらに、「見通し」を立てることが得意ではありません。

私たち大人は、
「もう時間だから着替えないといけない」
「遅れたら困る」
という背景を頭の中で整理できます。

でも子どもは違います。

・なぜ今やらないといけないのか
・どのくらい急いでいるのか
・今やらないとどうなるのか

がつながっていないまま、「着替えて」とだけ言われても、頭の中が整理されないのです。

そこに何度も同じ指示が重なると、どうなるか。

脳は
「責められている」
「急かされている」

と感じ、防御モードに入ります。

すると怒りや癇癪として反応が出てしまうのです。

つまり、「動かない」のではなく、「動けない」状態だったのです。

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朝の着替えが進まないADHDグレーキッズがスッと動ける声かけの順番

今日は、私が実践して効果があった ADHDグレーキッズがスッと動ける声かけの順番をお伝えしますね!

それは、この順番です。

ーーーーーーー
①結論
②なぜそうなのか
③だからこうしてみよう!
ーーーーーーー

①まず結論から伝えます。
「今日は8時に家を出るよ」

②次に理由を伝えます。
「今日は道路が混んでいるかもしれないから、少し早めに出たいんだ」

③そして最後に行動を伝えます。
「だから、今から着替えようか」

この順番で話すと、子どもの頭の中に“流れ”ができます。

なぜこの順番で動けるようになるのかというと、 子どもの脳に「見通し」が生まれるからです。

最初にゴール(結論)を示すことで、目的地が分かる。

次に理由を伝えることで、納得が生まれる。

最後に具体的な行動を示すことで、今やることが明確になる。

順番を変えるだけで、子どもは“指示を受けた”のではなく、“理解して動く”状態に近づきます。

朝のイライラが減った!わが家で起きた変化

この順番で声かけをするようになってから、わが家の朝は少しずつ変わっていきました。

以前は「着替えて!」を何度も繰り返し、そのたびに空気がピリピリしていたのに、今では1回の声かけで動き出す日が増えています。

ある朝、

「今日は8時に家を出るよ。
雪が降っていて道路が混むかもしれないから、少し早めに出たいんだ。
だから今から着替えよう」

と伝えました。

すると息子は、スッと立ち上がり、着替え始めたんです。

さらに着替えたあとも、時計を見て、時間を気にしていました。

私は思わず胸が熱くなりました。

今までは“急かされる側”だった息子が、“時間を意識する側”になっていたからです。

そして出発の1分前。

息子は「あと1分だよ」 と、誇らしげに教えてくれました。

その瞬間、私ははっきり分かりました。

この子はできなかったんじゃない。

分かる形で伝わっていなかっただけなんだ、と。

ADHDグレーキッズは、わざと動かないわけでも、反抗しているわけでもありません。

伝える順番が合っていなかっただけ。

頭の中で整理する時間が足りなかっただけ。

もし今、「何度言っても動かない」「また癇癪…」とため息をついているなら、まずは声かけの順番を変えてみてください。

①結論
②なぜそうなのか
③だからこうしてみよう!

この3ステップは、子どもをコントロールするための技ではありません。

子どもの頭の中を整えてあげるサポートです。

順番を変えるだけで、子どもは変わります。

そして何より、 あなたの朝の空気が変わります。

ぜひ、今日から試してみてくださいね。

執筆者:西野まこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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