「何が地雷?」小学生の癇癪を止めることに必死だった毎日
幼い頃から癇癪が激しかった息子さん。
小学生になってからも、 一度始まると、1時間、長い時には2時間続くこともありました。
特に帰省や旅行など、いつもと違う環境では癇癪が増えます。
「何がダメだったんだろう。」
「何が地雷だったんだろう。」
理由が分からないまま、その場の癇癪を止めようと必死になる毎日。
優しく声をかけても届かず、最後には怒鳴ってしまう。
そして自己嫌悪。
帰省先では祖父母や親戚の視線も気になり、
「小学生なのに、どうしてこんなに癇癪が続くの?」
「もう、この場から逃げ出したい…」 そう思うほど、追い詰められていました。
「癇癪をなくす」から「できたを育てる」へ
そんな出口が見えない毎日の中、Yさんは発コミュの学びである言葉に出会います。
「いい時の関わりにフォーカスすれば、良くない行動はなくなっていく」
という言葉でした。
その瞬間、「私は、癇癪ばかり見ていた。」と気づいたそうです。
それまで目を向けていたのは、小学生の息子さんの癇癪や困った行動。
だけど本当に見るべきだったのは、子どもの『できた』や『良い状態』。
「癇癪をゼロにしなければ。」 そう頑張るのではなく、
「小さなできたを育てていけばいい。」
そう思えた時、Yさんの関わり方が少しずつ変わり始めました。

今日からできることは「小さなできた」を探すこと
Yさんが始めたことは、とても特別なことではありません。
料理のお手伝いを一緒に楽しむ。
予定を事前に伝える。
帰省前には、一緒に「しおり」を作る。
そして何より、「今日は何ができたかな?」 という視点で、息子さんを見るようになりました。
すると約1か月後。
家での癇癪は少しずつ減り、帰省先でも落ち着いて過ごせる時間が増えていきました。
Yさんは、「何が地雷だったのか」を探す毎日から、
「小学生の癇癪を止めるのではなく、この子の良い状態を育てよう」 と思える毎日へ変わっていったのです。
「できた」が増えた息子。そして待てる私へ
以前は100点以外のテストを見せられなかった息子さん。
失敗をとても怖がっていました。
だけど今では、「これ、できたよ。」と、自分から話してくれるようになりました。
算数オリンピックにも挑戦し、自分で一歩を踏み出せる姿も増えています。
そして一番変わったのは、Yさんでした。
小学生の息子さんの癇癪を止めようと焦るママから、子どもの「できた」を待てるママへ。
周りの目ではなく、目の前のわが子を見られるようになったのです。

まとめ
小学生の癇癪 が続くと、「どうやって止めればいいんだろう。」そう考えてしまうのは自然なことです。
だけど、この親子が変わり始めたきっかけは、 癇癪を減らそうとしたことではありませんでした。
子どもの「できた」に目を向け、その良い状態を育てようと思えたこと。
その小さな視点の変化が、親子の毎日を変えていったのです。
あなたも今日、お子さんの「小さなできた」を一つ探してみませんか?
もしかすると、その一つが、親子の未来を変えるはじまりになるかもしれません。
執筆者:桜井ともこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)


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