朝型ママは、夕方パワー切れ。時間も気持ちにも余裕がない。
毎日の食事の準備が大変ではないですか?子どもが学校から帰ってきて、習い事がある日など、夕飯を作り、送迎をする。
そして帰ってきたらすぐに夕飯を食べさせるとなると、いくら時間があっても足りません。
さらに休日や長期休みとなると、子ども達のお昼の準備も加わり、なんだかずっとキッチンに立っているような気がしてきます。
自分で食事を作っているので、いざ自分が食事をするときには、食欲がなく美味しく食べることができません。
我が家の場合ですが、転勤族のため、近くに実家も親戚もなく、夫は食べることが専門なので、毎食私が作ります。
毎日、「今日は何を作ろう?」と頭を悩ませる日々…。
もう、外食ではなくて、なんでもいいから誰かの作ったおウチご飯を食べたい!と叫びたくなります。
私自身、朝型のため、午前中は頑張れるのですが、午後からはトーンダウン。すでに夕方にはパワー切れの状態です。時間にも気持ちにも余裕もありません。
子どもとの会話もどこか”雑”になってトゲトゲしてしまいます。
ときどき、「ママに話をしても無駄!」なんて言われる時もあり凹んでしまいます。
ママの余裕のない対応が子どもに伝染する?
ママに時間にも気持ちにも余裕がなくなると、近くにいる子どもにも、影響されます。
感情は、身近にいる人に伝染するからです。
脳の神経細胞の一つに共感細胞と呼ばれるミラーニューロンというものがあります。
ミラーニューロンは、ミラー(鏡)、ニューロン(脳細胞)です。
名前のごとく、相手の行動、感情までも、まるで自分が行動したり感じているかのように受け取ってしまう反応をします。
特にポジティブな感情よりもネガティブな感情の方が伝わりやすいのです。
そのためママのトゲトゲした感情が、子どもにも伝染して不機嫌になっていきます。
子どもも会話をしたくなくなり、親子関係も悪くなりかねません。
特に思春期では、親に反抗したくなる時期なので、親子関係は良好に保ちたいですね。
朝食と一緒に夕飯の準備をしよう
夕方に余裕のあるママになるにはどうしたらいいでしょうか?
朝行動できるタイプのママは、朝食の準備と同時進行で、夕飯の完成までの一歩手前の準備をしてしまいましょう。
あとは、焼くだけ・揚げるだけの状態までやってしまうのです。
煮込み料理なら、朝食の準備の間だけ煮込んでおけば、冷めるときに味が染みてより美味しくなりますね。
さらに準備で使った調理器具などは、朝食のものと一緒に洗えるので、夕方の洗い物が減らせます。
一石二鳥ですね。
ママも、朝に自分が作ったものでも、時間差トリックで、誰かに作ってもらったような感覚になり、食欲も出て美味しく食べれますね。
子どもが、料理に興味がある子なら、焼くだけ、揚げるだけをお願いしてみるものいいかもしれません。
料理大好きな子に育つかもしれませんよ。夕飯担当に任命できる日が来るかもしれません!
夕方は、親子のコミュニケーションタイムにしよう
夕方に時間の余裕ができると、ママにも笑顔が増えます。
ママの笑顔によって、周りにいる家族の雰囲気もよくなります。
子どもも穏やかに過ごせて、学校であった出来事や、ちょっと聞いてもらいたい悩みごとなど、気軽に話ができる雰囲気になりますね。
ママは、子どもの話に耳を傾け「褒め・興味・関心・同意・励まし」などの肯定的な注目ができるようになります。
子どももママの反応で、話をしてよかったと、自分の行動に自信が持てるようになります。
よく「自己肯定感」という言葉を聞くと思います。
自己肯定感・・・過去・現在のありのままの自分の存在価値を無条件にうけいれる「自分には価値がある」
自己効力感・・・未来の自分の行動には効果があるという期待感や自信「自分ならできる」「きっとうまくいく」
子どもには、自己効力感を授けたいですね。
自己効力感のある子は、自分のとった行動が肯定されることで、自分をもっと高めたくなるのです。そしてやる気につながるのです。
朝食と一緒に、夕飯の準備をして、夕方を親子のコミュニケーションタイムにしよう。ぜひ、試してください。
執筆者:池田 さちえ
(New Mammyアンバサダー★)
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