服の脱ぎっぱなし状態に毎日イライラ怒ってばかりの日々
服を脱いだら脱ぎっぱなし。
お菓子を食べたら食べっぱなし。
ジュースを飲んだコップもソファの下に置いたまま飲みっぱなし。
いつもすべて放置した状態にイライラした経験、ありませんか?
わが家の注意欠如・多動症(ADHD)傾向の小6の息子が、いつもすべて放置した状態でも平気でいる様子に、私はずっと悩まされていました。
毎回「脱ぎっぱなしの服は片付けて~!」「お菓子のゴミは捨てて!」「コップ持ってきて~!」 と、何度も声をかけていたのですが、まったく動こうとしない息子。
息子が無視をしている!と思い、だんだんイライラしてきます。
何度も呼びかけるうちに次第に大きな声で怒るようになっていきました。
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片付けが苦手になるADHDタイプの子ども。3つの脳の特性
服を脱ぎっぱなしにしたり、お菓子を食べっぱなしにするなどの片付けが苦手なお子さんは、発達障害の有無に限らず多くいます。
しかし、ADHDタイプの3つの脳の特性が、より片付けを苦手にさせていくのです。
衝動性や過集中がある
目の前に大好きな何かが現れるとそちらに意識が行ってしまったり、TVを見ていたりゲームをしているときなど、大好きなことに集中しているときは、何にも気づかないし耳に入らないのです。
脱ぎっぱなし、食べっぱなしの状態は気になりません。
たとえお母さんが大きな声で呼びかけても、ADHDタイプの子どもには声が届かない、ということがあります。
脳の聴覚エリアの発達が未熟
ADHDタイプのお子さんの背後からなど、見えない場所から何度声をかけても、脳の聴覚エリアの発達が未熟なことから耳からの情報が入りにくいのです。
子どもの顔が見える場所から視覚的に示すことで声が届きやすくなります。
脳に負荷がかかることを嫌がる
「片付けて!」という言葉ですが、大人にとっては簡単に思える指示内容でも、ADHDタイプの子どもにとってはすごく脳に負荷のかかることなのです。
なぜかというと、「片付ける」という言葉に対して、「どうやって動こうかなぁ~」と考えることだけでしんどくなるということが起こります。
特にADHDタイプの子どもは脳に負荷がかかることを過剰に嫌がります。
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服の脱ぎっぱなしは今すぐ解消!お片付け対策のはじめの一歩
脱いだ服類がリビングに脱ぎっぱなし、飲食後のゴミやコップがそのままソファの下や上にある状態など、その場所に放置されたままだと、周りにいる家族が過ごしにくく嫌な気分になりますよね。
そしてそのままにしている子どもに対して家族のイライラが募り、次第に怒ってばかりという状況が続くのはとても悲しいですね。
脱いだ服は決まった場所に置く、食べたものを片づける、一緒に住んでいるもの同士みんなが楽しく過ごせるようになる、そんな日常をいち早く迎えたいですよね!
そして、それは人として本当に大切なこと。
だから、そこに到達するために服の脱ぎっぱしなどそのままにする、という状態は今すぐ解消させましょう!
片付け習慣を身につけさせる前に、まずは自分で片付けができた!という経験からスタートさせましょう!
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自分で考えて動き出す方法がわかります
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服を脱ぎっぱなしにしていた子が魔法のように動き出すその方法とは?!
片付けが苦手な子どもが、魔法にかかったの?!と感じるくらい、すぐに片付けはじめる声かけのポイントがあるんです。
それは「片づける」という動作を分解して指示することです。
例えば、服を脱ぎっぱなしでソファに座ってTVを見ている子には、TVを見終わった後などタイミングを見計らい、
「ソファから立って~」
「目の前の脱ぎっぱなしの服を持って~」
「右にある黄色いカゴに入れて~」
と、1つ1つの動作を指示します。
「片づける」という動作を分解して伝えることで、理解がしやすくなり、脳への負荷が軽減され、スーッと動き出します。
そのときの注意点は2つ。
①笑顔で呼びかけるなど視覚的に示す
笑顔で!ゆっくりと!優しい声で!本人の近くに行き、顔が見える場所から声をかけます。
耳からの情報が入りにくいタイプの子は視覚的な声かけで、とても伝わりやすくなります。
②すぐに動かなくても同じトーンで繰り返す
指示を聞かず、子どもがすぐに動かない場合も、笑顔で!ゆっくりと!優しい声で!呼びかけ続けます。
発達障害の子どもは、非言語的な情報にとても敏感です。
指示を出しているときというのは、子どもが好ましくない行動をしているときが多いはずなので、お母さんがイライラした声かけにならないように気をつけていきましょう。
脱ぎっぱなし食べっぱなしで片付けない~!と嘆いているなら、まずは子どもが自分自身で片付ける体験から始めていきましょう!
そしてスーッと動くわが子をたくさん褒めてあげてくださいね。
執筆者:桃井ひかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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