服や下着が脱ぎっぱなし状態に毎日イライラ怒ってばかりの日々
1年程前までADHD傾向の発達障害グレーゾーン小6の息子が、服や下着はリビングで脱ぎっぱなし、お菓子類は食べっぱなしでゴミも捨てずにそのまま、飲んだコップもソファの下に置いたまま…
など全て放置した状態で、そのことに対して平気でいる様子の息子にずっと悩まされていました。
私は毎回「脱ぎっぱなしの服は片づけて~!」「お菓子のゴミは捨てて!」「コップ持ってきて~!」
と、息子の背後からや息子の顔が見えない場所から何度か声をかけていたのですが、動こうとしない息子が無視をしている!と思いイライラして、何度も呼びかけるうちに次第に大きな声で怒るようになっていました。
発達障害グレーゾーンの子どもは脳の発達が未熟なことから親の呼びかけが届きにくい
発達障害グレーゾーン子の特性として
①衝動性や過集中がある
服を脱ぎっぱなしにしたとしても、目の前に大好きな何かが現れるとそちらに意識が行ってしまったり、TVを見ていたりゲームをしている時など大好きなことに集中している時は、たとえ大きな声で呼びかけても発達障害グレーゾーンの子どもにはお母さんの声が届かない、という事があります。
②脳の聴覚エリアの発達が未熟
発達障害グレーゾーンの子どもの背後からなど、見えない場所から何度声を掛けても、脳の聴覚エリアの発達が未熟なことから耳からの情報が入りにくいのです。
子どもの顔が見える場所からなど視覚的に示すことで声が届きやすくなります。
③脳に負荷がかかることを嫌がる
「片づけて!」という言葉ですが、大人にとっては簡単に思える指示内容でも、発達障害グレーゾーンの子どもにとってはすごく脳に負荷のかかることなんです。
なぜかというと、「片づける」という言葉に対して、「どうやって動こうかなぁ~」と考えることだけでしんどくなるという事が起こります。
特に発達障害グレーゾーンの子どもは脳に負荷がかかることを過剰に嫌がります。
家族で気持ちよく過ごすために服の脱ぎっぱなしは今すぐ解消を!
脱いだ服類がリビングに脱ぎっぱなし、飲食後のゴミやコップがそのままソファの下や上にある状態など、その場所に放置されたままだと、周りにいる家族が過ごしにくく嫌な気分になりますよね。
そしてそのままにしている発達障害グレーゾーンの子どもに対して家族のイライラが募り、次第に怒ってばかりという状況が続くのはとても悲しいですね。
脱いだ服は決まった場所に置く、食べたものを片づける、一緒に住んでいるもの同士みんなが楽しく過ごせるようになる、そんな日常をいち早く迎えたいですよね!
そしてそれは人として本当に大切なこと。
だから、そこに到達するために服の脱ぎっぱしなどそのままにする、という状態は今すぐ解消させましょう!
服を脱ぎっぱなしにしていた子が魔法のように動き出すその方法とは?!
魔法にかかったの?!と感じるぐらい、発達障害グレーゾーンの子どもに届く声かけの仕方や方法をお伝えします。
それは「片づける」という動作を分解して指示することです。
例えば、服を脱ぎっぱなしでソファに座ってTVを見ている子には、TVを見終わった後などタイミングを見計らい、
「ソファから立って~」
「目の前の脱ぎっぱなしの服を持って~」
「右にある黄色いカゴに入れて~」
と、1つ1つの動作を指示します。
「片づける」という動作を分解して伝えることで、理解がしやすくなり、脳への負荷が軽減され、発達障害グレーゾーンっ子がスーッと動き出します。
ではその時の注意点として、
・笑顔で呼びかけるなど視覚的に示す
笑顔で!ゆっくりと!優しい声で!本人の近くに行き、顔が見える場所から声をかけます。
耳からの情報が入りにくいタイプの子は視覚的な声掛けで、とても伝わりやすくなります。
・指示に従わなくても同じトーンで繰り返す
指示に従わない場合も、笑顔で!ゆっくりと!優しい声で!呼びかけ続けます。
発達障害グレーゾーンの子どもは、非言語的な情報にとても敏感なので、指示出しをしている時は、好ましい行動をしていない時が多いのでイライラしたり怒ったりしないでくださいね。
親の言うことを聞かない~!と嘆いているあなた!その子に届く声かけを試してみてください。
そしてスーッと動く我が子をたくさん褒めてあげてくださいね。
執筆者:桃井ひかり
(New Mammyアンバサダー★)
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