行ってきていい?ではなく、もう決まっていた約束
学校では周りのことが気になってしまい、疲れを溜めがちな娘。
帰宅後はグッタリすることもありました。
同じ習い事の1つ年上、気が合う仲良し6年生女子の友達と、共通の推しが主演する映画を見に行く約束をしていました。
いつも習い事の練習を頑張っている2人にとって、ご褒美です。
それぞれのお母さんに確認をとる前に、自分たちで予定を調整して約束をしていました。
不安な子どもからのお願い
2人で遊びに行く約束をしてからというもの、会うたびに、どこの映画館にする?
お昼ご飯一緒に食べていいかな!プリクラとりたいね!と計画を楽しみにしていました。
約束の日は大型台風の影響で天気が心配でした。
子ども同士で、当日朝から雨ならば予定を延期する話を進めていましたが、ずっと楽しみにしていた計画です。
行きたい気持ちから、映画チケットを事前にネットで買っておいてもらいたいと頼んできました。
女子2人でのお出かけ、せっかくだから行かせてあげたいと思いました。
子どもの成長のチャンス
小学校高学年女子、親が用意したモノを受け取って楽しむのではなく、自分で考えながらプランを立てて楽しむことを体験してほしいと考えました。
そこで、延期の可能性も考えての映画チケット購入を考えてみては?と提案をしました。
あれやりたい!これやりたい!という気持ちがでてきても、物事を深く考えがちで先を見てしまい、不安から「やっぱり、いいや…」という娘。
好きなことを原動力にして、映画を見るまでの行動も楽しんでやってもらいたい!と考えました。
不安をなくして行動力アップの秘策
娘の行動力アップのために、見通しを伝えることを徹底しました。
今回、予約をするデメリットをおだやかな声でゆっくりと説明。
翌日のお天気により延期の可能性もあったので、予約をしてしまうとキャンセルの可、不可が分からないこと、一緒に行くお友達の分を一緒に支払っていいのか確認していない。
お互い別に事前予約では席が隣にできる保証がないと、見通しを説明しました。
すぐにチケット購入してもらえないことで反抗的な態度をとることもなく、穏やかに聞き、説明を理解しました。
言うことをきかない年頃になってきたな、と感じていましたが、帰りの時間は何も言わずとも17時前には無事帰宅しました。
小学校高学年女子の世界から1歩離れる
先の見通しを伝えることで、抱えている不安を軽くしてあげることができます。
すると、ポンと1歩を踏み出して行動しやすくなりました!
思春期の高学年女子には、いろいろ言いたいことはグッと堪えて子どもに任せました。
自分で考え、決め、推し活体験は大成功となりました。
この秘策、ぜひ、やってみてください!
執筆者:小林愛
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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