5才発達ゆっくりキッズの困った!の代表「癇癪」
楽しく園で過ごしてきたはずなのに、家に帰った途端、疲れたー!着替えないー!全部イヤー!と何をしても拒否し、癇癪を起こしてしまうということはありませんか?
体もそこそこ大きくなってきて暴れると大変。声も大きくて近所迷惑も気になる…という状況になり、続くと母の気持ちも疲れがたまり、何が嫌なのか、きちんと言葉で伝えてくれたらいいのに、と思いますよね。
発達ゆっくりちゃんは外でがんばりすぎる。HSC気質やASDグレーの特性
ひといちばん敏感な子・HSC(Highly Sensitive Child)の気質を持つ子やASD(自閉症スペクトラム症)の特性を持つ子は、集団での生活にストレスを感じやすいです。
HSC(Highly Sensitive Child)の気質をもつ子は
・新しい環境が苦手
・過剰に刺激を受けやすい(音・光・感触)
・共感力が高く感情の反応が強い
・叱られたら必要以上に落ち込む
ASD(自閉症スペクトラム症)の特性を持つ子は
・お友達のコミュニケーションをとることが苦手
・一つのことに集中しすぎて周囲が見えなくなる
・感覚過敏があり肌にふれるものにこだわりが強い
という特性があります。
これらの特性はワガママではなく、親の育て方が原因でもなく、生まれ持ったものです。
グレーゾーンの子は無理に周りに合わせようと精一杯頑張るため、脳にかかるストレスが大きいです。
知らず知らずの内にストレスがたまり、成長とともに行き渋りや不登校という二次障害としてあらわれる可能性があります。
また、癇癪を起こしているときは脳に酸素がいっていない状態。
発達をさまたげることになりますので、早めの対処が必要です。
発達ゆっくりな年長さんも今からの準備で入学も安心
小学校では新しい環境になり、親子ともに不安も強まる時期になりますね。
ママが脳科学的な声かけで子どもの成長をサポートできたら、3ヶ月で子どもの脳は変わります。
5才発達ゆっくりキッズも、今から準備をしておけば、小学校の入学を安心して迎えられます。
ママの3Sが発達ゆっくりちゃんの言葉を引き出す
発達ゆっくりちゃんが癇癪を起こさず、気持ちを言葉で伝えてくれるコツ!
まず、癇癪を起こしているうちは言葉は届かないので、スルーして見守りましょう。
落ち着いたころに、1対1でママとゆったり会話できる環境を整えます。
その時にぜひマスターしてほしいのが、『3S』です!
Smile:笑顔で
Slow:ゆっくりと間をとって
Sweet:優しい声で
大きな声だと威圧感がでてしまうので、近づいて、ささやくような声で伝えるのもポイントです!
「○○ちゃん、きょうもいっぱいあそんだね」
「どんな楽しいことしたの?」
「ごはん、おいしいね~」
など、日常会話も3Sを心掛けて使ってみると、子どもも心も落ちつき会話が楽しくなり、言葉で伝えてくれることも増えてきます。
そしてママとの会話が自信となり、集団生活でも言葉でコミュニケーションがとれるようになっていきます。
執筆者:浅田みほ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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