思いどりにならないとすぐ人のせいにする、癇癪が起きるお子さんには?
なぜママの声かけだけで子どもの癇癪がなくなるのか?
というお話をしていきます!
お子さんがちょっとしたことでイライラしたり、癇癪を起こしたりしていませんか?
特に、思い通りにならないとすぐ人のせいにする!すぐに癇癪が起きる!というお子さんには今すぐママの声かけを変える!という対応が必要になってきます。
癇癪の背景には脳の特性が!
なぜなら、すぐ人のせいにする子の癇癪の背景には、
強いこだわり、
感じ方(認知)のズレ、
聞く力の弱さなどの
「脳の特性」が隠れていることがほとんどだからです。
また、幼児さんの脳は感情を受け取る脳の器がまだ小さいため、
「怒りを我慢しましょう」
「怒る必要があるのか考えましょう」
といった心理的アプローチでは癇癪の問題は解決しません。
ひどい癇癪がおきているお子さんの脳の中で起こっている問題は 大きく分けると3つに分けられます。
①情報の受け取り方の問題
②処理の問題
③思いを外に出していくアウトプットの問題
ママの声かけを変え、1つ1つの問題を解決することで幼児の癇癪を元から断ち切ることができるようになります。
しかも、脳は繰り返しを学習しやすい構造になっているので、 癇癪の問題だけでなく、「脳の特性」へのアプローチは幼児期に着手することがとても重要なのです。
ママの声かけだけでできる「脳科学的なアンガーマネジメント」とは?
ママの声かけだけでできる「脳科学的なアンガーマネジメント」ってどんなことをするのでしょう?
それはまず、「癇癪」は「癇癪」に対応しない! ということ。
「癇癪」は起こるべくして起こってしまっているため、起こってしまった「癇癪」にどう対応しようかという考え方は今すぐに捨てて、
「癇癪」どうしよう!
の視点ではなく 「癇癪」が起こっているお子さんの「脳を育てる」にはどんなアプローチができるのか?
という視点に今日から切り替えていきましょう!
癇癪が起こっていない普段の会話の時に、この2つを意識していきましょう!
どんなわがままも一旦受け止める
ポイントは、ママの思いを「一旦横に置いておく」ということ。
子どもの脳は大人に比べて動く速度がゆっくりです。
なので、頭ごなしに怒らず、一旦「そっかそっか」「そう思うんだね」と受け止める姿勢を見せていきましょう。
そのときのコツは矢継ぎ早にポンポン話さないこと。
キーワードは「ゆっくり」 言葉と言葉の「間」を取りながら、声をかけていきましょう。
「話してくれてありがとう!」と感謝の声かけをすること
こちらのコツは
「話してくれてありがとう」
「ママ嬉しいよ」
「ママはこんなふうに思ったんだ!」
とママの気持ちを語ってあげること 。
実はママの思いを伝えるということの効果として、ただママが自分の思いを伝えただけなのに、
「ママに認めてもらえた!」
と子どもが感じるという効果があります。
ママの気持ちを話してもらった子は、またママを喜ばせてあげたい!
と思う気持ちが芽生えるので、人のせいにする回数がだんだんと減っていきます。
つまり、「癇癪」があるお子さん特に人のせいにするお子さんは、
「脳の特性」をゆるめる声かけが必要!ということ!
ポイントは「癇癪」が起きていないときの声かけです!
ぜひ今日からやってみてください!
執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
幼児期からのアンガーマネジメントについて、詳しくお伝えしています。
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