お友達トラブルが増えた小学1年生に、叱るより育てたい「力加減」と衝動のコントロール

小学1年生になって増えるお友達トラブル。友達のものを触る、壊す、「わざとじゃない!」と怒る姿に悩むママへ。それはしつけの問題ではないかもしれません。行動の裏にある発達の視点を知ることで、関わり方が少しずつ変わっていきます。

小学1年生のお友達トラブル、「わざと」じゃないかもしれません

小学生になってから、なぜか増えていったお友達トラブル。

学校から帰るたびに先生からの連絡で聞くのは、

「今日も友達とトラブルがあって…」
「消しゴムを割っちゃったみたいで…」
「鉛筆の芯を折ってしまって…」

家ではそんなことしないのに、どうして学校では起きるの?

しかも本人は決まってこう言うのです。

「わざとじゃない!」
「触っちゃっただけ!」

先生や周りから見ると、

・乱暴
・意地悪
・物を大切にしない

そんなふうに受け取られてしまう場面もあり、私は何度も胸がぎゅっと苦しくなりました。

「どうして同じことを繰り返すの?」「もう1年生なんだから、わかるでしょ?」そう思って叱ってしまったこともあります。

だけど、そう言いながらも心のどこかで、ずっと引っかかっていました。

「本当に、わざとやっているのかな?」

「まだ小さいから」で終わらせない!
脳科学で子どもの自律を育てる
今日から始める新しい関わり方
↓↓↓

お友達トラブルの「触りたくなる・壊してしまう」その行動と衝動性の関係とは

小学1年生のお友達トラブルの中で、

・文具を触りたがる
・消しゴムを割る
・鉛筆の芯を折る

こうした行動が繰り返し起きる子には、「衝動性」と「感覚の未発達」が関係していることが多くあります。

興味を持つと、体が先に動いてしまう

衝動性が強い子は、「気になる!」「触ってみたい!」と思った瞬間、考える前に手が動きます。

これは

・ルールを守る気がない
・人の物を大切にしない

のではありません。

脳のブレーキ機能が、まだ発達の途中なだけなのです。

だから「考える前に手が出る」ことが、今は起きやすいのです。

大人なら当たり前にできる「見るだけで我慢する」「触る前に一呼吸おく」これが、実はとても高度なスキル。

小学1年生、特に発達に凸凹のある子にとっては、まだ練習中の段階なのです。

力加減がわからないのは「不器用さ」ではない

もう一つ大きなポイントが 手先の皮膚感覚。

消しゴムを割る
鉛筆の芯を折る

これも「乱暴だから」「雑だから」ではありません。

指先の感覚が未熟だと、

・どのくらいの力で触ればいいか
・どこまでが「安全な力」なのか

が、体の感覚としてまだわかっていないのです。

だから子どもからしたら、「普通に触っただけ」「いつも通りだった」嘘をついているわけではなく、 本人の感覚では本当にそうなのです。

なぜ今?小学1年生の今だからこそ育てたい「力加減」と体のコントロール

「成長すれば落ち着く」私はそう思いながら過ごしてきました。

発達科学コミュニケーションに出会い、小学1年生の今だからこそ、意識して関わってあげたい理由があることを知ったのです。

お友達関係は、これからどんどん複雑になる

学年が上がると

・物の貸し借り
・グループ行動
・暗黙のルール

が増えていきます。

今は「まだ1年生だから」で許されていることも、少しずつ通用しなくなっていく。

その前に、「自分の体をコントロールする感覚」を育てておくことが、とても大切です。

皮膚感覚は、後からでも育てられる

力加減は「気をつけなさい!」と叱るだけでは身につきません。

だけど安心してください。

皮膚感覚は、これから紹介する親子の関わりの中でしっかり育てられます。

しかも、

・親子の楽しい時間
・成功体験の積み重ね

として取り入れられるのが大きなメリットなのです。

お友達トラブルを繰り返さないための家庭での関わり方

「わざとじゃない」を大人が理解する

まず一番大切なのは、ママが「この子は困っているんだ」と理解すること。

「またやったの?」ではなく、

「本当は友達を傷つけるつもりではなかったんだよね。」

この視点に変わるだけで、関わり方がガラッと変わります。

本当はどうしたかったのか、気持ちを受け止める

トラブルのあとこそ、チャンス。

「触りたくなったんだね」
「気になったんだね」

と、行動の奥にある気持ちを言葉にしてあげてください。

否定されない経験が、次の「我慢」につながります。

遊びながら、手先の皮膚感覚を育てる

おすすめは

・粘土遊び
・クッキー作り
・パン生地こね
・スライム

ぎゅっと押す
やさしく丸める
ちぎる

「このくらいがちょうどいい」という感覚を体に教えてくれます。

なかでも、クッキー作りなんかは、親子で楽しい時間を過ごし、さらに「美味しいくできた!」と成功体験も感じやすいので、休日の日などはとてもおすすめです!

こうした関わりを続けていく中で、学校でのトラブルが 少しずつ減っていく子も少なくありません。

もし今 「 またトラブルを起こした」「 どうして同じことを繰り返すの?」と苦しくなっているなら、その気持ちはとても自然です 。

お友達トラブルは、子どもが「人と関わる力」を学んでいる。その途中で起きるもの。

失敗ではなく、育ちのプロセスです。 叱って止めるより、整えて経験を積ませる。

その積み重ねが、人との 距離感や力加減を少しずつ子どもの中に育てていきます。

子どもが関わり方を知ることで、子どもは安心して、次の一歩を踏み出せるようになります。

執筆者:華田さち
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)

タイトルとURLをコピーしました