外ではいい子なのにママにだけ癇癪が増えた小3の娘
我が家の娘は外では穏やかで、いわゆる手のかからない子でした。
学校でも問題なく過ごしていて、先生から困りごとを聞くこともありませんでした。
けれど家では、私にだけ強い感情をぶつけてきました。
低学年の頃、
「毎日学校に行っている私は何も言われないのにどうして時々来る子は褒められるの?」
「私はテストで85点以上とってるのに、なんで70点とった子がご褒美もらえるの? 」
そんな言葉を言われたことがありました。
その時には私は共感して褒めていました。
しかし、日常になると毎日学校に行っていることが私の中で当たり前になり、運動会や発表会など特別な時にだけしっかり褒めていたのです。
癇癪は徐々に増えていきました。
しかもパパが夜勤でいない日にばかり癇癪をおこすのです。
娘の様子に違和感を感じながらも、
「考えすぎかな」
「そのうち落ち着くかな」
「もっと厳しくしたほうがいいのかな」
と考えていました。
周囲からも
「大丈夫」「普通だよ」
「むしろ甘いくらいだよ」
と言われていたからです。
私の対応も、一般的には間違っていなかったと思います。
それでも小3になる頃には、癇癪は週3〜4回に増えました。

そして、
「やらない」
「私には自慢できることや得意なことが何もない」
と言葉にするようになりました。
そのとき、私ははじめてこのままではいけないと思いました。
癇癪そのものよりも、 娘が「私は何もない」と信じていることのほうがショックだったんです。
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手がかからない子ほど見落とされやすい理由
しっかりしている子は、周りをよく見ていて、できることが多い子です。
そのため
・できて当たり前と思われやすい
・頑張っても目立ちにくい
・弱いところを見せにくい
という状態になりやすいのです。
外では頑張っている分、 家でだけ感情があふれることもあります。
癇癪は困った行動に見えますが、
「私はちゃんと見てもらえている?」
「私はこのままで大丈夫?」
そんな気持ちのサインとして出ている場合もあります。

だからこそ、外で困っていないからといって様子見してしまうと、子どもの中でモヤモヤが大きくなってしまうことがあります。
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小3は「私はどんな人?」を考え始める時期
小3頃になると、子どもは友だちと自分を比べ始めます。
今までは横並びに見えていたことも、
「誰が上手か」
「誰が得意か」
「私はどのくらいできるのか」
そんなふうに、自分の位置を考え始める時期です。
それまでは「みんな同じくらい」と感じていたことも、 少しずつ違いが見えてきます。
すると
「○○ちゃんは運動が得意」
「○○くんは勉強ができる」 と
周りを見ながら、
「私は何もない」
「私は下手だからやらない」 と
自分で決めてしまうこともあります。
この思い込みがそのまま残ると、 挑戦する前からあきらめる子になってしまうことがあります。
小3は、自分への見方が少しずつ形になっていく分かれ道です。
だからこそ、このタイミングで関わりを見直すことが大切なのです。
関わりを見直す第一歩は「できている」に目を向けること
私が変えたのは、やり方よりも“見る場所”でした。
それまでは、どうしても 癇癪 文句 困った行動 に目が向いていました。
ですが、日常の中には当たり前にできていることがたくさんありました。
「起きてきたね」 「準備したんだね」 「調べているんだね」
評価を足さず、ただ事実を伝えるようにしました。
最初は反応もありませんでした。
「できて当たり前だし」と言われることもありました。
そんなときは無理に続けず、 別の場面で伝えるようにしました。
続けていくうちに、娘の表情は少しずつやわらぎました。
週3〜4回あった癇癪は、 月1回あるかないかに減りました。
そしてある日、 「○○やってみようかな」 と娘が言ったのです。

外ではいい子なのに、ママにだけ癇癪が増える。
その違和感は、考えすぎではありません。
小3は、友だちと自分をくらべ始める時期です。
「私は何もない」と思い込む前に、関わりを見直すことが大切です。
まずは、できていない部分ではなく、 日常の「できている部分」に目を向けてみてください。
それが、癇癪を少しずつ減らし、 わが子の安心と自信を育てていくことにつながります。
執筆者:森崎こころ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)



