子どもが朝から不機嫌イライラMAXになっていませんか?
朝から不機嫌で、イライラモード全開の子どもに、家族みんながいや~な雰囲気になってしまっていませんか?
わが家には小学6年の息子がいるのですが、息子は朝起きるとなぜかイライラしていることが多くありました。
暴言を吐き、ひとしきり文句を言ったあとは、ベッドでダラダラし、なかなか学校に行かない、ということが日常でした。
いやなことがあったからイライラし不機嫌になる、というのなら理解できるのですが、朝起きた瞬間から怒りMAXなのです。
「なんで怒ってるのよ!」と問いつめたり、「怒らないでよ!」と怒りをおさめようとしても、子どもの怒りのパワーは増幅するだけでした。
そうすると、家族みんながイライラモードになり、「息子が怒るから家族の雰囲気が悪くなる…」と息子を恨む気持ちまで芽生えていました。
「なんかヤダ」で不機嫌に…
発達障害・グレーゾーンの子ども、特にADHD(注意欠陥多動性障害)タイプのお子さんは、些細なことでカッとなりやすい傾向にあります。
ありあまるエネルギーを自制する機能がうまく働かず、さまざまなことでイライラしてしまいます。
さらに、見通しが立てにくいという特性もあるため、今日、自分のやることがよくわかっていないことがあります。
「授業ではあれとこれが必要」とか「あの課題を早めに終わらせておこう」などと考えることが難しいのです。
そのため、ただ漠然と「めんどくさい」「やだな」という感情だけが残ってしまうのです。
また、「めんどくさい」「やだな」というネガティブな感情が残りやすいという特性もあり、その感情に支配されてしまうので、朝起きた瞬間から不機嫌になりやすいのです。
前日からの準備で、家族みんなが朝からゴキゲンになれるダンドリ【夜編】
朝起きたときに、ネガティブな感情のスイッチを入れないために、前日からポジティブな感情のスイッチを入れるようにします!
前日にやっておく段取りは、3つです。
翌日の朝ごはんを決めておく
朝起きたら〇〇を食べる、ということが明確になることで、先の見通しがしっかり立ち、心の安心材料になります。
ぜひ子どもの食べたいものを聞いてみてください!
わが家の場合は「おにぎり」ということが多いのですが、「インスタントラーメン」ということもありました。
朝から!?健康に悪そう…と思いましたが、「お味噌汁のかわりに、みんなで少しずつ食べよう!」と提案したら、いいねいいね~!と受け入れてくれました。
いつもと違う朝食というのも新鮮で、子どももワクワクしてきます。
翌日の楽しみを見つけておく
「楽しみ」というと、何か大それたものを準備するのかというと、そうではなく、小さな楽しみを、できたらたくさん見つけ、それを予告します。
「明日天気が良くなるんだって!」
「明日楽しみにしてた〇〇がテレビであるね!」
普段毎日していることでも、それが子どもの楽しみであれば伝えていきましょう!
「あのゲーム、明日は〇〇までクリアできるようにがんばって!」
など、子どもの楽しいことに共感していくことも大切です。
いい気分で1日を終える
イライラと不機嫌になりやすい子どもは、朝だけということもなく、きっと1日中かもしれません。
夜、寝る前にもゲームをいつまでもやめなくてバトルになってしまう…なんてこともあるかもしれません。
「もう知らない!勝手にしなさい!」と言い残して、そのまま1日を終えるのではなく、「おやすみ」と笑顔で言って1日を終えたいですよね。
ゲームなどやめられない場合、無理にやめさせず、先の項でお伝えした翌日の楽しみを切り出して、行動の切り替えを促します。
「明日の朝ごはん、何がいい?」と、気持ちを今から明日に向けていきましょう!
前日からの準備で、家族みんなが朝からゴキゲンになれるダンドリ【朝編】
朝起きてからの段取りも3つです!
「おはよう」の挨拶
朝起きた瞬間から不機嫌だと、声をかけづらいときもあります。
激しく怒りをぶつけてきた時でなければ、穏やかな声で「おはよう」と声をかけましょう!
「いつも不機嫌な息子!」というレッテルをはがして、声をかけてくださいね。
もし、激しい怒りを出してるときは、そっとしておき、おさまったら何事もなかったように「おはよう」と声をかけましょう!
ポイントは「穏やかな声」と「スマイル」です^ ^
前日決めた朝ごはんを食べる
そして、前日決めた朝ごはんを約束どおり食べましょう!
いつもママが子どもを起こしているなら「朝ごはんは〇〇だよ~!」と声をかけるのも効果アリです!
ネガティブな感情のスイッチが入る前の声かけが大事です。
また、前日にメニューを決めておくことで、朝起きてから「何にしよ~…」と考える必要がないので、ママも楽チンですね!
前日確認した「楽しみなこと」をもう一度確認する
そしてもう一つ。
前日に確認した楽しみなことを、「今日は〇〇だったよね!楽しみだね~」と再度お話をします。
ずっと前から楽しみにしていたことであれば忘れずに、それこそ朝起きた瞬間から「今日は〇〇だ!」と子どももワクワクしながら目が覚めるかもしれません。
ですが、日常の些細な楽しみくらいであれば、忘れてしまいがちです。
なぜならネガティブな感情の方が残りやすいやすいからです。
だからこそ、朝起きたときに、もう一度伝えてあげることで、子ども「あー、そうだそうだ。そうだった!」と楽しいことでいっぱいの脳になっていきます。
毎朝、笑顔で1日のスタートをきっていきましょうね!
執筆者:津森あかね
(New Mammyアンバサダー★)
イライラばかりの生活から穏やかな生活にチェンジするヒントがあります!
▼無料メール講座の登録はこちらから