あちこちにある暴れるきっかけ。育てにくい子に悩むお母さんへ!癇癪のときに効く肯定の褒め方があります!

幼児期、繰り返す激しい癇癪に、わが子を育てにくいと感じていらっしゃるお母さん。お子さんが大暴れのとき、どうしたらいいのかお困りではありませんか?泣き止んだ瞬間が穏やかな脳を育てるチャンスです!

お母さんは頑張ってます!発達でこぼこのお子さんの激しい癇癪

幼児期の癇癪に、発達でこぼこが加わると本当に大変です!

公園、幼稚園、ショッピングモール等、あらゆるところに、お子さんにとって自分のやりたいことが叶わない「癇癪のきっかけ」があるからです。

ひっくり返って泣き叫んで大暴れ。

お母さんだからといって、どうすればいいのかの答えを必ず持っているわけではありません。

今は中学生になった発達でこぼこ息子を持つ私もその一人でした。

こんなとき、むしろ泣きたい、助けてほしいのはお母さんですよね。

いろんな方法を試し、あちこちに相談し、ネットで探してここにいらっしゃった、お子さんに一生懸命向き合っていらっしゃるお母さん。

まずは、いつも本当に!頑張っているご自身をたくさん褒めてください!!

癇癪の繰り返しが癇癪を起こしやすくし、どんどん育てにくい子に!

癇癪の問題点は「繰り返すこと」です。

発達でこぼこのある子はこだわりが強く、さらに言葉で自分の想いを伝えることが苦手なため、癇癪を起こすきっかけがあちこちにあります。

「自分のやりたいことが叶わない→泣いて暴れる」という行動を繰り返すことで、癇癪の脳の道をどんどん強化してしまうのです。

草が生い茂った山道に、たくさんの人が通ると、けものみちができあがっていくように脳の道も使えば使うほど、広くとおりやすい道となります。

脳は通りやすい道を選ぶため、なにか嫌なことがあると「泣いて暴れる」ことしかできなくなり、お子さん自身もコントロールができません

このようにどんどん育てにくい子になってしまい、親子ともに苦しくなるのです!

癇癪を起こさない脳を作る2つのポイント

愛のあるスルーをしよう

もし癇癪が始まったら、愛のあるスルーをしましょう。

これは冷たいスルー放置ではありません!
癇癪のパワーにお母さんの気持ちも巻き込まれないようにするためです。

暴れているお子さんから少しだけ距離を取ります。目の届くところ、数秒で十分です。

子どもの癇癪パワーはすさまじいので、全部の息を吐きだします。

気持ちはいっぱいいっぱいかもしれませんが、今までとは違うお母さんでいきましょう!

「お!現れたな、癇癪星人!」くらいの余裕を心に、
「お母さんはそんな手にはのらないぞ!」の姿勢です。

そして、泣き止む瞬間を作ります!

たとえば、お子さんが訴えていることと違うものに気を引きつけるため、お母さんがそれに夢中になったフリをします。

ショッピングモールなら、他の商品、公園なら、遊具や他のおもちゃを見て、
何かとびっきりのものを見つけた感じで、こんな風に!

「わぁ、これいいなぁ!」
「え!これってなんだろう??」
「あ!!〇〇!!(お子さんの大好きなキャラクターの名)」

外なら、風船、シャボン玉、子どものお気に入りグッズが有効です。

一瞬、子どもが泣くのを止めた瞬間を作り出せたらあと一歩です!

泣き止んだらすかさず肯定!「暴れない」新しい道ができる!

この瞬間だからできる、重要な声かけがあります!

それは、お子さんが泣き止んだことを肯定して褒めることお母さんがこのチャンスを逃さないようにすることです。

その場ですぐに、暴れていた動きをとめられたこと、泣きやめたこと大げさに、たっぷり褒めてあげてください!

癇癪をやめたら褒められる!お母さんが喜んでくれる!

暴れない方がいいという新しい穏やかな道がお子さんの脳につくられます

「あれ!自分で泣きやめたね!!頑張ったね!難しいのに、暴れるのやめられたね!!」
「お母さん、嬉しいよ!!」
「〇〇くん(ちゃん)、かっこいいなぁ!!大好きなヒーローみたいだね!!」

こんな風にお子さんに一番伝わる褒め方を選んでみてください。

あなたは素敵なお母さんなのです!

最後に、ここが本当に大切です!

お母さんもご自身を褒めてください!激しい癇癪に負けずにお子さんを褒めることは、簡単ではありません!

子どもの癇癪が起こったとき、私はとても冷静になんてなれませんでした。それはどうしたらいいのかわからなかったからです。

知っていたら、何をすればいいかがわかり、お母さんの安心や心の余裕に繋がっていきます。

まずは、この第一歩をやってみてください。癇癪の終わり方がとても大切なのです。最初からうまくいかなくても大丈夫です!

繰り返すことで穏やかな脳の道も少しずつ強化されていきます。

諦めないで!私たちと一緒に、お子さんが生きていく上でとても大切な穏やかな脳の道をたくさん作れるお母さんになっていきましょう!

執筆者:原田しず
(New Mammyアンバサダー★)

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