すぐに癇癪を起こして片付けができない子ども
子どもにいくら「片付けなさい」と言っても、お片付けが大大大っ嫌いで子どもが思うように動いてくれない、ママはたいていイライラモードに突入でしょう。
怒鳴ったり、急かしたりすると子どもはますます動かず、それどころか大癇癪を起こして片付けができない!
ママは子どもと一緒になって怒り大爆発!ということはありませんか?
結局家の中は常に片付かない、 ママはイライラしながら文句と嫌味を言いつつ片付けることになりウンザリする…。
年長さん女の子のママAさんもそんなお一人です。
Aさんの娘さんは、思い通りにならないとすぐに機嫌が悪くなったり、癇癪を起こしたりします。
お片付けは大大大っ嫌いで癇癪を起こし、片付けができない子どもでした。
家の中はぬいぐるみが散らかり放題でした。
片付けができない子どもの癇癪は「脳の負荷が高い」と翻訳すべし
「片付けなさい」という指示は、大人なら多くを説明する必要はありません。
しかし、小さな子どもの脳には抽象的すぎて、具体的に何から始めていいのか理解できず、脳に負荷がかかります。
「片付けなさい」という抽象的な声かけは、脳が段どりを組まないといけないので、子どもが面倒になり動かない、それどころか癇癪を起こしてしまうことになります。
癇癪を起こして片付けできない子どもがサクサクお片付けができるポイントは、
癇癪=脳の負荷が高い!と翻訳することです!
子どもが癇癪を起こしている時の脳の負荷をなくしてあげよう! ということなんです!
これができるようになると、癇癪を起こさずにできることがどんどん増えていきます!
片付けができない子どもが癇癪ゼロでサクサクお片付けする秘策
「お片付けの時の脳の負荷をなくしてあげよう!」は、お片付けを『分解しよう!』ということです!
1)「おかたづけしよう!」でスっと動く子
「おかたづけしよう!」でスっと動く子は、「おかたづけしよう!」の声掛けだけでOKです!
2)「おかたづけしよう!」でスっと動けない子
「おかたづけしよう!」でスっと動けない子は、お片付けの段取りがまだ脳にインプットされていないのでママが分解してあげましょう!
Aさんはとっても上手にお片付けを分解して、お子さんの行動を引き出していました。
Aさんは、こんなふうに分解されていました。
①「ぬいぐるみかたづけしよう!」
これで動かないようだったら
②「ミッキーのぬいぐるみかたづけよう!」
これでも動かなかったら
③「ミッキーのぬいぐるみを拾おう!」
④「ミッキーのぬいぐるみを棚の上に置こう!」
お子さんがスッと動けるところまで分解してあげてください!
この方法で、ぬいぐるみが散らかり放題だったAさんのお家はとってもスッキリ!
思い通りにならないとすぐに機嫌が悪くなったり、癇癪を起こしていた娘さんも 癇癪を起こすことも、機嫌が悪くなることもなく、 すぐに「はーい!」とお片付けができて、Aさんはびっくりしてしまったそうです!
皆さんもお片付けのイライラからは解放されたいですよね〜!
片付けができない子どもには、スッと動けるところまでぜひ分解して声掛けをしてくださいね!
執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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