脳科学的アンガーマネジメントを叶える!子どもに“叱る言葉”が届く「注目の仕方」教えます

「怒らない脳を育てる叱り方」の記事を読んだけれど、子どもが癇癪ばかりで「叱るのは無理!」と思っているママはいませんか?癇癪により感情の脳が興奮すると理性的な「聞く脳」が働きづらくなります。「注目の仕方」で脳を整えるとママの叱る声が届きます!

子どもが癇癪ばかりで子どもを叱るなんて無理!と思っているママ

子どもを叱りたいと思っても、叱ると癇癪を起こしたり、その後の状態がひどいものになるので叱ることをためらってしまう…そんなことありませんか?

子どもの「怒らない脳を育てる簡単な叱り方」について書いていますので、まだの方はぜひ、こちらの記事をご覧ください!
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子どもの「怒らない脳」を育てる脳科学的アンガーマネジメントの簡単な叱り方3ステップ!

ご覧になっていても、「うちの子はすぐに癇癪を起こすから叱るなんて無理!」と思ってまだ試していないママがいるかもしれません。

ママが毎日の声かけを脳を育てるコミュニケーションに変えるだけで、ママの 「そんなの無理!」「あれ? できちゃった!(笑)」に変わっていくので、ぜひ最初から諦めずにトライしてみてください!

お伝えしていた「叱り方」は脳を少〜し動かしていく方法です。

「叱り方」のポイントとして、まず初めに、脳の受け取り方を整えていくことが大切です!

子どもを叱る最初のポイントは子どもの脳を整えること

脳は大きく2つに分けることができます。

本能的な脳理性的な脳です。

癇癪がおきているときは、本能的な感情の脳が暴れている状態です。

理性的な脳は見る、聞く、理解するなどの機能を司っています。

しかし、癇癪を起こすと本能的な脳が暴れて興奮し、理性的な脳が働きづらくなります

すると、ママのここぞという「叱り」が、お子さんの耳には届かないことになります。

脳の受け取り方を整える、つまり子どもの脳に叱る声が入りやすくなるための準備が必要です!

その準備とは、子どもを認める肯定の注目をすることです。

子どもを認める肯定の注目によって、子どもの耳が開き、ママの声に注意が向きます。

ママの声が耳に入ると、子どもの脳にママの叱る言葉がしっかり届きます。

子どもに叱る言葉が届く子どもの脳を整える「注目の仕方」

ママの叱る言葉をお子さんの脳に届けるために、 脳の受け取り方を整えていきましょう!

その整え方とは、お子さんへのママの注目を

肯定の注目:否定の注目=8:2に整えてほしいんです!

なぜなら、肯定の注目は目減りして伝わり、否定の注目は割り増しで伝わるからです!

ママの感覚で8:2で行っても、子どもはやっと6:4ぐらいに感じています。

では、肯定の注目とは なんでしょう?

肯定の注目とは次のことを指します。

・褒める
・認める
・笑顔を見せる
・うなずく
・肯定的なジェスチャー
・肯定的な語尾
・穏やかな声色
・高いテンション
・子どもの行動の肯定的な言葉化

肯定の注目をしていることを示すテクニックとして次の方法があります。

・褒める
・励ます
・感謝する
・興味や関心を示す
・気づいてると知らせる
・喜ぶ・驚く
・スキンシップ
・ジェスチャー(手をふる、拍手、OKやグッジョブのサイン)
・次の活動に誘う
・同意する

逆に否定の注目は次のような振舞いです。

・注意する
・叱る
・怒鳴る
・説教する
・溜息をつく
・眉間にシワを寄せる
・怒りのオーラ
・落胆を見せる
・吐き捨てる語尾
・トゲトゲしい声色
・低いテンション

まずは肯定の注目:否定の注目=8:23日間やってみてください!

子どもを認める肯定的な注目によって、子どもの耳が開き、ママの叱る声に注意が向いていきますよ。

執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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