嫌なことがあると怒ってママをパンチしてくる息子
母「さぁそろそろおしまいにしよーか!」
息子「嫌だ!まだやるの!」
母「もうできないよ」
息子「やれるよ、だってやれるんだもん!」
母「もう帰る時間だからおしまい」
息子「嫌だーーー!」
こちらへ走ってきて、私をパンチ。
息子「ママが悪い、ママ嫌い!」
母「痛い!ママ何もしてないじゃん。」
息子「ママいや!嫌い!あっちいって」
そう言いながら、泣いてパンチする手は止まらない。
我が家の3歳の息子には発達でこぼこがあります。
診断名はついていませんが、 衝動性が強く、思い通りにいかないとすぐに怒ってしまい、さらには手が出やすいという特徴があります。
私も、だんだんイライラが募り、
「嫌いでいいもん。ママも〇〇くんのこと嫌いになるから。」
と大人気ない対応で応戦してしまう…。
そして後になって、なんであんな言い方したんだろうと一人反省会。
そんな、自己嫌悪の日々が続いていました。
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3歳児の発達段階を知れば対応法がみえてくる!
自分の思いを主張するだけだった2歳のイヤイヤ期を抜けると、だんだんと「がまん」することができるようになってきます。
これが自己コントロール力です。
ただ、この時期の自己コントロール力は芽生えたばかり。
自分のイヤなことを「がまん」することは決して上手ではありません。
さらに、言語発達の面でも成長途中にある3歳は、おしゃべリは上手になってきたけれど、自分の思いを言葉にするということが、まだまだ難しいのです。
実は、こころの中の感情を言語化することは、大人でも苦手な方がいるほど、高度なことです。
つまり、 ”まだやりたい” ”お友だちのものがほしい” など、がまんできないことに対し、うまく言葉で表現できず、その代わりに、大声で泣いたり、手が出てしまったりしてしまう。
ということなんです。
何もなく手を出すということはありません。
そこには必ず、理由があります。
とくに、息子のように衝動性の強いタイプのお子さんは がまんができないと、手を出してしまうシーンが多くなります。
なぜなら、言葉で伝えるよりも、もっと手っ取り早い方法だからです。
もちろん、大人だって、100%自分の欲求をがまんすることなんてできません。
がまんできなくても、癇癪を起こしたり手を出したりする行動はしてほしくない。
できることなら、言葉でその思いを伝え、話合いで解決できるようになってほしいですよね。
まだまだ保育士を通してお友だちと関わることが多い3歳児ですが、4歳になると、お友だち同士での関わりが増えていきます。
だから、今こそ正しい対応方法を知り、自分の思いを言葉で伝えられる練習ができるといいですね◎
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お子さんの本当の気持ちを代弁してあげよう
”がまんができず、癇癪を起こし手が出る”という状況で、どのように対応すればいいのか?をお伝えします。
それは、パンチして怒っている本当の理由をことばで「代弁」してあげる ことです。
まだ、言葉で言い表すことができないお子さんの代わりに、ママがお子さんの気持ちを理解し代弁してあげます。
そうは言っても癇癪を起こしてパンチしている状況では、会話ができません。
お子さんが手を出しているのを止め、落ち着くのを待ってあげてください。
ここで、大事なのは、ママがお子さんの感情に流されないことです!
嫌がらなければ、ぎゅっと抱きしめてあげるのもいいですね。
その間に、お子さんの本当の気持ちを探ります。
「ママ嫌い!」の奥には「もっと遊びたかった」という本当の気持ちが隠れているのです。
落ち着いたタイミングで、
「落ち着けたね」(肯定)
「もっと遊びたかったんだよね」(代弁)
「明日の保育園のあとでまたこようね」(提案)
この対応を繰り返すことで、お子さん自身が自分の気持ちを言語化する練習になります。
我が家の息子も、この対応を繰り返すことで、少しずつ、 「ボク、○○したかったの」 と伝えてくれるようになりました。
どんなお子さんも手を出すこと、癇癪を起こすことには理由があります。
「ダメ!」ではなく、お子さんの気持ちを代弁していけば、手を出す頻度がぐんと減っていきますよ。
ぜひ、試してみてくださいね。
執筆者:山田こはる
(発達科学コミュニケーショントレーナー)


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