「もう、どうすればいいの…」と、朝から泣きたくなっていませんか?
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「早く着替えて!」
「もう時間だよ!」
毎朝、家中にお母さんの怒鳴り声が響き、それに応戦するように子どもの泣き叫ぶ声が重なる…。
そんな「お着替えバトル」で一日をスタートさせていませんか?
「今日はどっちのズボンにする?」
「こっちならかっこいいよ!」
そんなふうに、子どもの気持ちを尊重して、優しく選ばせてあげようと努力しているママも多いはずです。
それなのに、子どもは「イヤ!」「着ない!」の一点張り。
刻一刻と迫る出発の時間。
時計の針を見るたびに、心臓がバクバクして、焦りとイライラが止まらなくなりますよね。
「もう時間がないから!」と、半ば強引に手を貸そうものなら、待っていましたと言わんばかりの激しい癇癪。
「触らないで!」
「自分でやりたかった!」
「もう一回脱ぐ!」
そんな姿を見て、「良かれと思って手伝ったのに、どうしてこんなに怒られなきゃいけないの?」と、情けなさと怒りで目の前が真っ暗になる。
子どもを送り出した後、一人になったリビングで「また怒っちゃった…」と自己嫌悪に陥り、どっと疲れが押し寄せてくる。

「わかる!」
「うちも全く同じです…」
「そう、その『手伝うと怒る』のが一番つらいの…」
そんなふうに思われたのではないでしょうか。
だけど、安心してください。
この朝の地獄のような時間は、あなたのせいではありません。
そして、ある「仕組み」を知るだけで、驚くほど穏やかな朝に変えることができるんです。
怒らない脳を育てる!
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なぜ朝、子供は着替えないのか?脳科学から見る「情報処理」の問題
朝、お子さんがスムーズに着替えない背景には、脳の仕組みに由来する2つの決定的な原因があります。
朝の脳の「大渋滞」
朝起きたばかりの脳は、まだ覚醒しきっておらず「ぼーっとしている」状態です。
このタイミングで「早く着替えて」「ご飯を食べて」と次々に指示を出すと、お子さんの脳内では情報の処理が追いつかず「大渋滞」が起きてしまいます。
脳がパンクしてどう動けばいいか分からなくなっているときに、ママがさらに手を出そうとすると、脳の処理限界を超えてパニック、つまり激しい癇癪へと繋がってしまうのです。

「受け取りモード」による主体的回路の未発達
もしママが毎朝やるべきことをすべて指示し、お子さんがそれに従うだけの状態になっているとしたら、お子さんの脳は常に受動的な「受け取りモード」になっています。
この状態では、自ら考えて動くための脳の回路が育ちません。
さらに深刻なのは、このモードが定着すると、ママの声かけがすべて「指示・命令だけ」と受け取ってしまうことです。
そうなると、ママがかけた何気ない一言が、お子さんにとっては「自分をコントロールしようとする不快な刺激」となり、癇癪の引き金(トリガー)になってしまうという負のループに陥るのです。
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今日からできる!癇癪をゼロにする「朝の着替え3ルール」
それでは、明日からの朝を劇的に変えるための、具体的でシンプルな3つの解決策をお伝えします。
朝やることを「3つ」に絞る
朝は情報量が多い時間帯です。
「顔を洗って、着替えて、ご飯を食べて、荷物を確認して…」と、やることが多すぎると、子どもの脳はパンクしてしまいます。
まずは、最低限これだけは!というタスクを3つに絞ってください。
例えば「着替え」「朝食」「歯磨き」です。
それ以外は「できたらラッキー」くらいの気持ちで、欲張らないことが、ママのイライラを防ぐ第一歩です。
朝やることを子どもと共有する
「次は何?」とママが指示を出すのではなく、子ども自身が「次はこれをやるんだな」と見通しを持てるようにしましょう。
ホワイトボードに書いたり、イラストのカードを使ったりして、ミッションを見える化します。
自分で「次はこれだね」と確認しながら動くことは、子どもの脳にとって大きな達成感につながります。
「できたこと」だけに声をかける
これが最も強力なコツです。
私たちはつい、できていないことに目を向けて「まだボタン留まってないよ!」「靴下が反対!」と指摘してしまいがちですが、それは逆効果です。
「ズボンに足が入ったね!」
「シャツを頭から被れたね!」
そんな当たり前に思える小さな「できた」の瞬間を逃さず、実況中継するように伝えてあげてください。

「ここ、できてるよ!」と教えもらうことで、脳の中に「自分でできた!」という成功の回路が育ち、子どもは主体的になっていきます。
完璧を求めないことが、最高のスタートライン
お伝えした「3つのルール」、いかがでしたか?
「全部一気にやるのは難しそう…」と感じた方もいるかもしれません。
それでいいんです。
大切なのは、いきなり100点を目指すことではなく、「これなら今すぐできそう」という一つからスタートすること。
1日目に全部できなくても、小さな「できた」を積み重ねていくうちに、ママ自身の脳にも「怒らなくても伝わるんだ」という自信が生まれます。
これが「怒らない脳」を育てる第一歩。

そうして、癇癪の負のループから卒業していけるのです。
朝の支度でイライラがなくなるだけで、登園前のバタバタが減り、子どもと「いってらっしゃい」のハグをしたり、ママもゆっくり自分のメイクをしたり。
そんな、穏やかで希望に満ちた朝は、必ず手に入ります。
まずはこの3つのルールから1つ!そこから、新しい未来を描いていきましょう。
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執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)



