スマートスピーカーは便利なだけでなく、家族のコミュニケーションを促すツールとして利用できるってご存じですか?スマートスピーカーを使ってコミュニケーションを促して達障害の子どもの言葉と脳の発達にも効果があると感じた我が家の経験をお伝えします!
スマートスピーカーが我が家にやってきた!
皆さん、スマートスピーカーをご存じですか?
スマートスピーカーはただ音を出すためのスピーカーではなく、人工知能(AI)が搭載されている多機能なスピーカーのことです。
AIが搭載されているからこそ音声を分析したり判断できるため、本体に触れることなく、ハンズフリーでも利用できます。
「使いやすい」「便利」と評判ですよね!さっそく我が家もスマートスピーカーを導入しました。
朝は「おはよう」と声をかけると、今日の天気、気温、ニュースなど、あらかじめ毎日流すように設定しておいた様々な情報が順番に流れます。その音声を聞きながら、朝食の準備をします。
料理をするとき、私はよく鍋をかけたまま忘れてしまうことがあるので、AIスピーカーのタイマーを使います。
料理をしていて手がふさがっていても、声で指示することでタイマーをセットできます。
手が離せないときに動かなくても音声での指示を聞いてタイマーや音楽のスイッチを入れてくれるとは…スマートスピーカーは忙しいお母さんの強い味方です!
発達障害の子どもの言葉や脳の発達にスマートスピーカーが大活躍
我が家の小4の娘は発達障害です。発達もゆっくりな子どもです。
小2のころからスマートスピーカーを使いだして、しばらくすると音楽を聴く以外のことで頻繁にスマートスピーカーに話しかけていることに気づきました。
娘はかなりスマートスピーカーを使いこなしていて、わからない言葉などスマートスピーカーに様々なことを質問するようになりました。
娘の様子をみているとスマートスピーカーを使いこなすことは言葉や脳の発達にも効果があることを感じたのでお伝えしますね!
「質問する力」「聞く力」「伝える力」が伸びる
娘はスマートスピーカーに、大好きなアニメについて質問をしています。
「しずかちゃんのパパの名前は?」
「タラちゃんは何歳?」
と、こんなことを聞いていました。
発達障害の子どもは脳の特性によりさまざまな苦手なことがありますよね。
その一つに、興味があることには取り掛かれるけれど、興味がないことには行動ができないことがありますよね。
質問の仕方が悪いと、スマートスピーカーに「良く聞き取れません」と言われることもあります。
しかし、自分が聞きたくて興味があることだから、スマートスピーカーが聞き取りやすいように、
・ゆっくり言ってみたり
・大きな声で言ってみたり
・同じ意味でも違う言い方で言ってみたり
と娘なりに工夫しています。
相手の事を考えて話そうと「質問する力」と「伝える力」を使っていますよね!
スマートスピーカーがどうしても答えてくれないと私にヘルプを出してくることもあります。そんな時は娘にわかりやすいように私が実際に質問して見せています。
このように手本を見せることでどのように質問したらスマートスピーカーが答えるのか実際に体験から学べますよね。
どうしたらできるのか?説明を「聞く力」も使っています。
話すのが苦手な子どもでもお母さんが上手にサポートして繰り返すことで、だんだんと質問の仕方も上手になっていきます。
同時に言葉もどんどん増えていっていることを実感しています。
「ワーキングメモリ」が伸びる
娘は、スマートスピーカーから得た知識をもとに自分からクイズを出してくるようになりました。
私にクイズを出すために
・言葉を聞き取る
・覚える(記憶する)
・問題を考える
・伝える
といった複数の脳の機能を使っています。
自分が好きなことや興味のあることだからこそよく聞いていて、よく覚えているんです。
このように聞いたことを覚えてアウトプットすることは、発達障害の子どもが低いことが多い「ワーキングメモリ」を高める効果があります。
ワーキングメモリとは作業記憶ともいい、情報を一時的に覚えておく脳の機能のことです。
ワーキングメモリが低いと片付けが苦手だったり、衝動的に怒ってしまうなど困りごとに関係していると言われています。
「考える力」が伸びる
私もよく会話の中で娘にクイズ形式で問題を出しています。その時は選択問題にして、3択クイズにしているからか、娘も私に3択のクイズを出してくれます。
3択のクイズって、正解の他に少し迷うような違う答えをさらに2つ考えなくてはいけませんよね。3択の問題を作るのもかなり「考える力」が必要です。
言葉を選んだり、脳を使うことができるのでオススメです。
スマートスピーカーは令和時代の我が家の物知りおじいちゃん?!
スマートスピーカーを使っていると、昭和生まれの私は「なんて便利な世の中なんだ!」ととても感動してしまいます。
そんな我が家のエピソードをここからはお伝えしていきたいと思います。
2021年2月1日のことです。娘が「明日、節分なんだよ~!」と学校で教わったことを教えてくれました。
私は全く知らなかったので、「そうなの?いつもの節分は2月3日だけどなんでだろう?」と子どもたちと話をしていました。
子どもたちもなぜ2月2日が節分なのかという理由までは知りませんでした。
そこでスマートスピーカーの出番です!「2021年は2月2日が節分なのはなぜ?」と聞いてみました。
「日にちがずれる理由は、太陽を一周する時間が365日ピッタリではないからです。」
スマートスピーカーのこの回答ではなんのことだかよくわかりませんでした…
このような場合は違う質問をしてみます。次に「節分の意味は?」と聞いてみました。
スマートスピーカー:
「節分は名前の通り季節を分けるという意味。立春、立夏、立秋、立冬は季節の始まりの日であるため、それぞれの前日は季節の変わり目に当たり、それが節分だったのです。」
私:
「そうか~、2021年は2月3日が立春なんだね!」
すると娘が「立春ってどういう意味?」と質問しました。
スマートスピーカー:
「暦の上で春が始まる日が立春。立春の前の日が節分です。」
ここで今までの流れを横で見ていた中学生のお兄ちゃんがまとめて教えてくれました。
「2021年は太陽を一周する時間のずれの調整のために2月3日が立春になる。立春から春が始まる。立春の前日の2月2日が節分!」
私と娘:
「へえ、明日から春なんだ!」
「たしかに~!日中は日差しがぽかぽかしてたね~。」
「最近5時ごろでも明るくなってきたよね。」
こうしてスマートスピーカーに何度か質問することで節分と立春の意味と、2021年は2月2日が節分になる理由を知ることができました。
娘は前日にピクニックをしました。その時感じたぽかぽかの日差しや最近の日の長さに春の訪れを体感したことと、節分や立春の知識を結びつけることができました。
今では朝リビングでスマートスピーカーに天気や気温を聞き、それを参考に服装を決めているようです。
服は暖かい服装にするのか薄手がいいのか、傘は持っていった方がいいのか…。自分で判断できるようにもなってきました。
机上の勉強だけじゃなく体験と学びが結びつくと記憶はより強く残りやすくなります。 質問の仕方によってはスマートスピーカーから一度で回答を得られないこともあります。
そういったちょっとした不便もあるからこそ、このように質問を変える工夫ができたり、会話が広がっていきます。
私の子どもの頃、こういった暦や季節の行事のことは同居していたおじいちゃんにが教えてくれていました。おじいちゃんはいろいろなことを良く知っている物知りな人でした。
さて、令和時代の我が家では、スマートスピーカーを導入した当時は夫が単身赴任で不在のため、家にいる大人は私だけ。お母さんである私は、家事と育児と仕事にとワンオペでフル回転の忙しい毎日です。
私が子どもたちにわからないことを質問されても、私のおじいちゃんがやってくれたように一緒に辞書を引いて調べる、というのをその場ですぐにはできないことがよくあります。
食事中の会話の途中で疑問がでてきても、後で調べようと後回しにしているうちに疑問に思ったことを忘れてしまいがちです。
でも、スマートスピーカーがあれば、会話の流れで疑問に思ったことを、さっとその場で聞いてみることもできるのです。
令和時代の今、スマートスピーカーは我が家の物知りおじいちゃんのような存在となっています。
ここまで我が家でのスマートスピーカーの活用法をお伝えしてきました。
スマートスピーカーをリビングに置いただけで、子どもが知りたいことを自分で気軽に調べられる環境ができ、子どもたちも、自分がわからない言葉をよく質問するようになりました。
スマートスピーカーを上手に使うと便利なだけでなく、親子のコミュニケーションツールになります。
スマートスピーカーを楽しみながら活用してみてはいかがでしょうか?
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