発達相談で「様子見」と言われる本当の意味とは?

先週の支援級転籍セミナーで
たくさんのお母さんと会話しました。

そこで
私が気になった言葉があるんです。
それが「様子見」という言葉です。

健診で、子どもの発達に
気になるところがある、

では、発達検査を受けてみましょう、
と言われ、受けました。

検査結果をみて

発達ゆっくりですけれど、
 様子見てください」

と、お医者さんに言われたとします。

多くのお母さんはここで

「うちの子、
 障害とかじゃないんだ、良かった」

と、少しほっとして思うでしょう。

あるいは、学級を決めるとき

「普通級で様子見てみましょう」

お母さんはじゃあ普通級でいいのか、
と思って普通級に入れる

様子見てみたら、
全然ついて行けてなかった!

お母さんは予想外の展開に
愕然としてしまう。

お母さんが子どもを見ていて感じる

「なんかこの子幼いわ」

「育てづらい」

何も解決しないまま、
ただ時間だけ経過させる

その間子どもは
どんどん大きくなっていく
この「様子見」という言葉。

お母さんはこの
「様子見てください」
という言葉の
本当の意味を知っていますか?

この本当の意味は
今の時点で診断付けられるほどの
基準には達していないから

はっきり
基準に達してしていない子にまで、
療育や支援の受け皿がないから

あなたの子は支援対象外だ、
ということです。

そんなこと言えないから

「様子見」という
当たり障りのない言葉で
安心させておいて、お帰り下さい

と言っているじゃないかなって
思うんです。

私は様子見っていう言葉って、
言葉は悪いけれど
便利に使われている
「逃げ口上」だと思うんです。

発達業界で当たり前すぎて
だれも何も疑問を持たないで
使っている「逃げ口上」

様子見て、なんて言われても、
何か月後何がどうなったら
もう一度受診してくださいとか

子どものどんな様子を
どのように観察したらいいか

なんて具体的な指示や説明はなく
ひとこと「様子見」って…

これでこの困りを解消させるには
どうしたらいいかわかる
お母さんがいますかね?

長くなりそうなので、
この続きは次回にさせていただきます!

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